四トロ同窓会二次会 2001年12月24日
まじめな議論・主張・あそび・ぐち・何でも!自由に投稿してください。投稿内容は過去ログに保存します。「赤色土竜新聞」に掲載される場合もあります。
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「北鮮」をめぐって 投稿者:鬼薔薇 投稿日:12月24日(月)23時22分10秒
>まっぺんさま
>かつて(70年代)北部朝鮮労働者国家防衛をスローガンとし、
>韓国のことを「南朝鮮」と表現していた者たちにとっては、
第四インターは、「労働者国家無条件擁護」というトロツキー・テーゼを北共和国にもそのまま適用していたのですね。何がしか北共和国の実態を分析した上でのスローガンでなければ、率直に申し上げて「ドグマティズム」との印象を禁じ得ません。かつての社会党や一時期の共産党などが共通に語っていた「北朝鮮=よい国」像とは整合的でしょうけれど。
60年代前半に「金日成ニセモノ」説を説得的に展開していた玉城素さんの書に接したわたしなどは、あの国の「防衛」を語る気にはとてもなれませんでした。「スターリン主義国家」だからというレッテル貼りではなく(でしたら中国も同じこと)、政権の成り立ちに深く疑問だったためでございます。その後70年代に、「祖国一時帰還」に参加した朝鮮総連の元幹部の方が帰国後に書かれた『凍土の共和国』という衝撃のレポートを読むに及び、疑問は確信に深まりました。あの「共和国」は「革命国家」でも「労働者国家」でもない、異様にまで自閉した個人独裁国家だと。その著者の方、出版後まもなく“消された”とか(この日本でですよ!)。「主体思想」など名称からして怪しげに思いましたが、数年前韓国に亡命した元党幹部知識人の手記を読み、黒田哲学に類似のものとわかりました。
対応する南側の独裁者・バク・チュンヒは、ノ・テウ「民主化宣言」から10年以上経た近年その功績が再評価されているとのことですが、あの凍てついた北体制が崩れた後、いつかそんな「再評価」がキム父子に訪れるのでしょうか。
***
「不審船」、海上保安庁巡視船の砲撃に行き過ぎを見出そうという意見(民主党・菅幹事長など)も、ロケット発射の報道で消えそうですね。海上保安庁としては、先年の能登半島沖で追跡・拿捕に失敗した屈辱を晴らそうと身構えていたのでしょう。それに、ここで海上自衛隊に出てこられでもしたら、海上保安庁としては面子丸つぶれ、という、軍に対する警察としての意地もあったことでございましょう(かつて街頭実力闘争華やかなりし頃の、自衛隊治安出動を警戒して機動隊を強化した警視庁と同じく)。
「不審船」からすれば、機関砲の威嚇射撃と大型船での挟み撃ちに対する「自衛」「正当防衛」といえるのかもしれません。でも、それはいずれかの「国家」の意を呈して言えること。おそらく北共和国はこの船を自国のものとは認めず、「北朝鮮」説には「謀略」説を対置するのでしょう。国籍を隠し、勝つ見込みもないまま銃で反撃し、さらにロケット砲(?)を発射して逃げ続けようとしたのは、撃沈覚悟の自滅路線だったと見えます。一部に報道されているような自沈であったとすると、発見されても捕われる前に痕跡を消して自爆死する「忍者部隊」の行動様式ですね。韓国沿岸で拿捕された潜水艦の乗員は自殺装備をもっていたとか(かつて旧ソ連上空で撃墜されたアメリカ偵察機の乗員もそうでしたが)。
>まったく、北朝鮮も何かんがえてるんだか?
あの「不審船」については、未だ肝心の点が不明のようですね。今朝の新聞は、どこから来た? 目的は何か? なぜ沈んだ? と「3つの謎」を挙げております(日経)。わたしも「北共和国船」を前提に書いておりますが、政府筋やマスコミはなかなか判断に慎重な様子でございます。それにしても船体を引き上げるとなると大変でしょう。
ここ1,2年、在日朝鮮・韓国人世界では、共存と融和が各地で進んでまいりました。今度の事件がそうした動きを逆転させなければよろしいのですが。
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全然関係ない?のかな 投稿者:AIT久我山支部(準) 投稿日:12月24日(月)23時15分35秒
TAMO2さん,みなさんどうも。
>>敵の軍隊をまるごと!味方にしてしまったことですね。
大昔,かの日大全共闘が法学部のバリで機動隊と対峙して一時的に勝利し,
捕捉した機動隊の身ぐるみを剥いだら,そのほぼ全員が日大の2部の学生だ
ったそうです。全共闘は1部だったわけ(2部もいただろうけど)。
つまり,日大生「同士」が闘って血を流していたわけ。
結局日大って,そういう大学だったわけです。東大闘争とかとは全然違う,
ってこと。
..って,ただそれだけの話ですけど。
ちなみに,中国国民党軍もファシスト・フランコ軍も,貧農や労働者出身の
兵士は多かったでしょう。と,無理に結びつけたところで(^_^;;),随分下に
流れたので,シツコク再掲します。明日です。よろしく>ALL
http://mypage.naver.co.jp/durruti/movie2001D25/info.html
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「日本」という枠組み 投稿者:鬼薔薇 投稿日:12月24日(月)23時13分29秒
>TAMO2さま、はじめまして。
みどりのくつしたさん宛てコメントに関連してなのですが。
黒パンさんのご指摘にもありましたとおり、日本の社会運動や革命運動とその思想が「日本」という枠組みの中に強く捉えられてきたことは、やはり負の遺産として直視する必要があろうかと存じます。
かつてアラブへ翔ぶとき重信さんが遺した、「日本語で何回『世界(同時)革命』を叫んでみたところで現実の『世界』に届くか?」というメッセージの印象は今も鮮烈でございます。スペイン革命に参加した日本人がアメリカのジャック白井ただひとりだったという悲しい歴史を左翼の側で塗り替えたのは、戦時下のゾルゲ機関の人々と、そして70年代の重信さんたちだけでございました。<国境>に閉ざされたこの「日本という枠組み」は、左であれ右であれ、ある種の自閉と、それと裏腹な尊大さとを産み出しては運動と思想を根のところで腐らせる病根だったのではないでしょうか。「内ゲバ」という忌むべき行動もまた、この事情と決して無縁とは思えません。
戦後社会運動のなかで「国民的」影響を発揮した「原水爆禁止運動」というものを振り返ってみましても、日本への原爆投下に「天罰だ!」と快哉を叫んだアジアの人々に、「唯一の被爆国」イデオロギーはとうてい届くものではなかったはずでございます。事実、この「唯一の被爆国」ナショナリズムは、強制連行されて広島の兵器工場で働かされ被爆し、敗戦後に帰国したあと白血病に悩まされた在韓被爆者の存在を完全に無視しておりました。「核兵器など沖縄かタイへでも持っていけ!」と叫んだのが、56年砂川基地反対闘争での社会党指導部だったことは有名ですね。村山内閣当事に制定された「被爆者援護法」ですら「国籍条項」付き。それに対して在韓被爆者の方々の粘り強い運動が、ようやくいくつかの制約を解除させて今に至っております。
みどりのくつしたさんは、たぶんお一人で「自由」になられたのでしょう。それは個人として貴重な体験と存じます。それがどのような普遍性を獲得するかは、みどりのくつしたさんよりも、彼のメッセージを受け止める側で考えるべきことに属するのではないでしょうか?
わたしたちの精神を深く規定するこの「日本という枠組み」を内側と外側双方から切り破る努力をそれぞれの「持ち場持ち場」で進めましょう。それは、「広島」を「ヒロシマ」と仮名書きしてみせるような欺瞞にも抗しつつ、日本の社会運動とその思想の自己革新をはかる営みであろうと存じます。みどりのくつしたさんご自身がこの自己革新作業に加わられるかどうか、それはご本人の選択でございますけれど(微笑)。
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書誌情報など御礼 投稿者:鬼薔薇 投稿日:12月24日(月)23時06分13秒
>noiz さま
はじめまして。
『スペイン革命の教えるもの』の件,フォローありがとうございました。わたしが手にしたのは60年代初めでしたので、初版のほうということになりますね。手元にないのが残念でございます。
>黒パンさま
上記書の訳者の方、ご高齢でご存命とのこと、驚きました。ご健勝を祈ります。
黒寛氏がアナキスト連盟の会合に出たとのこと、そんなこともあったのですね。でも、58年といえば第一次ブンド結成の年、時代状況は「非日共系」というだけで寄り合うほど「牧歌的」であったかどうかはわかりません。トロ系ではすでに組織の離合集散・再編が進んでいたのではないかと存じます。そのあたりお詳しい方、こちらに大勢いらっしゃると思いますが。
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では、これにて 投稿者:鬼薔薇 投稿日:12月24日(月)23時04分07秒
>黒パンさま
>鬼薔薇さんが「内ゲバ」・テロリズムを論じるスタンスが、個々の事象をそれぞれ固有
>の闘争として見るのではなく、類型化するための素材としてしか記憶喚起できていない
>のではないかということを指摘しておきます。
わたしの関連発言はご指摘どおり「類型化」にございました。でも、それが事実認識の誤りを正当化することとは思いません。睦月さまのサイトへのご案内、お礼申し上げます。
>睦月さま
サイトお邪魔させていただき、貴重な資料拝見させていただきました。
わたしの関連発言は、最初のコメントでご指摘のとおり「本論」ではございませんが、一方での「テロ反対」の風潮、他方で「内ゲバと強姦とは暴力で同じ」との趣旨のご発言をみるにつけ、政治のなかでの暴力を「暴力一般」という抽象に解消させる傾きを感じましたため、それへのひとつの「歯止め」のつもりで注釈的に置いたものでございました。
拙発言の「本論」はあくまで「内ゲバ」にございます。「類型」議論に意義ありやなしや、また論点が「行動者の心情」にありやなしや、その種の議論をこの場でさらに繰り広げるのはさし控えたく存じます。
適切なコメントに、あらためてお礼申し上げます。m(__)m
※早大の「川口君事件」に関するご言及、党派の組織的・政治的利害が産み出す「非人
格的」力学というもののデモーニッシュな意味合いを鋭くご指摘と思いながら拝読い
たしました。
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いやあ、おっしゃるとおりですが 投稿者:TAMO2 投稿日:12月24日(月)22時42分41秒
すえいどんさん、恐れ入ります。そして、毛沢東が偉大だったのは、敵の兵隊の出身階級に
注目し、敵の軍隊をまるごと!味方にしてしまったことですね。そのためには、敵への物理的
打撃は最低限でなければならない、と。
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自衛武装論についての補足 投稿者:まっぺん 投稿日:12月24日(月)21時17分54秒
>そもそも軍事においての個々の行動が「攻撃」か「防衛」であるかを厳密に規定すること
>などできるんでしょうか?
ロック・ザ・カスバ さんが論理として理解できていないのは「攻撃」と「防御」の区別です。
そもそも「内ゲバ」と階級的闘争(外ゲバ)との違いをまったくわかっていない。
党派闘争・党内闘争は「軍事」によっておこなうものではない。軍事的に他党派を攻撃するのは
本来の「党派闘争」からの逃亡です。党派闘争は大衆の前で徹底的に「議論」でやるべきです。
>「自衛のための軍事力なら、憲法に違反しない」という論理といっしょじゃありません?
これも根本的に理解していない証拠です。我々が「自衛のための軍事力」も認めないのは
「攻撃=防御」だからなんでしょうか? ちがいますよ。
憲法第九条には「交戦権はこれを認めない」と書いてあるのであり、
これは「攻撃」でも「防御」でも、とにかく「交戦」を認めないという意味だからです。
したがって「自衛のための軍事」も憲法に違反するのです。
左翼は、憲法を徹底的に利用して、国家の武装に対して批判していかなければならない。
この国家の武装への否定思想を「党派の内ゲバ」にたとえるなんて愚劣の極みです。
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毛沢東の限定戦争3原則 投稿者:すえいどん 投稿日:12月24日(月)20時57分47秒
毛沢東の限定戦争3原則、出典にあたったら、かなり記憶違いが。訂正します「かれは第一に、軍事力の使用は防衛的なものでならなければならないと説き、道義性を自分のものにすることを挙げた。さらに、二番目に、軍事力の使用に際し、敵の一部をたたくことを強調した。・・・敵の矛盾、分裂を引き出す利益があった。三番目にかれは、戦いを無制限につづけることを戒め、敵との妥協、休戦を実現しなければならないと説いたのである。」(鳥居民「毛沢東五つの戦争」草思社9頁)
手段対象になんの制約も無い戦争であっても、それはその背後に他のより大きな目的をもった政治行動であるからとの事です。いわんや、単なる党派闘争においてや。盲従派の方々が、このあたりを説いてくれていればと思うのですが(無理か)。
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北の諸君にも困ったものです 投稿者:まっぺん 投稿日:12月24日(月)18時28分20秒
かつて(70年代)北部朝鮮労働者国家防衛をスローガンとし、
韓国のことを「南朝鮮」と表現していた者たちにとっては、最近の北朝鮮
の行動は非常に心ぐるしいものがありますね〜。
領海内ではなく公海上で停船命令を受けた段階では、日本の方に非があるのは明らかです。
しかし、先に発砲し、ロケット弾まで発射した行為に対して防衛するのは困難ですよねー。
まったく、北朝鮮も何かんがえてるんだか? むしろ日本の「武装化」を手伝っているとしか思えない。
自分で自分の首しめてどーするんだろ?って気持ちも正直あります。
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発砲(ロケット弾)を出したのは向こうに非があるのでは? 投稿者:TAMO2 投稿日:12月24日(月)18時12分40秒
例の事件、まっぺんさんの主張もわかります。(国際法上、どこまで追跡が許されるか、とい
うこと。特に、漁船以外について。)
ですが、停船命令を無視して発砲してきたら、当然相手を射撃していいと思いますよ。これは、
国際ルールに依拠しているかどうかの問題であり、発砲云々の問題ではとりあえずない、と思い
ます。その上で、日本側にどうも落ち度がありそうですね。
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おとぎばなしに対して応えるすべはありません。 投稿者:まっぺん 投稿日:12月24日(月)17時08分04秒
ロック・ザ・カスバさんの再反論は、同じ事を繰り返しているだけで何のこたえにもなっていません。
>暴力を用いての「防衛」を敵に対して行使すれば、敵は傷付きもし、あるいは死亡するのはむしろ当然の結果であると。
これが第四インター派の行為について、そのような事実があったかどうか、と聞いているのです。
事実でもない「おとぎばなし」を「当然の結果」などと勝手にねつ造し、
それに対して解答を求められても答えるのは不可能です。
当時のわれわれの同志達は、鉄パイプで向かって来た解放派に対して、同じく鉄パイプで応戦しましたが、
その結果として「死亡もしくは瀕死の重傷を負った」解放派メンバーがただのひとりでもいたのでしょうか?
もしも、彼らが銃やナイフなどの「生命に危険を生ずる武器」で向かってきた時
はたしてこちら側も「同じ武装」をもちいたとでも言うのでしょうか?
われわれの「抵抗」が、どのような「当然の結果」であったのかを事実に基づいて証明してくれませんか?
武装の選択の問題は、その時の政治情勢と政治的目的性に直結します。
われわれはこれまで、三里塚闘争においても鉄パイプ・火炎瓶の範囲で闘ってきましたが
爆弾や銃を用いたことは一度もありません。
内ゲバに対する防衛においては、火炎瓶すら用いたことはありません。
情勢との関係でそれ以上の「武装」は許されるべきではないと考えていたからです。
もし本物の革命情勢であった場合、まず何よりも大衆自身の「武装」の質が変わるでしょう。
その時にはもちろん党派もまた武装のレベルを変えるだろうと思います。
誤解のないように申し添えておきますが、それは
「内ゲバのための武装」ではなく革命闘争のための武装の事です。
「殺人かどうか」を基準としているのかどうか、と聞いたのは
われわれが、そのようなものを基準としているからではなく、内ゲバ党派の多くが(特に革マル派)
「死なない程度に重傷を負わせる」ことを目的としていたからです。
結局「内ゲバ」とはそのようなものなのです。
「殺人でなければ権力からそれほど弾圧されることはないだろう」という、
ある意味で権力からの「お目こぼし」をあてにして行われるのが「内ゲバ」なのです。
黒パンさんからの提起は当時の状況を捨象した一面的なものと思います。
状況によっては「武装抵抗」ではなく「撤退」のほうが正しい場合もあると思います。
また「大衆に呼びかける」のは、まったく正しい行動です。
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党派闘争が暴力の連鎖を生む 投稿者:黒パン 投稿日:12月24日(月)16時27分00秒
ロック・ザ・カスバ さんが、提示している疑問に同感なのですが。
当時の第四インターが「内ゲバ」反対を主張していなければ、防衛的「武装」を
しようが何をしようが東北大拠点化をめぐるヘゲモニー争いの党派的主張として
理解できますが、「内ゲバ」反対を主張しているならば、撤退しか戦術の選択肢
はありえないのでは。もう一つは学生に呼びかけ解放派が暴力を使えない状況を
つくりだす。防衛せざるを得ないのは学内での「支持」が活動家層でしか通用し
ない「ポツダム」自治会だったのか、学生を党あるいは青年組織へのオルグ対象
としてしか位置付けていなく、結集するのは「政治」意識を強くもった学生しか
シンパとして獲得できなかった証左では。
革共同や解放派も一番最初は防衛的という立場だったはず。
いったん鉄パイプを手にすれば、防衛も攻撃もなく「力」の論理が貫徹する
わけです。たまたま解放派の方が弱かったから排除でき、防衛的暴力と「正論」を展開できると思います。
革マルも「一部の未熟な部分」と田中・佐竹問題では区別しようとし、革マル
として本来行使すべき革命的暴力とは異なると主張していました。しかし一度、暴力
の行使を始めたら、論理で押さえられわけがありません。常にエスカレートする
可能性を有しています。
防衛を私は否定していません。それだったら「内ゲバ反対」はやはり言えない
ということです。
1970年代の早稲田に他党派が情宣に行った場合、革マル自治会は必ず、鉄パイプ
により襲撃していました。
防衛にしか使わないと言って鉄パイプを用意して情宣に行き、襲われて防衛的に
行使したら「内ゲバ」になるわけでしょう。
東北大のケースとどこがちがうのか?
自治会活動家だけが突出する、自治会活動展開を
することが「内ゲバ」が持続した要因だと思います。
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うろ覚えですみません 投稿者:伊之助 投稿日:12月24日(月)15時58分39秒
ロック・ザ・カスバさん
横からすみません。うろ覚えで申し訳ないのですが,昔々第四インターの機関誌「世界革命」縮刷版にこのような記事が出ていました。
インターが街頭宣伝中に右翼から暴力的な襲撃を受けました。インターは暴力では応戦せず,通行中の人々に右翼の暴力を許すな,と訴えたそうです。結局右翼を糾弾する群衆に囲まれ,右翼は撤退を余儀なくされた,というような事件です。この記事の中に,「右翼に対抗してこちらも暴力で応戦していたら,単なる右翼と左翼の乱闘として片づけられたであろう。」と感想(総括?)が載っていました。
(ロック・ザ・カスバさんのもともとの問題意識が「白色テロ」についてだったので,こんなことを思い出しました。恐ろしく不正確で本当に申し訳ありません。)
第四インターが内ゲバ反対を唱えていたのは,内ゲバ党派に納得して反省して内ゲバをやめてもらおうということではなく,内ゲバを許さない強大な大衆運動を作るためだったと思います。例えば三里塚闘争のような,です。大衆的に内ゲバの犯罪性を明らかにすること,運動の担い手のひとりひとりが内ゲバを許さないという意識を持つこと,でしか内ゲバはなくならないでしょう。
「武装防衛」についてですが,大勢の人が集まるところで参加者の安全を図るのは,当たり前のことではないでしょうか? 例えば大手の企業の運動会であれば,ガードマンさんを雇うのではないでしょうか? 色々と場面は違うと思いますが,「武装防衛」というのはそれ以上の意味を持たないでしょう。絶対にあり得ないことですが,もし私が襲撃を予告されたら,せめて催涙スプレーでも常時携帯したいと思いますが,それもいけないでしょうか?
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そいう言い方は、、。 投稿者:アイランダー 投稿日:12月24日(月)15時36分11秒
>「清く正しいサヨク」で「正義と民主主義を愛して権力と正しく闘う」がんばり屋さん
と揶揄することで、何を言った気になってるんでしょう、?
そういう言い方には、「そうした気取った奴」は相手にしてらんない、とか「きもい」とかっていう兆発を含んでいる訳でしょう。
冒頭に、そうした相手を撃つ発言をしておいて、直接会いませんか?って言ったってね、、。
そもそも、スパイ(行為)という事に対して怒りを持つのは、それは「内側」からの崩壊を意図するという事と外部(権力側)からの介入を招きやすい状態を作りだす、って事のわけで、つまり「仲間」として付き合っていた者を「売り渡す」行為に他ならない。
また、ある種の思いを持ってそこに集まってきた(今の世の中頭にくるとか、黙っていられない、等々)人たちを最悪なやり方で裏切るってことに対する怒りではないのですか?
そうした人(たち)を「清く正しいサヨク」(そんなのホントにいるのか、)、「正義と民主主義を愛して権力と正しく闘う」がんばり屋さん(そーいう人が居たら、好きになります)だのと、揶揄する人に対して、それじゃーあんたはどーなんだよ! スパイ問題に対して、どう考えるんだよ!って、言いたくなるのは私だけでしょうか?
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革マル=反革命、なのかな? 投稿者:TAMO2 投稿日:12月24日(月)14時59分50秒
ロック・ザ・カスバさん、こんにちは。掲題の件、中核派の諸君がどのような論理でそのよう
な認識を持つに至ったか、あるいは、革マル派の諸君がどのような論理でそのような認識を持つ
に至ったか、興味があります。ほんでまあ、立花隆氏の本とかを紐解くと、それなりに根拠なし
とは言えないと思えるわけです。(「検証 内ゲバ」では、中核派の側の論理に重心が乗った形
で小西さんが書いていますね。)
ただ・・・。外部的な立場に立てば、かなり論理に無理があると思うわけです。左翼にとって、
外部(あるいは世間)ってのは拝跪するべき対象では勿論ないですが、無視し得ないし、常に回
路を持たなければならない存在であると思います。その点で、新左翼の多くは失敗しているんじ
ゃないでしょうか。それは、共産党とかの非新左翼諸党派にも言えるわけですが。
個人的には中核も、革マルも、ダメダメな組織だとは思いますが、でも彼らが反革命であると
思っていません。
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人の死は行為の結果 投稿者:ロック・ザ・カスバ 投稿日:12月24日(月)13時43分44秒
「武装」を是とする以上そこには敵との「交戦」も当然想定されなくてはならないでしょう。
暴力を用いての「防衛」を敵に対して行使すれば、敵は傷付きもし、あるいは死亡するのは
むしろ当然の結果であると。
「死なない程度にそこそこやる」のはいいが人が死ぬような「過剰防衛」はよくないなどと
いうのはそれこそ意味のない想定ではないでしょうか。
「殺人かどうか」などという基準はむしろ意味のないことと思っています。
政治的暴力の行使を認める以上それはまずもって当然のことであると思うべきことでしょう。
「内ゲバ反対」を唱えながら自らの政治的暴力はよしとするのは矛盾ではありませんか?
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相変わらず人の意見に聞く耳を持たない戸田 投稿者:七篠(1号(笑)) 投稿日:12月24日(月)12時43分03秒
簡単にお答えします。
「清く正しいサヨク」とは一体誰のことを指しているのか?
サヨクだろうと左翼だろうと新右翼だろうとノンポリだろうと、市民運動や社会運動を担う人にとっては共通の問題である、という認識で我々は活動しています。
「清く正しいサヨク」という言いまわしは、宮崎が開き直りを行い、この問題を「一部の左翼が騒いでいるだけだ」ということにしようとしたためのレトリックでしかない。
それを敢えて使う、ということがまさに戸田の犯罪性を証明している。
「革マルを殺してもいい」というのは、いずみさんがあなたから聞いた話として我々の中で共有されています。
いずみさんが「使ってもいいですよ」と言っていたので使っています。少なくとも我々は、若竹問題はもちろん、ここでもトンデモ発言の数々を繰り返してきたあなたよりはまだ(藁、いずみさんの言い分を信用します。まぁ程度問題ですが。(藁
マル共連で「不誠実だ」と指摘したのは、あの文面じゃ、私がどこでどう「戸田はスパイ」と指摘したのかがさっぱりわからない。ここの書きこみを余所で話題にする以上、俎上に乗せる部分は全部引用すべきであって、この場合はまさにあなたがキレたタイトルをきちんと引用しなければ意味が通じないだろう、という点で、すえいどんさんの書きこみのスタイルが不誠実だ、と言ったのだが。
その上で私(というかなんというか...謎笑)は、あなたが赤軍関係でやらかした話に触れて、「戸田=スパイ」という扇動的なレトリックの意味合いについても書かれている。
いまさらオフラインで会ってもまったく意味はない。なぜなら、10月4日のプラスワンで宮崎と直接対決した結果、「もう何を話しても無駄」という結論に至っているからだ。
もちろん、既に報告したように、10月4日には、まさにその「清く正しく生きてきたつもりはない」と宣言した6月の自らの発言がウソだったことを宮崎本人が認めた、という貴重な事実は出ているわけだが、現状ではそこまでの発言が引き出せれば十分だと考えている。
こちらはあくまでも事実に基づき、それを財政に乏しい中でもなんとか情報発信できるネットで暴露していくのみだ。
#といいつつ、パンフを作る計画はあるのだが。
#資料集後編が財政難で発行できていません。すみません。
ま、以前1万円カンパしたいずみさんは未だにあなたと交流する気があるみたいだから(藁、いずみさんとでもお話すれば? そして、我々に「革マル殺していい」ネタを「書いてよい」と扇動(藁したいずみさんをせいぜい糾弾してなさい。
今、いずみさんは静岡にいってるけど。
最後に、我々のメルマガくらい読んでから発言したほうがよいですよ。
若竹りょう子問題でも全然事実関係を踏まえずにトンデモな振る舞いをしたあなたにそれを求めるのは無理かも知れないけどね。
http://members.tripod.com/miyazaki_kyusatsu/mag/0038.html
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結局「殺人かどうか」が基準なのだね? 投稿者:まっぺん 投稿日:12月24日(月)12時12分40秒
ロック・ザ・カスバ さん、レスありがとうございます。
これまで、自衛武装によって第四インター派はさしあたって誰も殺したことはありません。
またこれからも、そのような危険な方法による「過剰防衛」をすることはないでしょう。
「もしも」を前提にするならいくらでもいえる事です。
「もしも不服従非暴力主義のガンジー主義者が人をころしたらどーするのだ?」
「もしも絶対平和主義のキリスト者があやまって人をころしたらどーするのだ?」
「もしも赤ちゃんがおとなをころしたらどーするのだ?」
勝手な「想像」によって「もし解放派が死んだら」などと考えるよりも
そういうことは「現実に第四インター派が死者を出した時」に言ってください。
まったく「反論」にもなっていません。
なお、三里塚闘争の中で、多くの仲間が死に、また警官も犠牲者も出ました。
私は以前、別の板で「もし東峰十字路で三警官が遭遇したのが第四インター派であったら
警官が死ぬ事はなかっただろう」と書いたことがあります。
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戸田さんへ 投稿者:TAMO2 投稿日:12月24日(月)11時55分04秒
七篠さんの書き込みは暴走気味であるとは思います。だが、あなたは宮崎氏の言い逃れのしようのないスパイ活動について、ここへ最後通告的な書き込みをしていますが、それについてどのようにお考えでしょうか。糾察のメンバーは、宮崎氏のありようを大問題と思っていますが、あなたは国家権力との対峙の上で、小さな問題であると考えておられるようです。そもそも認識に大きな差があります。
みどりのくつしたさんへ。あなたの言う「世界」と、サヨクの言う世界は必ずしも重なるとは思えませんね。時代遅れである、と言われようが、宗教野郎としてはこだわり続けたい側面というものがあるわけで。それに、宮崎問題は実際にその「中」にある人にとっては、決して小さいことではないですよ。ていうか、「小さいから気にするな」というような人間は、大体大きな仕事でも足元をすくわれ、努力が水泡に帰するものですよ。それに、左翼的な言辞で言うならば、日本の男性は生産諸関係の中で、まさに身を削って労働しているわけであり、決してフニャチンであるとは思いません。ナイフを研ぐ奴は、持ち場立場で研いでいますよ。あなたには見えないでしょうけどね。
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時代遅れのサヨクか(笑) 投稿者:みどりのくつした 投稿日:12月24日(月)11時42分14秒
みなさん、どーも。
はじめまして♪
コマンダンテ戸田さんは、世界旅行者協会会員に勝手に指名したんだけれど、
彼の悪口が書いてあるっていうので、覗きに来ました。
でも、まあ、時代遅れだよ。
本当に。
今は、日本のサヨクの間で、ああだこうだ言ってる時代じゃないよ。
また、日本の中でも、議論する時代は過ぎたんだ。
だって、日本自体が、終わろうとしているんだからさ。
日本人みんなが駄目になろうとしているのに、細かいことを
ああだこうだ言う時代じゃないよ。
日本の若い女の子は、みんな、外人男性とセックスしたいと、熱望している。
それは、日本の男性のポコチンがふにゃふにゃだからだ。
言葉遊びばかりしているうちに、身体を鍛えるのを忘れてしまったんだ。
ということで、もっと中身があれば、
京都大学在学中に、ウチゲバで頭を打たれて入院した、
僕のちゃんとした発言をしてあげてもよかったんだけれど、
馬鹿馬鹿しいので止めます。
小さな日本に閉じこもってないで、
日本の女の子たちのように、
海外で、ばんばんセックスしたら、世界が変わるだろう。
海外に出る金がない人は、
僕の著作、
「間違いだらけの海外個人旅行」と「これが正しい海外個人旅行」
を、読んで見たらいいでしょう。
ではね。
チョー百カ国世界旅行者みどりのくつした
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掲示板関係者とアリャリャな七篠クンに(2) 投稿者:コマンダンテ戸田 投稿日:12月24日(月)10時52分49秒
●「清く正しいサヨク」で「正義と民主主義を愛して権力と正しく闘う」がんばり屋
さんだと思っていた七篠クンの意外な側面が見えてきたっていう感じだけど、七篠ク
ンは「革マルファン」なのかな? そうであってもなくても別にいいけど、せっかく
だからいっぺん、「ツラを見て」話がしてみたいもんだ。七篠クンも戸田のツラを見て
「疑惑の本人に直撃!」できた方がいいだろ。
入場料を払って来てくれるなら全然構わないから、12/27出版記念会にぜひどうぞ。
戸田の同窓生・友人、市民派議員仲間、キツネ目組仲間などがお祝いに駆けつけ、マ
スコミにアピールする場に七篠クン(達)の意見がどう「受けるか」は知らないけれ
ど、質疑応答時間に質問してみたら? 記念会終わった後の2次会で話をしてもいいし。
それか、12/28夕方6時くらいに、新幹線東京駅あたりで30分ほど会う、というの
はどうかね。場所はそちらで指定してくれ。当方の「営業」の都合で若干の時間の変
動があり得るので、時間の幅は含んでおいてくれ。その気があれば、戸田事務所に電
話・FAX・メールなどで連絡するように。
これらの日で都合が悪ければ、別途事務所なり自宅なりに電話してくれ。戸田との
会話を録音しておいて、ネット公開するのは全然構わないよ。もちろん戸田も録音さ
せてもらう。戸田にはネットで君とあれこれする時間はあまり取れないから、これが
一番言い手段だ。どうだい、いい話だろ?
◆まっぺんさん始め、この掲示板利用者のみなさんはこの問題をどう考えるだろう
か? ご意見ご感想が聞ければ幸いです。なお、戸田の都合で書き込み時間を取れな
いことが非常に多々あるので、その点は失礼になるとは思いますが予めご了承下さい。
http://www.ne.jp/asahi/hige-toda/kadoma/
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掲示板関係者とアリャリャな七篠クンに。(1) 投稿者:コマンダンテ戸田 投稿日:12月24日(月)10時50分11秒
「清く正しいサヨク」のがんばり屋さんかと思っていたら、「糾察する会」の肩書き
の下でアリャリャな中身をさらけ出してくれた七篠クン。せっかく「糾察する会」で
一定の「成果」を上げたのに、どうしたんやろ?
宮崎学支持の戸田がケシカランという気持ちまでは分かるが、戸田の出版記念お知
らせを契機に「戸田は未だに、『革マルは殺してもいいと思ってる』と『公言』してい
る」、との宣伝を開始するあたりはまことに「非凡」な才能です。
また、「A=B=C」と書けば、「A=C」を主張したことになるのが公理というも
のだけど、この掲示板に「スパイ分子が何を言うか!」というタイトルで、「公安調査
庁のスパイ=宮崎学の忠実なしもべ=戸田ひさよし」と書いておきながら(12/19)、
マル共連で「すいえどん」さんに、「スパイのお友達、これすなわちスパイというの
は行き過ぎのような気も致しますが・・・・」と書かれたとたんに、「『戸田ひさよし
=スパイ分子』という規定は本文中には全く登場していないわけで、この引用自体が
非常に不正確なものでもあると思います。」とはねつける(12/20)あたりの「弁論術」
もご立派なものです。
「戸田=公安のスパイ」と決めつけ宣伝を開始しておいて、何を言ってるんだろね。
さて、戸田が革マル派を「日本の左翼運動の中から発生した最悪の反革命カルト」
として大嫌いであることは寮闘争時代からの公然たる信条ですが(ただし革マル派と
は接触したことは一度もなく、同派の主張や行動からする判断)、それを「戸田は『革
マルは殺してもいいと思ってる』と『未だに』『公言』」、と宣伝する根拠は何でしょ?
「公言」というからには、
(1) 戸田のHPにそう書いてある。
(2) 戸田の通信やビラにそう書いてある。
(3) 戸田が街頭宣伝や集会でそう発言している。
のどれかでないとおかしいけれど、当然ながらそういう記載や発言の事実はない。
あとはギリギリのところで言って、
(4) 戸田が周囲の人間に常々そういう発言をしている。
ということしかないと思うけれども、当然そうした発言もしていない。それとも七
篠クンの感覚では、
(5) 戸田の頭からはそういう電波が出ている。
とでも言うのでしょうか? はてさて、不思議なことを言う人です。
ついでに言えば、革マル派であれオウムであれ、一定以上の規模と内部的強度を持
った思想組織を「叩きつぶす」ことなどできないことはすでに証明済みなわけで、そ
の組織が嫌いな人間にとっては、「断固として嗤い飛ばす」ことと「自分の活動の妨害
はさせない」くらいしかないでしょう。あとはそういう組織を発生存続させている日
本の政治社会風土が変わるのを、主体的努力をしつつ待つしかありません。
腹立たしいけれども革マル派は、運動的にはペケであっても、旧「新左翼」の中で
最大の組織勢力を維持して新人獲得を続けている現実は認めなければいけません。
●さて、「ある問題で見解を異にする(敵対する)ことが即ち相手の全活動全人格を否
定し、『敵』と断罪することに直結する」という発想が、日本左翼の克服すべき問題だ
と多くの人が思うように至った歴史があるはずだけれども、七篠クンはそうは思って
いない人のようだ。
だから公明党・自民保守勢力・民主の4会派が牛耳る日本最悪の不条理議会で「愛
してはいないが必要だと思っている議会制民主主義」のために絶大なる奮闘をしてい
る者を「トンデモ市議」と言いなすわけだし、革マル派には驚きの(?)情報を突き
つけ、門真公明党には彼らが「猫にマタタビ」のごとく飛びつくようなネタを提供し
て得意満面で、さらに新ネタを披露するぞと勇んでいるわけだ。
糾察する会のネタが枯渇してよっぽど困っていたのだろうか?
http://www.ne.jp/asahi/hige-toda/kadoma/
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牧歌的な時代 投稿者:黒パン 投稿日:12月24日(月)10時25分22秒
鬼薔薇さんの記述に則して
<革共同全国委員会分裂後最初に出た革マル系『共産主義者』の表紙を飾ったのも、たしかスペイン革命のなかで撮影された有名な写真だったかと、こちらの記憶はひどく不鮮明でございますが(苦笑)。>
1958年頃の「日本」のアナキスト連盟の大会に黒田寛一がゲストで出席したというエピソードがあったのを思い出しました。当時、非日共のグループは少数で仲がよかったんですかね。
以下は「反戦ネットワーク」の議論板
http://cgi20.plala.or.jp/mogura/bbs/awn_bbs.cgi
今、表示される一覧ではなく「次の」一覧に<テロにも反対>をめぐる若干の議論があります。書き込み者の問題意識に沿った展開なので第三者が見るとわかりにくいかもしれませんが。
東アジアという地域
既成のアナキズム運動史も「日本」の枠でしか書かれてきませんでした。
しかし、1920年代の現実の交流・関係をみれば一つの「国民国家」の枠で運動史は記述され得るべきものではないということが明白です。
ボルの場合はコミンテルンが介在して、一つの国家に「公認された」一つの共産党組織という愚かな方針が出されました。各国正統共産党が運動史の軸となるわけです。
東アジアの場合は日本帝国主義の侵略と植民地化という事実は常に踏まえなければなりませんが。
『スペイン革命の教えるもの』の訳者は1930年代からのアナキスト活動家で、
運動の合い間に訳に取り組んでいたようです。山梨で健在です。
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どうも 投稿者:睦月 投稿日:12月24日(月)07時06分15秒
>黒パンさん
難波大助さんについてフォローありがとうございます。
年表が未完成(逮捕後)であることに今さら気が付きました(--;
事件の概要は以下
http://www.angel.ne.jp/~mutuki/daisuke/daitizu.html
彼の主張と行動原理については、父に宛てた遺書を御一読ください。
http://www.angel.ne.jp/~mutuki/daisuke/dai_isyo.html
サイトの宣伝のようで恐縮ですm(_ _)m
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類型化を排した議論を。 投稿者:黒パン 投稿日:12月24日(月)06時28分12秒
論点は「行動者の心情」
事実関係とテロリズム論に踏み込むと、まっぺんさん→小西さんの応答で始った「内ゲバ」論議からずれるので、最小限の指摘と、そこからの「内ゲバ」論への軌道修正、として。
<(1)「戦前アナ系の爆弾テロ戦術」のこと
略
行動は行動者の人格と心情に強く彩られ、高度の自己犠牲的倫理性が特徴と存じます。略>
http://www.angel.ne.jp/~mutuki/daisuke/dainen.html
難波大助の行為と考えかたに関しては上の睦月さんのサイトで、一時的な把握をしてください。
爆弾は一切関係がありません。ただ鬼薔薇さんが前提にしている事実が違うということを私がこの場で指摘するのではなく、鬼薔薇さんが「内ゲバ」・テロリズムを論じるスタンスが、個々の事象をそれぞれ固有の闘争として見るのではなく、類型化するための素材としてしか記憶喚起できていないのではないかということを指摘しておきます。
はじめに「行動者の自己犠牲的倫理性」という類型のための規定ありきで、そこから難波大助や安重根、はては<右翼系「一人一殺」型と心理的親近性をもつのかと思われます>と結びつける展開に、私は意義を見出しません。
問題は類型化することではなく、行為に至る思い<思想・考え>を個別のケースの中に見ていくことであると思います。
右翼の件に関しては興味がないので事例は知りませんが、世間が「一人一殺」と規定しているだけで、それらのケースのなかでも当人の思いは様々に存在すると、推測します。
1970年代を端緒とする革共同各派と解放派の死に至る暴力を常に伴う党派間闘争に間して、皮肉を込めて類型化すると、本多、中原、藤原、後の解放派内・永井という指導者、あるいは指導的立場にたちうるメンバーに関しては「一組織一殺」という殺人のための行動であったと考えています。党派の非合法グループに入って実行したメンバーは自己が属している党もしくは党内非合法組織に対して、個として<高度の自己犠牲的倫理性>を持っていたとしかかんがえられません。必殺という目的は右翼が殺人行為を遂行する心情と共通するのではないでしょうか。
暴力を行使する党派闘争のエスカレートの発端が中核派シンパであった川口大三郎君への虐殺のケースであったとするならば、虐殺した革マル派に「指導」された自治会と称する組織のメンバーであった田中敏男の1972年の糾弾集会に結集した人たちへの11.13自己批判、後に国家権力に屈服し川口君を死に至らしめた事実行為の全面自供という田中・佐竹の問題が大きな課題となるべきであったと考えます。
この件を軽視、あるいは真摯に受け止めずに「政治」化させ、革共同各派と解放派が、党派闘争のための「組織」と化してしまった点が、その後の党派闘争を暴力・殺人へと導く要因であったと思います。
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12・24「不審船への武力行使抗議」緊急行動@静岡 投稿者:赤い山女魚@静共闘 投稿日:12月24日(月)06時27分28秒
■12・24「不審船への武力行使抗議」緊急行動@静岡■
12月24日(月 振り替え休日) 午前11時〜12時
青葉公園呉服通り前でビラ撒き
■アフガン反戦、総括集会・交流会@静岡■
12月24日(月 振り替え休日)午後1時30分〜
場所 地球ハウス(静岡市鷹匠3-3-1 井口ビル3F 北街道沿い 電話054-209−5677)
報告 米沢泉美(反戦・平和アクションhttp://peaceact.jca.apc.org/)
終了後、同じ場所で交流会兼忘年会
交流会のみ実費(飲む量次第)をいただきますが、遠方からの方はロハです
呼びかけ・連絡先 西沢宏明= akaiyamame@h4.dion.ne.jp
〒420-0882 静岡市安東1-12-1 電話054-248-9249
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すえいどん様 投稿者:ロック・ザ・カスバ 投稿日:12月24日(月)05時43分53秒
そもそも軍事においての個々の行動が「攻撃」か「防衛」であるかを厳密に規定することなどできるんでしょうか?
「自衛のための軍事力なら、憲法に違反しない」という論理といっしょじゃありません?
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まっぺん様 投稿者:ロック・ザ・カスバ 投稿日:12月24日(月)05時39分08秒
なるほど。「武装防衛」は内ゲバの範疇にははいらないという論理ですね。
敵が鉄パイプで襲撃をしかけてくれば、鉄パイプで対抗しても内ゲバではないという論理。
では、「武装防衛」上の反撃で当たり所悪くて、解放派の襲撃部隊が一人死んじゃったとしたらどうでうすかね。
可能性としては充分ありうることですよね。
「その死の責任はそもそも襲撃をしかけてきた解放派の諸君にあるのだ」ってなるんでしょうか?
もしくは「死者を出したことを全面的に自己批判し、東北大学からの全面撤退をもって謝罪する」となるんでしょうか?
どっちにしても、解放派は「復讐を誓う」ってことになるでしょうし、ほっておけば同等の
もしくは二倍三倍の被害を第四インターはこうむることにはなるでしょうね。
まあ仮定のはなしですけど、どうすか?
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僭越ながら補足します 投稿者:noiz 投稿日:12月24日(月)03時13分30秒
鬼薔薇さんがご指摘の書籍は以下のものだと思います。
『スペイン革命の教えるもの』(ヴァーノン・リチャーズ著・遠藤斌訳)
最初、自由思想研究会が1960年に刊行し、79年に創樹社が復刻新版を出したようです。
ぼくが見たのは新版の方。
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記憶復活 投稿者:鬼薔薇 投稿日:12月24日(月)01時51分48秒
『スペイン革命の教えるもの』という本の著者、たしかヴァーノン・リチャーズといいました。
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戦術としてのテロリズム・補足 投稿者:鬼薔薇 投稿日:12月24日(月)01時08分52秒
>黒パンさん
アナ系組織でも組織内でのスパイ摘発が殺傷に及んだこと、具体事例を引いてのご教示にお礼申し上げます。わたしには新しい知見でございました。
潜入した権力のスパイの摘発は、革命運動には避けられない組織防衛活動でございましょう。ただ、「スパイ摘発」に名を借りた「党内粛清」が体質化してきたことは、共産党の系譜の特異な点ではないでしょうか。多くの方がご指摘の「唯一の前衛党」という強烈な自己意識がその前提にございました。ここは、「アナ系」だけでなく他の社会主義潮流と比べても、やはり独自のものと考えられると存じます。この点、新左翼党組織もまた土壌を同じくして出発いたしました。
この「唯一の前衛党」認識とそれから導かれる組織体質を、「独善」とか「排他的」とか形容するのはむづかしくございません。けれども、そうした独善や排他性が成り立つ論理と土壌をどう捉えるかとなると、まだまだ多くの困難が残されており、さまざまな角度からの検討が必要と存じます。
「組織内民主主義」という論点がございます。これを言いかえれば、組織内思想闘争の条件であり、そして組織内の思想闘争こそ「スバイ」摘出のもっとも効果的な方法とわたしなどは考えてまいりました。スパイは、有力幹部のクチマネならいくらでもできますが、独自の意見を出すことはむつかしいものです。自分の頭で考える人かどうかは、日常それぞれ意見を交わしながら活動していればお互い容易にわかること。組織内民主主義というのは、手続きや形式の問題ではなく、自分で考え、その考えを組織の中に提起することを構成員一人ひとりにいつも求め、それを通じて自己浄化と再生産の力を保つ装置だと思うのです。「規律」を「統制」に帰着させ、「自分の頭で考える」どころかむしろ「考えない」ことを組織員に要求する組織くらいスパイにとって居心地のよいところはないでしょう。スパイが主流派イエスマンになって「反党分子」摘発の先頭に立った事例は多く、たとえば70年後の日本共産党についても報告されております(川上徹『査問』)。戦前日本共産党が壊滅したとき、指導部の大半がスパイで占められていたとの説も聞き及んでおります。
皆様のご意見うかがいながら、また自分なりに考えを進めてまいりたく思っているところでございます。
ご案内の「クロニクル」につきましては、「東アジア」という視野の中で歴史を捉えておられる点、特に印象的でございました。多くはゴリゴリ「日本」史な「社会主義/共産主義運動史」に対し、まったく視点と方法を異にしておられるのは、「アカ」と「クロ」との歴史意識・運動意識のちがいの一端かと、しばし考えこみました。戦前日本共産党の「朝鮮・台湾の独立・解放」支持のスローガンと実践、朝鮮戦争時期に重なる戦後共産党の「武装闘争」と在日朝鮮人闘争組織との関わりなど、この「クロニクル」を前にして反照的に考えることも多く浮かんでまいります。
なお、25日のドゥルティ映画会、参加できずとても残念でございます。スペイン革命につきましてはずいぶん前に東京で催しがあり、亡くなった斎藤竜鵬さんが(あまりしまりのない)講演をなさいました。ちょうどボルケナウその他の歴史的文献のいくつかが訳出された頃で、アナ系では(著者名を失念いたしましたがイギリス人の)『スペイン革命の教えるもの』という本がマイナーな出版社から(ひどい訳文で)出されました。新左翼某派の知人に貸したのですが、書物も本人も行方不明でございます。そういえば、革共同全国委員会分裂後最初に出た革マル系『共産主義者』の表紙を飾ったのも、たしかスペイン革命のなかで撮影された有名な写真だったかと、こちらの記憶はひどく不鮮明でございますが(苦笑)。
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戦術としてのテロリズム 投稿者:鬼薔薇 投稿日:12月24日(月)01時03分49秒
>黒パンさん、コメントありがとうございました。
9.11以後、「テロにも戦争にも反対」というのが大方の左翼の立場かと存じますが、合法的大衆運動が厳しく抑圧された時代状況の下で選び取られた戦術としてのテロリズムに否定的な評価を下すことはできぬと考え、「本論」ではないのですが、少し触れた次第でございます。でも、ご指摘のとおり記述はひどく雑駁なものでございました。ご質問に手短かにお答えし、責の一端をふさぐことととさせていただきます。
(1)「戦前アナ系の爆弾テロ戦術」のこと
こう書きました折念頭にありましたのは、代表的に難波大助氏の行動(ご指摘の「クロニクル」には「1923 12月27日 難波大助、摂政宮狙撃」と記載)でございました。武器は爆弾(当時は「爆裂弾」と呼ばれていたようですね)だけでなく短銃も採用されたことを効力すれば、「爆弾」に限った表現ではなく「狙撃型テロ戦術」と呼ぶべきだったかと反省しております。
帝政末期ロシアのテロリズムとも共通しておりましょうか、行動は行動者の人格と心情に強く彩られ、高度の自己犠牲的倫理性が特徴と存じます。「ボル」系にはこの系譜の行動は見当たらぬところから「アナ系」と申しましたが、必ずしも「アナキスト」と自認した人だけの行動とは思いません。時代は遡りますが、ハルビン駅頭で伊藤博文を短銃で狙撃した朝鮮人・安重根の場合も同じ系譜に数えることができましょう。
※伊藤に命中した弾丸は別の者が放ったものとする説も最近有力なようでございますが。
(2)「東アジア反日武装戦線」のこと
ご指摘の点、上記(1)の「倫理性」と関わって重要と存じます。
「狼」「さそり」など諸グループのあいだのちがいについてはわたしまったく事情に疎く、「グループ」という括り方が「乱暴」とのご指摘にはお返しする言葉もございません。
ただ、最初の三菱重工本社爆破行動の後、「狼」グループも、死者を出したことについては(爆発力の計算をまちがったことを含めて)当初の計画とちがい誤りだったとの自己批判を出していたと記憶いたします。“爆発物を使った「革命」闘争を実行する際に決して、死者が出る可能性というものに無頓着ではなかった”こと、「狼」グループもまた同じ精神を共有していたとは申せませんでしょうか?
(3)「右翼系『一人一殺』」との関連
行動の政治性ではなく行動者の心情倫理に注目いたしますと、(1)の「テロ戦術」との類似性は明らかと存じます。後の「一水会」系民族派が東アジア反日武装戦線の行動に強い共感を示した理由も、主としてそのあたりにあったのではないでしょうか。それに対していわゆる「内ゲバ」は、非人格的な(誰がやっても同じになるように規格化された)組織的行動で、むしろ軍のクーデタに似ていると申せましょう。「2.26」はその典型例(軍の「内ゲバ」----あちらの用語で申せば「皇軍相撃」)、対して「5.15」は、井上日召など民間テロリストを交えていた点、異なる行動論理の合成体だったところが特異かと存じます。
なお、文末でご指摘の問題につきましては、別に補足させていただきます。
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