四トロ同窓会二次会 2002年3月4日〜8日

誰でも歓迎!何でも自由に投稿してください。投稿内容は過去ログに保存します。「赤色土竜新聞」その他に掲載する場合もありますのでご了承ください。
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Re:四トロ解説 投稿者:まっぺん@ニトロはあぶない  投稿日: 3月 8日(金)21時17分30秒

拝見しました。(^^) なんかほめられてますぅ〜\(^o^)/
しかし「別の共産じじい」氏、二次会はじめ趣味者板をよく見てますね、
この人も、けっこうオチャメだわ・・・・

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忙中閑あり 投稿者:黒目  投稿日: 3月 8日(金)13時00分20秒

「専従問題」のみにかぎってですが、こお、「ヒマな奴」というのは増大してるんじゃないか、と、で、むしろ、その「情報共有と発信と蓄積」を、不特定多数のヒマ人に分散していくような事はでけへんかな、ということを、ぶつくさ考えています。
 例えば、この間の戦争では、あちこちで論争が展開され、大量の「ニュースソース」が必要となり、みんなして、記事を検索してたと思うのですが、あれをどこかの掲示板に集めておけば、ものすごく役に立ったのにな、という事を、なにもかも終わってから思いついたりしたのです。
 ま、この「記事の切り抜き」は、河上イチローとかがずっとまえからやってた事だ、という指摘もされましたが。。

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忸怩たる思い 投稿者:TAMO2  投稿日: 3月 8日(金)11時22分44秒

 反戦・平和ネットでも、ネチズンの多くが臨夏さんと同じことをおっしゃる方がいますし、非常に共感するのですが、党派に属することなく(宗教問題と不信感から)色々やっていた経験からすると、「情報共有と発信と蓄積のための組織は必要であり、そのための専従は必要である」と言う思いは増すことこそあれ、減ることはないです。特に、世界がヨリ小さくなっている現在では、システマイズされ、ヨリ役に立つ情報にアクセスできるための、中央集権的(統制ではなく、管理と分析のための)な情報管理機構をもち、同時にすべての情報にアクセス出来る組織というものは、要るんじゃないかと思います。ソ連の応援団ではなく、対等・公平な世界党=コミンテルンを!(と、「烽火」っぽく)・・・ソ連はもうない、と言う突っ込みはなしよん。「全ては人民のもの」という。

 確かに革命を社会矛盾の沸騰点とすると、今の世の中は「超臨界状態」に近いかと。不連続性を社会に強制するような意味での革命は、少なくとも先進諸国では起きる余地は余りないと思います。しかし、長いスパンで歴史を見た場合、革命の問題をハレの舞台に収斂させない永続革命論は意味をもちつづける、いや、より検討に値すると思いますよ。意識しない革命としての社会主義革命、というのもアリになってきたかと。(こんなの一昔前に言ったら「日和見主義」だな。)だから、カウツキーをバッサリ切れない自分、というのもあるわけですが。

 とりあえず。

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臨夏さんからのメール 投稿者:まっぺん@管理人  投稿日: 3月 8日(金)10時57分38秒

外国暮し(トリニダード・ドバコ在)(うそ)とは不便なもので、しばらく投稿できへんような?

で、まっぺんさん経由で投稿させていただきます。
以下の文は、TAMO2さんの、下のほうの、「もし、そういうことだとすると」へのレスです。
まっぺんさんにメールしても、化けるので、手で書き写します。

出てすぐにレスしたのですが、ぼやぼやしているうちに亀になってしまい、
すみません。遅れましたが、投稿させてください。

以下再現。。。

こんばんは〜、
2点ほど、レスします。

ロシア革命の評価は、難しいと思います。
しかし、トロツキー自伝読んでる途中なんで、応援したい気分です(笑)。
まあ、革命せなんだら、もっと悪うなったんでしょうね、ロシアも、きっと世界も。
ロシア革命論は、ひきつづいたソ連、スターリンについて、76年間(?)の歴史を
まるごと見ていかなあかん思います。

で、指摘ですが、現在では、言わはる「暴力革命」に至る事態自体が、もはや再現さ
れにくい社会になってきてるのではないでしょうか?
もちろん、ロシア革命と同じような事態になった場合は、わたしも、
ボルシェヴィキ=レ−ニン=トロツキ−を支持します。

もうひとつ、インターナショナルて、まだ必要なんでしょうか?
インターネットがそれを代行できないでしょうか。
もしインターが必要なら、いますぐにでも、第5インターを作らんならん思います。
(第4インターには、そのなかの一党派になってもらおうかな(笑)、
 もはや、4タ−が世界を指導するのも無理かな、とか思います(^^;)

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四トロ解説? 投稿者:TAMO2  投稿日: 3月 8日(金)10時07分47秒

 リンク先にありますが、これでいいんでしょうか。小生は、いいと思いますけど。

http://money.2ch.net/test/read.cgi/kyousan/1015136873/27-29

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民主主義のこと・5:「権力」の問題(2) 投稿者:鬼薔薇  投稿日: 3月 8日(金)00時29分28秒

 3次会のほうへアップさせていただきました。(1)と併せてひとつの
テーマをふたつの面から扱っておりますので、そのように批判的ご検討を
いただければ嬉しく存じます。

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業務連絡 投稿者:まっぺん  投稿日: 3月 7日(木)09時59分20秒

臨夏さんのメールの意味わかりました。ここに直接投稿できないとの事です。
外国のOSを使っているせいかもしれないそうです。
文字化けしてないメールを送ってくれれば代理で投稿しますよ〜\(^o^)

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レーニン殺し=不破書 投稿者:鬼薔薇  投稿日: 3月 6日(水)23時57分02秒

>TAMO2さま 「吉野家スレ」拝読。いつ頃のお書き込みでしょう。

 図書館が利用しにくいのでわたし「飲酒書店」...じゃない「民主書店」で立ち読みでございますが、あれって「『資本論』によるレーニン殺し」ですね。ヨーロッパ社民でもマルクスはやはり「偉大な思想家」として読まれますが、「ソ連崩壊」→「東欧併呑」の「大欧州」形成に当たって、「反動の砦ロシア」という歴史認識をそれなりに清算するにはレーニンには死んでもらわねばならないという文脈は了解できるところではございます。不破さんも30年遅れの「ユーロコミュニズム」もどきで調子を合わせようというのでしょうか。
 
 でも、あれだけの大著、超多忙の中でどうやって書いているのかと不思議に思うことがございます。お一人での執筆なのかしらね? 共著なら共著とすればよろしいものを、そうはできない事情があるのかしら。あるとすれば、不破さんだけが「古典」のただひとり正しい「解釈者」(言いかえれば「経典」に対する「神官」)の位置におわすということでしょうか。それなら「カウツキー」とお呼びしてもいいのかもしれませんね(笑)。
 
 そういえば、『共産党宣言』が古典の「学習指定文献」からはずれたのはずいぶん前になりますが、最近の党内では、わざわざ古典を自分で読まずとも、不破さんの著作を読めばよいという雰囲気とか聞き及びますが、そうなのですか?>わかもの社さん
 
 ちなみに大月書店は、マルクス主義の古典を集めた国民文庫をもう出さない方針とか。レーニン全集は廃刊、ML全集もCD−ROM版だけ、文庫は在庫一掃したらおしまい、ということのようでございます。たしかに文庫は利が薄いし、青木書店などずっと前に文庫はつぶしておりますね。残るは岩波だけ? そうそう。『国家と革命』の新しい訳がちくま学芸文庫に入りました。その訳者が防衛大の先生というのがおもしろくて(苦笑)。
 
 でも、今こそレーニンを! って、ちょっと粋ではないでしょうか?
 「ボルシェビキ・レーン主義」じゃ、ぞっといたしませんけど(笑)。

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菱田小跡地 投稿者:ううううん  投稿日: 3月 6日(水)23時35分44秒

3.26。鎌田さんが総括集会のおりに
 「日本社会主義革命の大道を歩もう!」とアジテーションをした。
今更ながら、思いうかべます。プロ青同諸氏の鉄パイプの立て動の動きと共に。
あれは感激しましたよ(笑)

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鎌田慧って 投稿者:黒目  投稿日: 3月 6日(水)22時27分18秒

ドリフの、「爆発の中から出てきた加藤茶」みたいな頭してましたよね?

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鎌田さんの「下手」話がたっぷりと聞けます。今日は宮武外骨。 投稿者:黒パン
 投稿日: 3月 6日(水)21時15分55秒

幾つかの板には貼り付けましたが。
http://www.nhk.or.jp/ningenkoza/200202/wed.html
第1回 独立不羈(ふき)の覚悟 〜陸羯南 2月6日放送2月11日・3月2日
(再)
第2回 ルポルタージュの先覚 〜横山源之助
2月13日放送2月18日・3月9日(再)
第3回  元始、女性は太陽であった 〜平塚らいてう
2月20日放送2月25日(日)・3月16日(再)
第4回 自由への疾走 〜大杉栄
2月27日放送3月4日・3月23日(再)
第5回 過激にして愛嬌(あいきょう)あり 〜宮武外骨
3月6日放送3月11日・3月30日(再)
第6回 関東防空大演習を嗤(わら)う 〜桐生悠々
3月13日放送3月18日・4月6日(再)
第7回 不屈の"弱者" 〜鈴木東民
3月20日放送3月25日・4月13日(再)
第8回 生涯一記者 〜斉藤茂男3月27日放送4月1日・4月20日(再)

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鉄産労<声明> 投稿者:イレギュラーず  投稿日: 3月 6日(水)21時12分20秒

↓に「仙台駅強制配転闘争勝利」声明が出ました。

http://www.ne.jp/asahi/miyagi/zenroukyou/

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全くです!私も笑ってしまった。 投稿者:菊  投稿日: 3月 6日(水)20時05分48秒

わかもの社さん、同感、同感。
鎌田慧(通称カマケイ)さんの「自動車絶望工場」は今や、古典中の古典ですね。

ところが、カマケイさんの話は津軽弁混じりのぶっきらぼうな調子で、
話は途切れ途切れ。面白くないので、5分も聞いたら飽きてしまう。

最近、カマケイさんの本は何となくワンパターンで面白くなかったのですが、
太宰治の津島家を描いた「津軽・斜陽の家」はよかったですよ。

やはり、津軽出身でカマケイさんと高校・大学が同窓である出版社にいる友人によれば
「どうせ、東奥日報の連載を参考に書いたんだろ。鎌田慧の原稿は粗っぽくて
編集者泣かせなんだから」とのことですが、「津軽・斜陽の家」はカマケイさんの
津軽に寄せる想いや「じょっぱり」らしさもあちこちに溢れています。

津軽人はガンコで偏屈で、お互いぼろくそに言い合って、でも最後は津軽に帰るようですね。

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『自動車絶望工場』 投稿者:わかもの社  投稿日: 3月 6日(水)19時42分29秒

>AIT久我山支部(準)さん
>鎌田サトシ氏に「上手い演説・講演」を期待しないのと同様です(^_^;;)。

これ、あまりにツボにはまって、笑いこけてしまいました。(TAMO2さんの吉野家コピペも)
私は労協連に入る前、群馬県太田市で自動車工場の期間工を一年間やっていたんですが
鎌田氏の例の本はあまりに有名で、私もこの本を知らない同僚たちに、とりあえずはこれを読めと薦めていました。
秋の日曜日、東京で鎌田氏の講演があるというので仲間を引き連れ聴きにいったのですが
仲間の反応は・・・・(/_;)

<萩原遼さんの件
鬼薔薇さんに指摘された「調子よすぎる」という点ですが、改めて萩原氏の著作を読み返して
みると、確かに少し感知できますね。日本共産党からの朝鮮人党員離脱方針には、
アジア革命の盟主・中国共産党の華僑政策(つまり、在住国の革命闘争になるべく関与するな
という政策)が影響し準用されたものだ、という萩原説も、間違ってはいないでしょうが、
「六全協後の非公然性否定路線には都合がいいぞ」という、わが党側の主体的要因を
滅却した認識に転化してはいけないんだと思うんです。

ま、それはともかくとして、萩原さんは「新日和見主義事件」(1972年)あたりには
ピョンヤンに特派されていたわけだし、話してみても60年代末から西側世界に拡がった
ラディカリズムにはちょっと疎いところがあります。
つまり、良くも悪くもゲバ民&全共闘が提示した問題をスキップしてはいます。

このスキップは、萩原さんと前後してハノイ放送に「潜行」していた加藤長さん
(元・赤旗欧州総局長 → 前・日本労協連国際部長、『苦悩する西欧左翼への手紙』
 『青春のハノイ放送』著者)にも言えることです。

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27万あくせすありがとう\(^o^)/ 投稿者:まっぺん  投稿日: 3月 6日(水)18時28分49秒

27万アクセスに達していました。2〜3日まえだったのかな?
ならびに、鉄産労勝利ばんざい!・・・
ところで鉄産労について関連記事を検索してたら、こんなの見つけちゃいました。(^^;;)

 「日帝・中曽根の二期着工攻撃にふるえ上り逃亡した第四インターは、決戦的激突期を迎えた労働戦線で
も恥ずべき逃亡を開始している。動労カクマルとのたたかいに恐怖し逃亡した負け犬がよりそって『鉄産
労』なるものをデッチあげたのである。これは三重の逃亡である。まず第一に反革命ファシスト・カクマル
の動労支配とのたたかいからの逃亡であり、第二に日帝の国鉄労働運動破壊攻撃からの逃亡、日帝との対決
からの逃亡であり、第三には、日帝の大攻撃とカクマルの白色テロ支配のなかで苦闘する動労組合員や動労
大改革のためにたたかっている動労千葉を裏切り逃亡したことである。」(「前進」一一八〇号)

http://www.jrcl.net/web/framege3.html

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ぎょーむれんらく 投稿者:まっぺん  投稿日: 3月 6日(水)17時12分58秒

メールではお互いに化けあっていてよくわからないので、ここに書きます。
臨夏さん、あなたからのメール、めちゃめちゃ文字ばけしてて読めません。
それで、どーやら、「よめませーん」という私の返信も文字化けしてたようです。
どーしよう?(^^;;;)

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旧国鉄の配転訴訟で職場復帰 投稿者:イレギュラーず  投稿日: 3月 6日(水)15時05分15秒

議論の途中にすみません。

3/5河北新報宮城県内版から要約
原告の鉄産労の元運転士2名が、強制配転損害賠償訴訟の和解を受けて、職場復帰へ。1名は2000年に復帰。今回和解直前にもう一人の復帰が決まった。
配転命令の適否をめぐる訴訟の一部勝訴が確定した2000年2月の最高裁判決に沿うもの。

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マンデルの反論 投稿者:まっぺん  投稿日: 3月 6日(水)12時34分30秒

ソ連崩壊いらいロシア革命を「犯罪」として描く動きが活発になり、「共産主義黒書」はその代表的なものでしたが、エルネストマンデルによる反論が刊行され、それが非常によかったので以前ここに紹介したことがありました。一昨年、ここの常連(?)である早野一さんによるその書評が「かけはし」に出ているので久しぶりに読んでみました。「レーニン主義組織論」の問題やボリシェヴィキにおける党内民主主義など、内ゲバにも関わる指摘があります。ぜひ読んで見てください。

※この書評は「赤色土竜党」サイトを「かけはし」ではじめて紹介した記念すべき論文でもあります。\(^o^)/

http://www.jrcl.net/web/pk400.html

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しかしそれにしても 投稿者:いずみ  投稿日: 3月 6日(水)11時13分28秒

 「小西誠への質問状」スレ、もうホントにどうしょうもない腐れ爺ども
が湧いてきてますね。
 どうしてあそこまで「アタマ隠して尻隠さず」なのだろう。

http://money.2ch.net/test/read.cgi/kyousan/1014940928/

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↓補足 投稿者:AIT久我山支部(準)@後衛  投稿日: 3月 6日(水)00時12分05秒

 冒頭の「という」は,「総評全国金属港合同」に対応してます。

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「総評全国金属港合同」+萩原さんのこと 投稿者:AIT久我山支部(準)@後衛  投稿日: 3月 6日(水)00時09分03秒

 という大横断幕を掲げた写真が表紙の「労働情報」は,長らく僕のバイブル(的なもの)でありました。

 今日の「連合」に連なる右翼労線統一反対の労働情報系+高野派(の流れ)大結集の集会とデモでしたよね。掲載されてた樋口篤三氏のアジ文は,一時期まで暗記していたような気がする(^_^;;)。

 その,まさに当事者の,港合同が「連合」に行った(というと必ずしも正確ではないですが,組織上はそういうことでしょう)というところに,ある意味日本労働運動(左翼運動とも読み替えられるか)の,ある種絶望性というかシンドサがあるのかもしれません。

 萩原さんに関してのお2人の見解−「きれい事」や,また市民性を強調する欺瞞性?は,そのとおりかもしれません。
 ただ,僕は萩原さんの「役割」はそういうことだけではないと思っているわけなので。それを乗り越えたレポートは,何も萩原さんに書くことを望む必要はないのではないか,とも思えます。わかもの社さんの「人権活動家」的な期待と同じなのかもしれません。

 鎌田サトシ氏に「上手い演説・講演」を期待しないのと同様です(^_^;;)。

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民主主義のこと・4:「権力」の問題(1) 投稿者:鬼薔薇  投稿日: 3月 5日(火)23時46分54秒

を3次会のほうへアップさせていただきました。(2)は近々アップいたしますので、できればひとつのテーマをふたつの面から扱ったものとして一緒にご検討いただければありがたく存じます。今回分、学園バリケード闘争をロシア革命との対比して扱っておりますが、ここでの「ロシア革命史」議論に関連付けたものではございません。念のため。

>越貴来 翔さま
 いただいたコメントへお答えすべき点のいくつかを、ここに含めたつもりでございます。

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もし、そういう結論だとすると 投稿者:TAMO2  投稿日: 3月 5日(火)21時42分28秒

 袴田茂樹氏の本は、読む価値が多くはなさそうですね。ここにいる人の多くは、そういう段階をすでに判っていて、その上で、レーニンの生き方や思想・作風を再評価しようとしているわけですから。参加者の平等・対等な組織としてのコミンテルンは、当時に劣らず必要だと思うんですが。勿論、スターリン的な意味合いでの=ソ連の応援団としての、コミンテルンは不要ですが。

 ここに、かつて、小生が作った「吉野屋スレ」を貼っておきます。コミンテルンについての小生の考えは、ここにあります。また、袴田氏の考え方はまだ「共産党」から自由ではないな、と感じる次第です。

そんな事より1よ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。
このあいだ、不破ちゃんの「レーニンと資本論」読んだんです。
そしたらなんか自分勝手な見解が一杯あるんです。
で、第5巻には「国家と革命は暴力革命必然論で間違い」、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、自分たちの都合で先人の理論を間違いと決めつけんじゃねーよ、ボケが。
階級敵が自分の利益に忠実ならば、暴力を辞さず権益を保護するのは自明の理じゃねえか。
マルクスの手紙については「大問題を私信でのみ書くのか」と言いながら、エンゲルスについ
ては、手紙から引用。おめでてーな。
レーニンはどこで道を踏み誤ったか、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、投票はしたるから共産党の看板は他の奴にやれっての。
革命ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
相対立する二つの階級が、ギリギリの状況で対峙して、いつ内戦が生じてもおかしくない、
殺すか殺されるか、そんな緊張感がいいんじゃねーか。日和見主義は、すっこんでろ。
で、やっとロシア革命の権力奪取にまつわるヨタ話が終わったかと思ったら、次にはコミンテルン
の設立はまちがいであったとか第6巻に書いてあるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、社民主義じゃあるまいし、コミンテルン否定なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、ソ連の応援団になったから、だ。
お前は本当にレーニンの意志を継いでいるのかと問いたい。帝国主義最弱の環を断ち切られたゆえ、
世界革命を追求するために世界党が必要だ、という帝国主義論の結論を忘れたのか、と問い詰めたい。
査問部屋で小1時間問い詰めたい。
お前、一国社会主義を正統化したいだけじゃないのか、と。
共産趣味者の俺から言わせてもらえば今、カウンタームーブメントの間での最新流行はやっぱり、
分散と協働、これだね。
ネットワークを介在して重層的に繋がる運動。これが通の運動。
ネットワークってのアメーバ型の組織。当然統合責任者はいない。これ。
で、それを既存組織を超えてつなぐ。これ最強。
しかしこれを党組織がでしゃばってやると、左翼への不信感がある大衆は拒否するという、諸刃の剣。
ネット素人にはお薦め出来ない。
まあ不破君は、カウツキーの尻でもおっかけてなさいってこった。

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エスエルと左翼エスエル 投稿者:まっぺん  投稿日: 3月 5日(火)20時42分32秒

黒目さんが言うのは憲法制定会議の選挙のことですね。TAMO2さんが書いていますが、前に松田道雄「ロシアの革命」を資料として私も紹介したことがあります。

ロシアの大衆が活性化し、ソヴィエトを各地に作り始めたころ、ブルジョアジーの勢力(代表はカデット)はこの人民の力をブルジョア議会の創出に利用しようとします。そこで「憲法制定会議」の開催のための選挙が提案されるわけです。ところが、実際には、この実現は引き延ばされてきました。ブルジョア階級は大衆のエネルギーを恐れて選挙を引き延ばしていたのです。だから、実際に憲法制定会議のための選挙が各地ではじまったのは10月革命の直後から、つまりメンシェヴィキやエスエル右派がソヴィエトから排除されてしまったあとになってから、彼らがソヴィエトに替わる自分たちの権力をブルジョア的議会組織として作り直すために推進したものです。つまり「憲法制定会議の要求」は人民の権力をうち立てていくための手段として進歩的ではあったが、実際に「ソヴィエト」という権力機関が創出され、メンシェヴィキなどのブルジョア勢力がソヴィエトへの対抗手段として持ち出した時には、反動的な意味をしか持たなくなったといえるのではないでしょうか。

なお、注意しておかなければならないのは、その選挙の時につかわれた「選挙名簿」です。ロシア革命は党派としてはボリシェヴィキと左翼エスエルの指導のもとに達成されましたが、10月革命の前には、エスエルはまだ左派と右派とに分裂してはいませんでした。二月革命からはじまったロシア革命のあいだじゅう、ロシア人民の意識は急速に左傾化してゆき、都市部ではボリシェヴィキが、そして農村部ではエスエルが急成長していきました。このときロシア農民がエスエル内部の左派に支持を与えていたのは明らかです。エスエル指導部を握っていた右派はそこで左派を切り捨てます。こうして「左翼エスエル」が独立党派として誕生したわけです。しかし、憲法制定会議のエスエル派選挙名簿は10月革命前の状態に基づいて右派を上位に並べた比例代表式であり、農民の投票は右派エスエルに大量の得票を与えてしまいました。憲法制定会議は第一回の会議が開かれましたが、そのまま議会解散が命令され、消滅してしまいました。もしも、憲法制定会議の選挙結果が正しく農民の意志を反映するものであったら、農民たちはこの時点で反乱をおこしたんじゃないでしょうか?しかし、地方のソヴィエト(左翼エスエルが多数派)はすでに機能しており、憲法制定会議の廃止については、「国民的な理解」が実質的にあったと思っていいのではないでしょうか?

これを「手続き上の問題」に置き換えて「クーデター」というのは当時の状況を正しく理解したものとは言えないと思います。また、「クーデター」というなら「ボリシェヴィキ」だけでなく「左翼エスエルとの共謀」といわなければ公平とは言えません。

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「現代ロシアを読み解く」その2 投稿者:すえいどん  投稿日: 3月 5日(火)19時56分45秒

「現代ロシアを読み解く」の結論からすると、日本の革命が(ありえたとして)、ロシア革命のプロセスを真似することは(いつどこの段階でも)ほとんど無理。レーニンは権力を取った、レーニンにまなべが失敗のもと。ロシア革命は、再現性の無い1回的なもの(逆にこれが普遍的なものであるとの発想がコミンテルンを作ったわけだがそれが諸悪の根源)。同じやり方でやれるわけが無い。ボリの顰にならってはいけない、ということになりそうです。

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日本の左翼党派とボリの最大の差 投稿者:TAMO2  投稿日: 3月 5日(火)12時18分32秒

 これは、7月事件じゃないでしょうか。大衆が急進化し、敵の挑発に乗りそうになった時、大衆の前面に立ち、あたかも自分たちが指導しているように見せかけ、自らは傷ついても大衆の被害を最小限におしとどめたボリシェヴィキと、60年で国会突入を果たした学生大衆に対して外在的に大衆を批判した日本共産党。三里塚を闘う民衆に悪罵を投げかけた革マル派。・・・・

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やっぱり、取らんとしゃあないですわな・・ 投稿者:TAMO2  投稿日: 3月 5日(火)12時02分07秒

 はい、メンシェヴィズムです(笑)。権力を奪取しなければ、ボリも日和見主義となります。ただ、あの歴史の過程を現在の地平から見ると、ボリの見通しの甘さや、反革命への「断乎としない」措置なんかの甘さが目に付きます。人類史上最初の「社会主義政権」革命ですから、仕方ないけど。だけど、甘さが悲惨を呼び込む様相が哀しくもあり、恐ろしくもある。この甘さがいかに革命を傷つけ、将来に禍根を残したことか。

 別の話ですが、ボリはメンシェヴィキの懸念をマジメに共有していたんでしょうかね。ブルジョア文化の問題とか。ロシアの野蛮な「民族性」が、スターリン主義を育む大きな要因となったことは、トロツキーが色々と書き残していますが、革命前の文献を色々読むと、民主主義や文化(作風)の問題について色々と考えさせられることが多いですね。ボリが正しくて、他が間違いなんて、よー言わん(笑)。

P.S.
 おまけだけど、あの時代に生きて、なんかの間違いで「指導的立場」になったら、小生はマールトフ的な人間だったろうな、つーのは、ここの常連さんには予想できるでしょうけど。歴史のゴミ箱に逝ってきます、なんちゃって。(岩波「ロシア革命史」第5巻を見てください。)

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「現代ロシアを読み解く」 投稿者:すえいどん  投稿日: 3月 5日(火)11時27分37秒

袴田茂樹「現代ロシアを読み解く」(ちくま新書02年2月刊)。ロシアでは社会的伝統ゆえに独裁は不可避だった、他の選択肢は無かったとの論。唯一,ボルシェビキだけが秩序確立の断固たる意思を示したから、あの時勝った。で、いま、新たな中世社会がある(あの時と同じ)。共産主義がどうしたとかいう話ではなく、ロシアの民族性の問題。結構、説得力有り。でも、民族性の問題といわれると出口が無くなる。取れる権力は取るというこでいいのか?そこで悩むとメンシェビキか?

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「このやろう!権力をくれるというなら、もらえ!」 投稿者:H.H  投稿日: 3月5日(火)10時37分47秒

(TAMO2さんの書き込みに触発されました。話を中断させてすいません)

いま「ロシア革命史」(岩波版)の四巻目です。
このあたりまで読むと、なんで「クーデター」が成功したのかが、わかります。
ブルジョア政党のだめさ加減、エスエルやメンシェビキなどの優柔不断(人民戦線のイデオロギーにつながっていきますね)、ボリシェビキの方針の正しさ(でも内部でも幅はあったのですが)が、大衆(特にペトログラードや前線軍の)の意識の中で、試されていくのには、引き込まれる面白さです。

2月、4月、6月、7月と、事件ごとにこれらが証明されていくんですね。
7月蜂起でデモの大衆が、「このやろう!権力をくれるというなら、もらえ!」とこぶしを突きつけてエスエルの大臣、チェルノフに迫るところなんか、どうしてメンシェビキやエスエル、ケレンスキーなどが淘汰されたのかがわかる、迫力満点のシーンですな。あー、誰か映画化しないかな・・・、しないな。

「ロシア革命史」は少々長いですが、なぜ大衆が最終的にボリシェビキの呼びかけに応じて、10月革命を遂行したのか、がわかります。あ、無政府主義にはやや冷たい立場ですが。それでも、本書に記されている内容を無視してロシア革命史は語れません。

ついでにいえば、日本左翼の内ゲバが、大衆(運動)の囲い込み・独占のために行われてきたことと、ロシア革命史でボリシェビキなどがとった行動を比較してみると、いかに内ゲバが革命(過程)とはまったく関係ないかがわかります。

憲法制定会議については、もし革命(ソビエト)が粉砕された場合には、そこによってたつことができるという、戦術的な立場から、そのスローガンを擁護した、とトロツキーはこの本の中で言っていましたね。たぶんそれはソビエトによる支配が確立した10月以降は必要ない、ということを言いたいのではないか、と思います。永続革命が数ヶ月のうちに進んだロシア革命ならでは、の戦術かもしれません。

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まったくお説のとおりですね。>黒パンさん 投稿者:いずみ  投稿日: 3月 5日(火)10時24分59秒

#えー、また國貞陽一がふざけたメール送ってきましたので3次会の方で批判しています。

 この情報、もともとは韓国メディアが「なんで日本のメディアは事実を報道しないんだ」というコンテキストで採り上げてたらしいです。

 で、ここからはちとアレレな話なのですが、この情報を無学ないずみに教えてくれた人は、この情報の背景として「『不審船』騒動は、天皇誕生日にあわせ、このコメントを隠蔽するという意図も持ってたんじゃないか」と睨んでいるのですね。

 まぁ当然ありえる話ですが、ただ、本筋としては黒パンさんご指摘の話の方(WC)が素直ですよねぇ^^;;

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「ロシア革命史」(L・T)によると 投稿者:TAMO2  投稿日: 3月 5日(火)08時51分26秒

 ここが、意識と行動の最大の「ねじれ」なんですが、大衆が支持した党派は、SRなんですが、その当の大衆が取った行動はSRの提案(あるいは作戦)ではなく、ボルの提案によるんです。

 SRも決して一枚岩ではなく、ドンドン左派が強くなり、しまいには大衆の圧力で右派の
SRには発言権がなくなってしまいます。SR代表の発言内容は、もうボルと差はなくなって
しまいます。

 このようにして大衆に心地よい発言は、SRが言おうが誰が言おうが、内容はボルのものとなります。

 だが、SR党も面白いもので、選挙代表でデカイ面をしていたのは、右派で、もうどうしようもない捩れが「憲法制定会議」の選挙で爆発します。これは、レーニンの最大の見誤りの一つであると小生は考えています。

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侵略と同化 投稿者:黒パン  投稿日: 3月 5日(火)07時57分28秒

下の話題は、韓国・在日・日本「人」が書き込みをできる「交流」サイト≪発言後は見ていませんが≫で議論のネタになってきたものですね。

 発言当日は韓国政府は歓迎コメント。親族の収賄疑惑に汲々としていた大統領も新年挨拶で「評価」発言。WC開会式への出席を日本政府レベルで水面下で断った後の誕生日コメントだけに発言真意は様々に憶測できますが…

 ≪日本浪漫派保田与重郎は、1938年の朝鮮旅行の紀行文で「恒武天皇の御母」は「百済王族の出」であり天皇家と朝鮮王家の血縁関係という伝説を信じていると書いている。≫と「内鮮一体促進」の論調と規定。小熊英二『単一民族神話の起源』246頁

 1900年前後からの「日鮮同祖論」は日帝の侵略イデオロギーに回収される部分も多く、一貫して屈折した議論を含むものです。

 この板の常連にも「歴史学」に強い方が居たと思います…

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別の話題。天皇制関連 投稿者:いずみ  投稿日: 3月 5日(火)01時23分41秒

 ちょっとびっくりな(いや、びっくりじゃないのですが^^;;)「オコトバ」。↓の、下から2つめのパラグラフ。

 http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/koushitsu/tennou/01-2.html

 ただ、マスメディアでは黙殺されてるらしいのですが、昭和天皇も同じ趣旨のことは発言したことあるらしいです。

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朝鮮連帯青年会議の「架橋」だれかアップでいませんか 投稿者:イレギュラーず 投稿日: 3月 5日(火)01時19分47秒

もろ、「統一朝鮮革命」の綱村要(故横井氏)の視点。
なんとなく、気になります。

私が学生の頃日韓連帯運動に関わった経緯を見たとき、我が第四インター
も含めてなんと言っていいのか胸につかえるものがあります。

あと、「兵士と労働者」も。

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どのみちこーやって拡散していくので拡散ついでに。 投稿者:いずみ  投稿日:3月 5日(火)01時06分09秒

 ネット上のそこここかしこで、ますます元インターの國貞陽一クンが壊れてきています。
 日向一派もそうですが、ネットコミュニケーションを直接攻撃しかつ自ら蹂躙しつつ居座りつづける連中に対しては、執拗に執拗に執拗に執拗に、ストーカーよろしく晒しageしていきます。

 一応、最もまとまったリソース集は2ちゃんだというのが情けないですが^^;;一応再紹介。

  http://ebi.2ch.net/test/read.cgi/regulate/1014126595/

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2ちゃんで誰かが指摘してましたが 投稿者:黒目  投稿日: 3月 5日(火)00時49分59秒

選挙で大衆的支持を集めたのはSRですよね?
ボルシェビキはその後、クーデターで権力握ったんであって。
「勝った方がエライ」という観点からは、ああいう持ち出し方もアリかと思いますが、
大衆的支持とテロリズムという関係からだと、おかしな話になるのでわ?
つーか、このへん、よく知らないのでアレなんですが。

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熊谷論文への賛否 投稿者:鬼薔薇  投稿日: 3月 4日(月)23時50分13秒

であれば、わたし文句なく「賛」でございますよ(^^)>せみまるさま

>スターリニストであり、かつナロードニキであるという批判は矛盾しますか?....この二
>つは二律背反なもの、或いは少なくとも同居できないものかどうか?

 いわゆる「二重人格」でなくとも人間はいろいろ矛盾する面を内に抱えた存在ですので、「同居できない」と断ずることはできぬと思います。ただ、そうとうに異質な要素であることは間違いございませんね。スターリン主義は「国家の思想」、言い換えますと支配と抑圧の思想とわたし心得ますし、ナロードニキの精神は人民の抵抗思想でございましたから。
 
>もともと中核派の方が革マル派を30年代の「ファシズム」に当てはめて批判しているん
>ですからそれへの反論を当時のファシズム批判の分析からおこなうことは「失当」とはい
>えないでしょう。

 相手の論理を逆手にとって、というのは論争テクニックとしてはアリでしょう。それでは相手の「ファシズム」認識を温存することにはなりましょうが、中核派批判が目的ならそれでもかまわぬかと存じます。でも、熊谷論文の狙いは、中核派批判というより「こころある中核派活動家」への訴えにあったのではないでしょうか? わたし、その意味で「賛否」をいうなら「賛」でございますし、その狙いに照らして「失当」と感じたのでございます。
 
 でも、熊谷さんの中では、どうやらふたつの狙いが混在していたのかなとも、コメント拝見して思いました。であればもう少し整理が必要でございましょうね。党派批判なら党派批判、訴えなら訴えと。重なる部分はもちろんあるにしても、狙いはピンポイントでなければ効果半減と存じます。
 
 ま、他人さまの書いたものを論評するのは楽でございますけど(苦笑)。

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日本共産党の「朝鮮問題」 投稿者:鬼薔薇  投稿日: 3月 4日(月)23時49分03秒

>久我山さま、わかもの社さま コメントありがとうございました。

 わたしの“雑な感想”は、先の書き込みでも明示しておりますように、北鮮関係レポートに限ってのもので、ご本人の党内でのお立場やご活動については、存じませんし申し上げることもかないません。

 “調子よすぎる”と書きましたのは、朝鮮・韓国(具体的には北朝鮮ですけど)と日本との関係を、国対国という構図で扱っておられる点でございます。「民族主権」とか「外交関係」とかの次元ならそれは適切としても、「党」や「人民」のレベルではちがった枠組が必要と思うのですね。朝鮮戦争期の反戦闘争のこと、帰還問題、いずれも植民地支配の歴史を背景にした日朝人民共同の闘いに関わる事であり、また党組織ではコミンテルン以来の「属地主義」(国籍や民族に関わらず所在地の党に属する)から民族別所属に転化する組織再編が重なって問題を複雑にしておりました。
 
 党の組織形態がどうあれ、反戦闘争その他国境を超える課題はいくつもあり、それに対応する国際連帯が大きな課題になること、あらためて申すまでもございませんが、特に日本にとっての朝鮮問題は、日本の中に深く食い入った問題でございます。これを「国対国」という枠組に押し込めるのは、問題の捉え方として正しくないとわたし思いますし、歴史となった問題については、正しい理解を妨げることにもつながりかねません。6全協以後このかた日本共産党が50年期の政策と行動に関する情報を公開せず、日朝両人民の批判的検討から隠してきたことは、まぎれもない事実でございましょう。
 
 萩原さんの北鮮関係レポートは、日本共産党史に関わる点に触れることなく、金日成体制をもっぱら「独裁・個人崇拝・非民主的」という観点から、いわば他所(他国)ごととして捉える傾向をわたし強く感じました。その点が不満でございましたし、前提になっている枠組が、歴史の重層的な関係構造を抜きにした“キレイごと”にみえました。その点を“調子よすぎる”と表現した次第でございます。その前提をイデオロギー的に申せば「民族主義」ということになるのでしょう。そのような偏向は両党に共通のもの、両党を含む戦後国際共産主義運動全体の問題と受けとめるべきことでございましょう。それが「左翼性(階級性)」を脱色していった結果が「市民主義」かもわかりませんね。
 
 わたしのような関心に応えるようなレポートを書いていただくことが離党を不可避とするものなのかどうか、事情を知らぬ立場では判断つきかねますけれども、公刊された著作に対する読者の希望として、特に不当なものではないと存じますが?
 
 なお、共産党本部ビルの建替え工事で隠匿された資料が「発掘」される可能性については、わたし悲観的でございます。残っていたならかつての建て替え時に「発掘」されたはずでございましょう。さらに残っているとすればそのとき見つからなかった残りですね。さて新たな「発掘」があったとして、それが公表されるのか隠滅〜廃棄されるのか、後者の可能性が圧倒的に高いのではないでしょうか? 前の建て替え時には何も発表されませんでしたし。
 
 ちなみに、50年当時の非公然機関紙『平和と独立』復刻版が党外で出されたようですが、党本部はこの出版に対し一切の協力を拒んだと聞いております。積極的に妨害したかどうかは存じませんけど、闇の空洞には蓋をしておきたいとしても不思議はございません。「開かれた党」とは、こうしたあり方を問い直すことではないでしょうか。さぞ辛い作業かとは思いますが、心ある党員のみなさまのご努力に期待したく思います。

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一年ぶりかの投稿ですが… 投稿者:NANA$\(パチ★プロ同盟)  投稿日: 3月 4日
(月)22時31分24秒

先日、名古屋のウニタ書店によったのですが党派機関紙はほぼ新三派? (前進・○解放・SENKI)しか置かなくなってました。前はWR→かけはしは勿論人力派や青共同(準)までほぼ揃ってたんですがね。自分は相変わらず定職決まらずパチンコしながら今、悪名高いZ同盟(革マルじゃないよ)の単産下の工場に業者から派遣されて通い日銭を稼いでます。労働現場の実態をいろんな面で覗くことができるよーな気がします。いっつも議論と関係ない投稿ですんません。

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港合同のたたかい 投稿者:mao  投稿日: 3月 4日(月)14時14分46秒

最近読んだ本に、大和田幸治著、題名が「企業の塀をこえてー港合同の地域闘争」アール企画というのがあった。
印象にのこったのは、1970年代の初めに、ある会社に右翼ガードマンが導入されそれを地域労働者が2年間以上にわたり、毎日昼休みに闘争をくりひろげ、ついにガードマンを追放した話であった。その過程で実力闘争をめぐり、共産党との分岐も生じた。しかし、大和田さん(全金田中機会支部委員長)は反共にならない、共産党批判をおこなったようだ。最近、ここでは内ゲバや小西問題など、暴力論が展開されていますが、この本は大衆的な実力闘争のありかたなど、さまざまな示唆に富んでいます。

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鬼薔薇さんへの切れ切れの感想 投稿者:せみまる  投稿日: 3月 4日(月)13時39分47秒

熊谷論文への賛否はともかくとして

30年代のスターリンの「社会ファシズム論」を中核派への反論に持ち出すのは問題でしょうか?
もともと中核派の方が革マル派を30年代の「ファシズム」に当てはめて批判しているんですから
それへの反論を当時のファシズム批判の分析からおこなうことは「失当」とはいえないでしょう。

シミタケはスターリニストであり、かつナロードニキであるという批判は矛盾しますか?
う〜ん、どうでしょう? この二つは二律背反なもの、或いは少なくとも同居できないものかどうか?
評価がわかれるところですね。「思想」として評価する場合、スターリン主義とは
共産主義の一変種だと私は思っていますから、ナロードニキとは相容れないと思います。

「ボリシェビキ・レーニン主義へ復帰せよ」という呼びかけは、そうですね。
まったくアナクロニズムと思います。いまどき、そんなこといっても大衆の共感は得ないでしょう。

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一種の「人権活動家」として、 投稿者:わかもの社@配達帰り  投稿日: 3月 4日(月)05時56分33秒

私は萩原さんをリスペクトしてます。
北朝鮮レポートよりむしろ彼の党体質批判の方向性について私は疑問があります。
これは川上徹氏の『査問』にもいえることですが、市民主義的未来をほのめかす
記述には、批判的です(僕はむしろこれからが階級闘争だと思っているため)。
が、萩原さんが「とにかく党を開く」姿勢を示しているのには無条件賛同しています。
特に、代々木の新・本部ビルを左翼活動の共同オフィスとして開放すべしとの主張に賛成(^^)

鬼薔薇さんが書かれていた祖防・民戦関係の
>おそらく基礎資料も意図的に隠滅され、闇に葬られたことと思われます。
とのことですが、あの九龍城内のような現党本部が解体されたときに「発掘」される
かもしれませんよ。

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