四トロ同窓会二次会 2002年5月20日〜22日

誰でも歓迎!何でも自由に投稿してください。投稿内容は過去ログに保存します。「赤色土竜新聞」その他に掲載する場合もありますのでご了承ください。
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ありゃ? 投稿者:黒目  投稿日: 5月22日(水)23時32分10秒

入ってないよ、この人たち。なんで?

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しっかし(苦笑 投稿者:黒目  投稿日: 5月22日(水)23時13分42秒

秋山清 井上光晴 色川大吉 遠藤忠夫 久野収 対馬忠行 中井英夫 
中村宏 埴谷雄高 平野謙 藤本進治 もののべながおき 
という面子は、「声明」ともある程度、重なってると思いますがね?
色川大吉や久野収、もののべながおきなどは4トロの「声明」には賛同していないのですか?

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三次会への反論 投稿者:せみまる  投稿日: 5月22日(水)22時53分12秒

> この文面から、埴谷雄高の思想を読み取ろうなどというのは

少なくとも、内ゲバに対して彼がどう対応したかを見れば、そこに埴谷雄高氏の「内ゲバ」理解の程度を読みとることができます。「提言」の文章を誰が書いたにせよ、それに乗った段階でその水準で思考しているといえるわけで、もしも埴谷氏が「あれは僕の文章じゃないよ、革マルの高知聡が書いたもんだよ〜」と言ったとしたら、自分の言動に対する責任を問われるでしょう。

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2つのスターリン主義「批判」 投稿者:黒目  投稿日: 5月22日(水)22時05分41秒

かめさんにも指摘されましたが、確かに狭義すぎますな。(苦笑)
スターリン主義に対する批判として、2つの流れがあったと思うのです。
ひとつはフルシチョフによる、いわゆる「スターリン批判」、
もうひとつはトロツキーによる、世界革命路線の立場からの、一国社会主義路線批判。
わが国の新左翼というのは、基本的にこの一国社会主義路線を批判するという立場から、「スターリン主義を乗り越え」てきた、という線ですね。で、フルシチョフのスターリン批判。フルシチョフはスターリンの路線を捨てることで、デタントにもって行き、軍事的に緊張緩和したい、という要求があってのことなわけですが、各国の共産主義運動はこれを受け入れ〜の、それまでの路線を清算し〜の、という展開があった。で、どういう事になったかというと、「これまでいろいろの問題があったが、それはスターリン批判でぜ〜んぶ片付いて、よかったね」てな話になった。
で、もちろんそれに対する反発はあり、「スターリン批判ってのはそういうんじゃないだろう。革命権力はいつでも腐敗する可能性があるんであって、これからも批判されつづけなければならないんだ」てな立場ですね。

で、重大な勘違いは、「世界革命路線を採用すれば、スターリン主義は乗り越えられたことになる。すなわち、革命権力の腐敗という問題は、世界革命路線をとらなかったことにあるのだ」という奴です。
わが国の新左翼の認識は、基本的にこの線に陥っていると思います。
俺がスターリン主義の定義にこだわるのは、このトンチキな路線をきっちり腑分けしたいと考えているからです。

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お取り込み中すいませんが 投稿者:TAMO2  投稿日: 5月22日(水)21時24分45秒

 師匠降臨!@2ちゃんねる風 で、リンク先に注力したいと思います。
皆様もどうぞ。
それから、TKさんは経済学徒らしいです。

http://www.benricgi.com/bbs/tree/a/300262/toride.htm

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黒目さんへの解説 投稿者:せみまる  投稿日: 5月22日(水)19時57分32秒

三次会のほうに18日の「内ゲバ研究会」資料を掲載しました。Giyaさんのとぼくのを。

せみまる文書は「提言」と「声明」を比較したものです。その資料に見るように、「提言」と「声明」は、根本的には「内ゲバをどう考えるか」から全くちがう解釈をし、全くちがう対応をしています。もちろん、埴谷雄高氏をはじめとする人々は、個人的善意からこのような「提言」をおこなったのでしょう。しかし、「内ゲバ」の本質にせまる提案ではなかった。「内ゲバ」を単に現象でしかとらえなかったために、その行動には限界があったのだと思います。「声明」のほうは「内ゲバ」を「排他的なイデオロギーによる支配」にまで広げて解釈することによって、その本質をとらえていると思います。ここで「スターリニズム」ということばはいっさい出てきませんが、「スターリニズムとはどういうものであるか、どのようにこれとたたかっていくべきか」を、この声明がはっきり示していると思います。

http://www60.tcup.com/6038/mappen.html

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黒パンさんへ 投稿者:赤い余談  投稿日: 5月22日(水)18時17分34秒

黒パンさん。
返答を要求しておきながら、私自身の返事が遅くなって大変申し訳ありませんでした。

>≪「自称」すれば「アナーキスト(アナキスト)」≫  何でもいいの
では。
問題は周囲との関係だから。赤い余談さんの周囲に居た彼女、彼等が「制度」や「権威」に
こだわっていたのならば、それはあなたとの関係を反映していたのではないのですか?

残念ながら黒パンさんが何を言わんとしているのか判然としません。
私との関係性の中で私がその人々を「権威的」と感じたのです。当然の話です。
したがって、黒パンさんの「それはあなたとの関係を反映していたのではないのですか?」
との質問は、どういった角度で反映したのかは知りませんが、
当たり前のことを聞いているにしかすぎないので、「そりゃ、そうでしょう」と
答えるほかありません。ただし、穿った読み方すれば、

■私が「権威的」な人間であったため、私の周囲にいたアナキストたちが「目には目を」的言動で反発した。
あるいは
■私が「権威に弱い」ため、「こいつにはこれが効く」とばかりに
私の周囲にいたアナキストたちが私に対して'だけ'は「権威的に振舞った」。

ってなこと等が含意としてあるのかなあ、と(仮の話ですよ)。
ま、いずれにしても私にはその人々は「権威的」「権力が欲しい」人と映っている(た)
のです。
それでアナキスト≒「あらゆる権力・権威を否定する人」と私が理解していた類とは
異なるわけで、わたし(周囲)との「関係を反映して」権威的にもなれるとすれば
「あらゆる〜〜否定」とは言えなくなるのです。
私がどういう人間であろうと、アナキストが己の「主義」に反する言動をするのは
「便宜主義的だなあ」と思うわけです。

>赤い余談さんの大勢というのは3人以上を指すのでしょうか? 
>本当に大勢いたら 興味深いものです。大勢とは10人、100人?

おおよそ20人以上30人未満、ってとこですね(黒パンさんご本人も含めて)。
「大勢」とは主観的な判断ですから、この「狭い運動界」の絶対数を考慮すれば
私にとっては「大勢」でした。
揚げ足とりはしませんが、黒パンさんも以下のように書いているのです。
> それまでは、周囲にアナキズムを考えている人たちが大勢いたという認識です。
ま、要するに「大勢」とはお互いの主観によるってことですね。

>私は当人が自称でも他称でも否定していようが、
アナキズム的な振る舞いがあればはば広いカテゴリーの中でアナキストだと考えています。

問題は何が「アナキズム的な振る舞い」かですね。
感性の問題でしょうか、私には「運動の事象」の「深い」ところがなかなか読めないので、
周囲との関係の中で「権威的」にも「権力的」にもなれる人々を、アナキズムが
「多様」であるとはいえ、「アナキスト」とは言えないような気がします。
どんなもんでしょう。ふむ。

>困るのは自称アナキストといって、振る舞いがアナキズムと縁遠い人の場合ですが、それでも本人が言うのならば、とやかく言う問題ではないと思います。自戒を込めて。

私の場合、そういう人々が存在するとしても特に困ったりはしませんが、「本人が言うのならば」以下には全く同感です。
でも黒パンさんのこの一文は「どうして黒パンさんが困るのだろう?」と突っ込みたくなる部分ですね(苦笑)。

自分自身の身辺が慌しいときに、黒パンさんに「からんで」しまって、黒パンさん、失礼しました。
私は、「アナキズム」「アナキスト」よりも「アナキズム・アナキストを語る人」の方に
なんか興味をそそられるので、つい書いちゃいました。

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スターリン主義の定義について二人の間に共通了解がないんですね 投稿者:かめさん  投稿日: 5月22日(水)17時46分47秒

わたしはスターリン主義=一国社会主義路線というのは狭義すぎるけど、しかしなんでもかんでもスターリン主義とよぶのもやめといたほうがいいし―と考え込んでしまいます。
「共産主義運動」の中の一部にある、いろいろなよくない傾向のことを、まとめて、「スターリニズム」と呼び、「歴史の中にスターリンが果たした役割」と結びつけて理解するというやりかたのもっている解りにくさは、それだと、スターリン主義の定義がいろいろなことを含んで膨らんでしまうところにあります。
で、極端な話、(うんと若い頃、私の周囲であったことですが)たとえば会議におくれてきたのにきちんとあやまんなかったから、おまえは官僚主義で、したがってスターリニストだ、みたいな用法まであったりする。そんなのそいつが横柄だっつうだけのはなしで、そこまでいっちゃうと、悪いのは全部スターリンていうわけで、それは「偉大なよい指導者への個人崇拝」のただの裏返しとしての個人罵倒をスターリンにしてるだけになってしまう。
 多くのふつうの左翼的な人の間では「スターリニスト」というのは「バカヤロウ」や「おたんこなす」とおんなじ悪口言葉と化しているのではないでしょうか。ふつうの民青のあいだで「トロツキスト」がそうなっているのと同じように。悪口言葉は定義よりも情念が先にたつものです。定義にしっかりこだわった実のある論争を期待します。

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>黒パンさん 投稿者:赤い山女魚@静共闘  投稿日: 5月22日(水)15時54分23秒

>月曜から夜勤続きと、締め切りを過ぎた原稿が何本かあるので赤い山女魚さんへのレスをとばしていました。

そういうのはお互い様ですから別に構いません。

>まるごと事実≪曖昧なことを含めて≫
>として受け入れてからの、答えとして受け取ってしまいます。

だから、匿名希望さんは

>聞いた話か何処かで読んだ話しか記憶が不鮮明なのですが、

と、その出典についての記憶は定かでないが、として

>戦後第一回統一地方選挙で、何処かの区長になったアナーキストの石川三四郎は
>「天皇を日本国の村長にしよう」といっていたようです。

として、石川三四郎の件を述べてるのです。「曖昧」といってもこの件そのものは、「ようです」と確証の高い情報として提供されたと見るのが普通じゃないですか?曖昧なのは匿名希望さんがどこでそのことを知ったかの記憶であって。

これに対して、アナキストの歴史に造詣の浅い私が、「ふ〜ん、そうなんだ」と思って何がいけないんですか?当然、それを前提に話をすることになりますよ。

職場で、
A「あれ?Cさんは今日、休み?」 
B「風邪のようですよ」
A「そうか。風邪はこじらすと大変だから無理しないでしっかり休養した方がいいよね」

という会話はごく普通だと思いますが。

>「おかしい」とか「間違って」いるとか書いていません。どこかに書きましたか。

黒パンさんって、文脈や行間を読むことが出来ないのですか?
「何がおかしいのですか?」っていうのは、黒パンさんが「おかしい」と言っていたということではなく、ごく常識的な書き込みをしたつもりが、私の理解を超えた黒パンさんのレスがついたことに対してです。それに対して、「どこがおかしいの?」ってのも日本語として普通の表現だと思うけど。

それがバネになり、私の「赤い山女魚さん」への感想、評価として一連の「ステレオ・タイプ云々」と、私が主観として書いたわけです。

つまりこの件だけでなく、他のこれまでの私の書きこみなども含めての感想、評価ということでしょうか?

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赤い山女魚さん 投稿者:黒パン  投稿日: 5月22日(水)15時26分40秒

 月曜から夜勤続きと、締め切りを過ぎた原稿が何本かあるので赤い山女魚さんへのレスをとばしていました。
 
 私なりに整理すると、私の過剰な反応かもしれませんが、どうしても
曖昧な「区長経験者、天皇≪村長≫発言」≪匿名さん書き込み≫、に対して
真意はわからないがと対応することは、まるごと事実≪曖昧なことを含めて≫
として受け入れてからの、答えとして受け取ってしまいます。ここら辺は数日経ても、私の中では変わりません。
 それがバネになり、私の「赤い山女魚さん」への感想、評価として一連の「ステレオ・タイプ云々」と、私が主観として書いたわけです。
 
 ≪ある事柄について、「○○のようだよ」といわれたら、○○を前提として、それななこうだねとか、応答するのはごく普通じゃないですか?≫
 ここは見解が違います。

 「おかしい」とか「間違って」いるとか書いていません。どこかに書きましたか。
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(無題) 投稿者:反共精神  投稿日: 5月22日(水)14時54分07秒

いまのハンドルには特別な思い入れもないので、べつに変えちゃってもいいと思います。自分であると識別できさえすればなんでもいいわけですが。とりあえず反石原精神(反石原慎太郎精神)とでもしておこうか。

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研究会資料 投稿者:せみまる  投稿日: 5月22日(水)14時46分19秒

Giyaさん、こないだはだうもー!\(^o^)

Giyaさんの資料と私の資料をあとで、三次会のほうに掲示します。
http://www60.tcup.com/6038/mappen.html

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SENKI派に見る内ゲバ的体質 投稿者:Giya  投稿日: 5月22日(水)14時31分04秒

5月18日に開かれた内ゲバ研究会で、「市民運動への転身を装うSENKI派(自称・ブント)に見る内ゲバ的思考」を発表しました。amlに投稿しましたので、ぜひご覧ください。

http://www1.jca.apc.org/aml/200205/27979.html

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いや、風邪引いて寝てるんですけどね(苦笑 投稿者:黒目  投稿日: 5月22日(水)14時05分13秒

例えば昔のもんとかを読んでいると、実にいろんな「主義」が、罵倒のためのレッテル張りに登場します。
「チトー主義」「トリアッティ主義」「分散主義」「組合主義」「大衆運動主義」「セクト主義」などなど。これらは時期によって変化し、「対外盲従分子」なんてのが出てくるのは60年代ですね。で、こういったさまざまな「主義」が発明され、最終的には「新日和見主義」てな、意味すら不明のわけわからん「主義」まで登場するわけです。
 この、なんらかの傾向を「**主義」なんつって、排除し、思想的には「片付けていく」というようなありかたが、今の業界の異様なまでの思想的退廃を生んでいるのではないのか、と考えるわけです。
 この、「内ゲバはスターリン主義の結果である」てなお手軽な論法は、まさにこの伝統に即したものであり、そういうことはいい加減お片づけしていくことが出来る情勢なのではないか、と考えているのです。
その前提条件としては、例えばここで東北大の4トロの内ゲバの証言があらわれたり、ぶつかった双方の認識が交換されたり、というような今まで無かった状況が生じてきているのであり、これまでの諸々の事件を客観的に検討する条件が整ってきた、と見ているのです。

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また熱くなってしまった。(*^^*) 投稿者:せみまる  投稿日: 5月22日(水)13時
42分29秒

ゆっくり反論します。しばらくおやすみ・・・・
コーヒーでも飲みながら「小組曲」でも聴いてくつろいで下さい。

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つーか 投稿者:黒目  投稿日: 5月22日(水)13時39分23秒

「スターリン主義」というのは、ある政治体制や、それを支えたイデオロギーのことを指すのであって、この言葉自体に、善とか悪とかそういう価値を持たせるのは、絶対的に間違いだと思います。
56年までの日本共産党の運動は、間違いなくスターリン主義の下にあったわけですが、これを善とか悪とかで始末することが出来ますか?

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(無題) 投稿者:黒目  投稿日: 5月22日(水)13時31分01秒

「スターリニズムといえない」というのではなく、「スターリニズムとは呼ばない」と言っているのです。
別に、一国社会主義路線じゃなくても、官僚とは到底呼びがたいような集団であっても、それなりに内ゲバやって人殺しているじゃないですか。
んなもんをスターリン主義で、官僚政治の結果である、てな事で説明するのは不可能である、といっているのです。

また、先ほどの、中核派の、しみたけ体制でスターリン主義化、ていう話がありましたが、これはこういう話をしている人は、小西誠さんしかいないと思いますが、小西さんのいうところの、「90年代初頭にスターリン主義に転落」って話であれば、中核派が70年代から延々とやってきた内ゲバは、スターリン主義の産物ではないことになると思いますが?

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(無題) 投稿者:せみまる  投稿日: 5月22日(水)13時16分36秒

つまり「スターリニズムを構成する」とわたしが主張するさまざまな政治技術(マキアベリに類似する)は「スターリニズムとはいえない」という事ですか? それはちがうと思いますよ。さきほどから言うように、「その現象を生み出してきた思想体系」としての「スターリニズム」をこそ問題にするべきだといっているのです。

では、ソ連で発達した官僚主義政治体制は何と呼ぶべきなのでしょうか? 「スターリニスト官僚主義体制」とは呼ばれないのでしょうか? ただ「革命戦略」においてのちがいだけを「スターリニズム」と呼ぶべきなのだとしたら、たとえばトロツキズムもローザ主義もチトー主義もふくめた「さまざまな革命思想」はみな「社会主義をめざす善意の思想」であって、ただ「戦略・革命観」などのちがいにすぎないのだということでしょうか?

スターリニズムが他のさまざまな「革命思想」とちがう最も大きな点は「人間的不信感」あるいは「階級的絶望感」とでも呼ぶべきものであると思います。そこを原点とするかどうかによって、政治形態も、革命戦略も、国家観もちがってくるのではないでしょうか? スターリニズムに陥る危険はつねに我々みんなの中にあります。

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マキャベリズムというのは 投稿者:黒目  投稿日: 5月22日(水)12時51分06秒

ああいう政治手法一般に対して普通に使われる語だと思いますが。で、人民権力を作ろうとする過程で、まさにこういう権謀術数使う奴がいる、という話ですよね?人民権力を作ろうとする過程の話だから云々、てな話は聞いたことがないざんす。
また、形態の類似性をもって、「アレもスターリニズム、これもスターリニズム」という事を主張してきておられるのはせみまるさんであって、俺ではありません。

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ほそく 投稿者:せみまる  投稿日: 5月22日(水)12時35分08秒

>俺のスターリン主義の理解は、トロツキーを下敷きにしているつもりなんですが、間違っていますかね?

う〜ん・・・。私もいちおー トロツキーを下敷きにしているつもりなんですが。自信があるわけじゃないけどね。(^^)

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スターリン主義とマキャベリズムはイコールではありません。 投稿者:せみまる 投稿日: 5月22日(水)12時33分08秒

誤解を与える言い方でしたね。(^^)
訂正します。

マキアベリの時代、権力掌握は権謀術数と軍事という手段は非常に有効でした。それは「人民の権力」という考えは一般的ではなく、階級社会にあって、その社会の上層階級間の闘争だけで目的を達成できたからです。しかし、社会主義権力は(本来は)そういうものではありません、まさに被抑圧諸階級人民の団結のもとに作ろうとする権力であるがゆえに「マキアベリズム」とはぜんぜんちがうものです。しかし、その政治技術が似ている、という事なのです。ここでも黒目さんは「形態の類似性」だけでしかスターリニズムというものを分析していないと思います。

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中核がなんていってるか知りませんが(笑 投稿者:黒目  投稿日: 5月22日(水)12時10分41秒

俺のスターリン主義の理解は、トロツキーを下敷きにしているつもりなんですが、間違っていますかね?
で、「左翼内マキャベリズム=スターリン主義」という理解で言えば、中核派は、内部の事情など全く知りませんが、少なくとも外部に対しては、俺の知る限りでは、昔から一貫して、マキャベリズムである、と考えています。というか、暗殺の手段を持ってる党派は基本的に全部そういう傾向を持つと考えていますが。

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(無題) 投稿者:黒目  投稿日: 5月22日(水)12時03分50秒

せみまるさんの言うてはる事は、整理すると、左翼内部のマキャベリズム的傾向を「スターリン主義」と名づけて、批判の対象にしよう、てな話ですか、要するに?
俺はスターリン主義なる主義が、「チトー主義」とか「黒寛主義」とかが狭い概念であるのと同様に、狭い概念である、と考えているのですが。そうでなければ、今、一般に流通している「スターリン主義=悪い社会主義」なんて話の枠組みから一歩も出ることは出来ないと思うのです。

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(無題)への反論 投稿者:せみまる  投稿日: 5月22日(水)12時01分14秒

つまりスターリン主義とは「国際革命戦略」のことであるということですね?どちらかといえばそれは中核派の理解のしかたと似ています。そしてその「スターリン主義」への理解の仕方は表面的でしかないと思います。その解釈の仕方ではなぜ中核派があのような「スターリン主義的変質」をとげたのかが理解できません。
いや、黒目さんにとっては清水丈夫氏の現在の組織独裁は「スターリン主義」と規定するべきではないのでしょうか?

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補足 投稿者:せみまる  投稿日: 5月22日(水)11時57分40秒

>また、スターリン主義に見ることのできるなんらかの傾向を有しているならば、
>それはスターリン主義である、というのであれば、世の中の左翼は、ことごとく
>大なり小なり、スターリン主義である、てな話であると思われますが。

賛成します。多くの、いや、まさにトロツキストも含めて 全ての党派がつねに「スターリン主義」を組織内部に持ちうる危険性をもっています。それは時として、その組織を悲劇に陥れます。第四インター日本支部崩壊も、解放派の内ゲバ主義への転落も、組織内部の全部か、あるいは指導的な一部分かもしれませんが、そうした「スターリニズム」的思考へと転落したから起こったことであると思います。

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(無題) 投稿者:黒目  投稿日: 5月22日(水)11時56分32秒

>その「スターリン主義」とは、「自己が絶対的に正しく、そのために他者を排除する権利が自分にある」という思考方法、それに基づいて「他者の排除のためにはどのような手段も正当化される」という思考方法であり、これは「人間不信」に基づく権力掌握の体系です。こうした思考方法を持つ人物はたくさんいますが、過去にその類似をもとめるとすればマキャベリの「君主論」に考察されるチェーザレ・ボルジアがあげられるでしょう。「人間不信」と「権力志向」…これが「社会主義思想」と結び付いた時にどのように変形するのか? これがスターリンによって見事に描き出された政治体系であり革命戦略・戦術である、と理解しています。

それは普通にマキャベリズムといいませんか?
スターリン主義というのは、スターリンとその時代の国際共産主義運動のあり方を指す言葉であって、それを一般化して、そのあり方に見られた特徴をすべてスターリン主義と名づけるのは、ただの用語の混乱でしかないと思いますが。

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無意味とはおもいません。 投稿者:せみまる  投稿日: 5月22日(水)11時48分31秒

「スターリン主義」とは「共産主義思想のひとつの傾向・体系」であって、それが対外的に表現されるものが「内ゲバ」であったり「一国主義革命戦略」であったりするのです。その特徴だけを見て中身を断定するのは、まったく倒立した判断の仕方であると思います。「スターリン主義の明らかな影響下にある」組織や個人についての考察と、それを支配する「スターリン主義」というものとを区別するべきである、といっているのです。

黒目さんの思考方法は「その思想を信じているものはその思想の体現者である」と断定し、思想とそれを主観的に体現しようとする人格や組織とをイコールで結んでいますね。これは「客観的に彼がそれを正しく信じていると認められるかどうか」の検討をバイパスした、どちらかというと黒田寛一の「主体性論」的な評価のしかたであると思います。

たとえ話でいえばね。「犬」は「犬」です。でも、人に飼われ人間のこどものようにかわいがられている犬は自分を「人間」と認識している、といわれます。「自分はたしかに自分であるか?」「自分が信じている思想は確かに自分が想像しているとおりの思想なのか?」という問いかけは常にしていかなくてはならないことだと思います。これはトロツキズムでもそうです。その部分を黒目さんは全く語ろうとしていません。「スターリン主義」とは「スターリンを崇拝すること」ではありません。「スターリンを嫌悪する人々」の中にも「スターリン主義思考」の人はいるものです。こうした「主観と客観の激しい矛盾」の典型的な例が「反スタ主義」であると思います。「スターリン主義打倒のためにはスターリンと同じ方法を使用することも許される」と考える。彼らに党内民主主義はなく、中央権力を握る官僚の意向が組織全体の方針へと強制されていく。また、さまざまな謀略やうそ・デマなどが自派に都合よくねつ造されてゆく。これを何と呼ぶべきでしょうか? これこそ「スターリン主義」そのものじゃありませんか。

つまり「スターリン主義の明らかな影響下にある部分も、内ゲバをやるとこもやらないところもあり」と断言する前に、それらの人々が「明らかにスターリン主義的な思考タイプであるかどうか」を考察するべきだと思うのです。私の目には解放派は「明らかにローザ主義から出発した」にもかかわらず現在の彼らの思考は「明らかにスターリン主義に支配されている」ように見えます。

その「スターリン主義」とは、「自己が絶対的に正しく、そのために他者を排除する権利が自分にある」という思考方法、それに基づいて「他者の排除のためにはどのような手段も正当化される」という思考方法であり、これは「人間不信」に基づく権力掌握の体系です。こうした思考方法を持つ人物はたくさんいますが、過去にその類似をもとめるとすればマキャベリの「君主論」に考察されるチェーザレ・ボルジアがあげられるでしょう。「人間不信」と「権力志向」…これが「社会主義思想」と結び付いた時にどのように変形するのか? これがスターリンによって見事に描き出された政治体系であり革命戦略・戦術である、と理解しています。

社会主義・共産主義がめざすものは、本来的には、「社会的平等性」であり、そこには「一権力者の特権的利益」を排除した公平・平等な社会をめざす思考が求められるはずです。しかし、スターリン主義は、それとまったく敵対する思想です。「社会主義にいたる過渡期」であることが「いいわけ」として使用されますが、そのような社会そのものを無限のかなたへと追いやることによって、スターリン主義は自己の安泰をはかろうとします。

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だから、内ゲバをスターリン主義で説明するのは無意味である、といっているわけです。 投稿者:黒目  投稿日: 5月21日(火)21時39分49秒

スターリン主義の明らかな影響下にある部分も、内ゲバをやるとこもやらないところもあり、スターリン主義との関連が認められないようなところも、内ゲバをやる。
これは、内ゲバをスターリン主義で説明することは不可能である、ということを示しているのではないのですか?

また、スターリン主義に見ることのできるなんらかの傾向を有しているならば、それはスターリン主義である、というのであれば、世の中の左翼は、ことごとく大なり小なり、スターリン主義である、てな話であると思われますが。
スターリン主義と呼ばれるには、下で挙げられた用件を満たしていなければならない、という話ではないですよね?革労協が一国社会主義方針だなんて話は聞いたことがありませんし。
「内ゲバ」(=暴力的党派闘争・党内闘争)をやっているところはスターリン主義、なんて規定なのであれば、残念ながら、そんな規定ははじめて聞くものであり、あんまり一般的な立場ではない、極めて党派的な特殊な立場であると思います。

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黒パンさんへ 投稿者:赤い山女魚@静共闘  投稿日: 5月21日(火)16時23分53秒

断片的レスになってしまってすみません。なにせあなたの書き込みには、反論したいことが山積なのでまとめて書くと膨大な文章になるし、そのためのまとめた時間も取れないので。

で、私が匿名希望さんの書いたことを事実と認定したということですが、匿名希望さんの書きこみは

>ちょっと、ちゃちゃを入れていいでしょうか。
>聞いた話か何処かで読んだ話しか記憶が不鮮明なのですが、
>戦後第一回統一地方選挙で、何処かの区長になったアナーキストの石川三四郎は
>「天皇を日本国の村長にしよう」といっていたようです。
>真意はわかりませんが。

です。これは、匿名希望さんが、その出典については記憶があいまいだけど、「アナーキストの石川三四郎は『天皇を日本国の村長にしよう』といっていた」ということに関して、「100%確実」とはいってないまでも、「ようです」と、まあ何パーセントかわからないけど、ほぼそう言う事実があったと主張してると解釈して良いかと思いますがどうでしょうか?

それに関して私は、
石川三四郎という名前は初めて聞いたけど、そう言うことがあったんだ、だとしたらアナキストがそう言う主張するとは真意はわからないな、まあ例外ということで勘弁を、
ということであのレスを書きました。

何がおかしいのですか?真偽について問い質すなら匿名希望さんにすべきではないでしょうか?更に、私が石川三四郎を批判・非難しているなら、他人の書きこみを鵜呑みにせずに真偽を確かめてから書けとか言われても仕方ないかもしれないけど、ただ「真意はわからないね」と書いてるだけです。

ある事柄について、「○○のようだよ」といわれたら、○○を前提として、それななこうだねとか、応答するのはごく普通じゃないですか?

いかがでしょうか?

これまで黒パンさんへの質問に対して未回答のものもあります。まとめてでも単独でも構いませんので回答お願いします。黒パンさんには回答の義務があると考えます。

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スターリニズムの定義 投稿者:せみまる  投稿日: 5月21日(火)16時15分29秒

スターリニズムの定義についてちょっと考えてみます。
それは「内ゲバ」(=暴力的党派闘争・党内闘争)「官僚主義」「二段階革命論」「一国社会主義」などを特徴としますね。それらの現象的特徴は、「スターリニズム」というひとつの体系を構成する要素であるのはたしかです。しかしそれらの特徴をただ断片的に集めて、さまざまな組織・運動と付き合わせて、それで「スターリニズム」が理解できるものでしょうか?

例えば、スターリンとヒットラーの共通点はたくさんあります。それは反共宣伝の材料にもつかわれるわけですが、そうした断片的特徴を寄せ集め付き合わせて「ファシズムとスターリニズムはほとんど同じ」と結論づけるのでは、「ファシズム」の本質もまた見失う事になるでしょう。歴史から学び、次の情勢に備えて闘おうと考える人々にとって、こういう分析のしかたはとても危険です。

同じまちがいを他ならぬスターリンがやっています。「社会ファシズム論」です。当時のヨーロッパ社民指導部がきわめて反動化し、まさにファシストと共通する特徴を見せた時、スターリンは「社民こそ労働者階級の敵でありファシズムの手先だ」という宣伝のもとに、主要な打撃を社民に与えるように各国共産党に指令しました。この結果、各国に一定の勢力を持ち始めた共産党勢力は後退し、かわりにホンモノのファシスト勢力が台頭して来ました。

スターリニズムについて考えるためには、まず、世界の社会主義運動の歴史の中に、スターリンが果たした役割をとらえ、その特徴をさらに現在も色濃く反映している党派・集団、それを構成する個人の思想的特徴として捉えるべきであろうと思います。繰り返しますが、「スターリニズム」とは「共産主義運動」の中の一部の傾向のことです。したがって、必ずしも「その系譜にある」とは限らないし、それよりも、「そのような思想傾向を受け入れているかどうか」のほうがその党派集団を「スターリニズム」と規定するかどうかについて、より実際的であるといえるでしょう。「反スタ」を掲げる党派がスターリニズムを克服できないのも、ローザ主義から出発したはずの党派が深くスターリニズムに毒されているのも、そういう理由から理解できます。

●「スターリニストは内ゲバ主義者ならうちゲバをするアナキストもスターリニストか?」

前回も繰り返したことですが、「スターリニストの特徴は内ゲバだ」という命題と「内ゲバをおこなうものはみなスターリニストだ」という命題とはイコールではありません。「ライオンの特徴はキバがあること」でも「キバがあるのはみなライオン」ではありません。きわめて単純な数学の証明の問題です。

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六俣ロータリー 投稿者:悔しい野郎  投稿日: 5月21日(火)09時45分59秒

>ああ、スターリニスト=日共って用法もあるんですね(笑
六俣ロータリーってどこやろ?

池袋のかつて前進社のあった場所の近くの
現在は立体交差になっているロータリーです。
当時の前進社の電話番号が、悔しい野郎来いです。

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ううむ,何か「論理学」?の演習のようだ 投稿者:AIT久我山支部(準)  投稿日:5月21日(火)02時31分55秒

 基本的には表題のみなんですが..。
 黒目さんの論点も,せみまるさんの論点も明らかなのに,かみ合わない(ずっと)。すなわち,基本的な見解が全然一致してない,ってことなんじゃないでしょうか?
 黒目さんは内ゲバを思想的系譜で説明することに意味などない,といい,せみまるさんは意味がある(というかそこで語らないと意味がない,と言っている)。ですよね?

 でも,どこかで一致しているようにも見えるんだよな〜?。
 睡魔でボーなので,とりあえずそういうことですよね?という確認のみ。(オレの解釈が全然違っていたりして?)

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アナキストも内ゲバやってる 投稿者:noiz@白昼夢  投稿日: 5月21日(火)01時04分00秒

では、そのアナキストはスターリニスト?!?!

内ゲバ>スターリニズム

じゃ、なんでいけないの?
これだと汚ねえもんを全部、スターリニストに押し付けられないから?

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いや、ですから 投稿者:黒目  投稿日: 5月21日(火)00時33分50秒

スターリン主義と内ゲバ主義って、そんなに因果関係ないんじゃないのか、という事を言ってるのですが?
まさに、思想的系譜で、「内ゲバ主義」てなことを説明することには意味がない、ということの説明のために、それを言っているわけですよね?
そう読めませんか?

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「純然たるスターリン党派」とは? 投稿者:せみまる  投稿日: 5月21日(火)00時15分10秒

>どこからどうみれば、俺が上記のような主張をしているように読めるのか、謎ですが。

たとえば、その言葉のすぐ前に言っていることばがそうですよ。

>純然たるスターリン主義の系譜の人たちでも内ゲバやってない人たちはいるし、

「トロツキストだから内ゲバはしない、スターリニストだから内ゲバをする」ことは組織的前提として考えるべきなんでしょうか?純然たるスターリン主義の党派は自分たちが「スターリン主義」である事を証明するためにも「内ゲバをやらないといけない」のでしょうか? 組織と思想との関係についてのとらえ方があまりにもステレオタイプじゃないでしょうか?

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(無題) 投稿者:黒目  投稿日: 5月21日(火)00時02分03秒

ああ、スターリニスト=日共って用法もあるんですね(笑
六俣ロータリーってどこやろ?

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というか、 投稿者:黒目  投稿日: 5月20日(月)23時59分35秒

我々はかなりええかげんに「ファシスト」だの「反革命」(w)だのという言い方をしてきていますが、マジで、ファシズム運動とは何か、と言う事を考える際には、ファシズムの厳密な定義が要求されるのです。右派は全部ファシスト、てないいかげんな使い方で、ファシズムとは何か、という事を語る事はできはしないでしょう。
スターリン主義とは何か、という事を語るためには、当然にも厳密な定義が要求されるのであり、その第一の条件は一国社会主義路線である、と認識しています。

で、>黒目さんは「思想の中身がどうであるか、どうあるべきか」といった議論をするま
>えに、その思想にもとづいて組織に結集した人物のあやまりを、そのまま論証抜きに
>「その思想そのもののあやまり」として主張してしまっている。そういう結論を出して
>しまう前に「そのあやまりはその思想から帰結したあやまりなのかどうか」を検証する
>必要があるんじゃないでしょうか。

これは内ゲバ研究会の報告にあるような、思想的系譜からの、「スターリン主義の影響」で「内ゲバ体質を獲得した」てな話が、まさに思想的中身から行為の帰結を説明しようという立場なのではないでしょうか?俺は繰り返し言っているように、純然たるスターリン主義の系譜の人たちでも内ゲバやってない人たちはいるし、スターリン主義から切れた、あるいは最初から無縁な部分にも内ゲバは発生しているではないか、という事を問題にしているのです。
すなわち、「内ゲバ体質」なるものを思想的系譜で説明する事に意味があるのか、という事を言っているのは俺なんであって。どこからどうみれば、俺が上記のような主張をしているように読めるのか、謎ですが。

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スターリニズムって何? 投稿者:悔しい野郎  投稿日: 5月20日(月)23時51分39秒

横レスかもしれませんが。
六俣ロータリー近辺にいたころ、学対の人に
カクマルってスターリニズムではないのですか?
と聞いたら、
スターリニスト(代々木)の問題は別だという答えでした。
一方で、中核派も反革命となったら許しはしないという答え。
結局意味がわからなかったのです。

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「党内」民主主義と運動圏内民主主義、という問題です 投稿者:黒目  投稿日:
5月20日(月)23時34分59秒

そんな、トロツキーが無謬ではない、などというのは前提です。
内部的に決定過程が民主的であったとしても、民主的に、他党派をゲバでやっつける、という方針が出される、というようなことは当然ありうる話ですね、という事を言っているのです。

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トロツキーは間違いをおかさなかったとでも? 投稿者:せみまる  投稿日: 5月20日(月)22時47分19秒

>トロツキーは、党派内では民主主義を主張したかもしれませんが、党外
>に対しては民主主義もヘチマも無く、血の弾圧を加えたのはご承知の通
>り。

この問題は何度も語られているので、こういう形での書き方は意味がないでしょう。これではただの蒸し返しにしかなりません。「トロツキズム」とはトロツキーの誤りも含めてすべてを肯定するものではありません。また、黒目さんの書き方を見ると「トロツキーだって残虐なことをやったじゃないか、だからトロツキズムだってスターリニズムと同じ」とか「第四インターだって女性に対してひどい事をしたじゃないか、だからスターリニストと同じ」という結論にしかならないでしょう。これは「スターリニズムとは何か」を考えるまえに、それを拒否してしまう思考方法です。

思想とはそういうものではないと思いますよ。たとえば「スターリン主義者」と共産党のことを言う。たしかに共産党は、その綱領も、思想的傾向もいまだにスターリン主義の片鱗をもっています(だいぶ社民化してしまったけど)。でも、その党員がすべてスターリン主義的な硬直した思考をもっているわけではありません。つまり、思想のもつ特徴と、そのもとに組織された個人との区別を抜きに「組織」というものを語るならば、組織とは、ただの「ロボットの集団」にしかなりません。

黒目さんは「思想の中身がどうであるか、どうあるべきか」といった議論をするまえに、その思想にもとづいて組織に結集した人物のあやまりを、そのまま論証抜きに「その思想そのもののあやまり」として主張してしまっている。そういう結論を出してしまう前に「そのあやまりはその思想から帰結したあやまりなのかどうか」を検証する必要があるんじゃないでしょうか。

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スターリン主義にもいろいろあるわけだね。(^^) 投稿者:せみまる  投稿日: 5月20日(月)22時25分17秒

「トロツキスト」にもいろいろありますね。それから、スターリン主義潮流にもいろいろある。それどころか「毛沢東主義」潮流さえいろいろあります。土曜日の「内ゲバ研究会」では毛沢東主義者同士の内ゲバの例が報告されていました。たとえばファシズムもいろいろあるわけで、自称「ファシスト」もいるけど、本人はファシストであることを認めなくても客観的にそうだと断定してもいいと思われるのもいる。

ようするに「スターリン主義の特徴は何か?」という事を考えてゆけばいいのですよ。スターリン主義の特徴としては自己の権威の保存のためにあらゆる不正手段(暴力、ワナ、官僚的操作、事実の歪曲、反民主主義的決定など)をも省みずに目的を達する方法があげられます。だから内ゲバはスターリン主義を特徴づける重要な要素といえるでしょう。

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れ:石井さんの天皇制打倒  投稿者:いずみ@出向先  投稿日: 5月20日(月)22時24分08秒

 1〜3は確かに石井さんは言ってます。
 ただ、その次に4.があって、

4.天皇家が2600年、いや最近の研究ではこの数字はサバ読みらしいが、いずれにせよずっと続いてきた意味を全日本人は大切にしなければならない。

 つーことでして、これが入ると入らないとではえらく違う気がするです。

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スターリン主義といえば一国社会主義路線のことを指す、と当然思っていましたが。 投稿者:黒目  投稿日: 5月20日(月)21時23分50秒

他の、党内民主主義とかそういうのまで、スターリン主義の縄張りにいれてしまうのですか?そりゃ、ますます、わけわからんのではないでしょうか。

「党内」民主主義、というのが、せみまるさんとの意見の相違のポイントなのでしょうね。ここで意識されているのは、日本新左翼「党派」運動であり、左翼運動ではない。
ハッキリいって、俺は、党派内部の問題など、知ったことではありません。そんなもんは外部から口を出す性質の問題ですらないですし、いやなら辞めることも出来るでしょうし、相対的に「民主的」な党派はいくらでも現存しています。
また、党派内部で殺しあうというようなケースは、連合赤軍や革労協などのケースがありますが、多くの場合は、党派「間」闘争として殺人が行われるのではないでしょうか。
トロツキーは、党派内では民主主義を主張したかもしれませんが、党外に対しては民主主義もヘチマも無く、血の弾圧を加えたのはご承知の通り。

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幸徳秋水は 投稿者:匿名希望改め伊賀蔵  投稿日: 5月20日(月)21時06分24秒

天皇について幸徳秋水は大逆事件の「陳辯書」のなかで、「・・・・皇室をドウするかとの問題が先日も出ましたが、それも我々が指揮すべき事ではありません。皇室みずからが決すべき問題であります。前にも申すごとく、無政府主義者は武力・権力に強制されない、万人自由の社会の実現をのぞむものです。その社会成るとき何人が皇室をドウするという、権力を持ち、命令を下し得るでしょうか?・・・・・」
と陳述したそうです。これは、幸徳の裁判闘争のための陳述でけして本心とは思えませんが、論理構成しっかりしています。

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中国指導部とトロツキズム 投稿者:せみまる  投稿日: 5月20日(月)20時56分52秒

>トロツキズムではスターリン主義と認識されているもの、に対する闘い

の具体的中身はなんでしょう? それはかなり重要な問題だと思います。トロツキズムと毛沢東思想には、確かに似たところもあると思います。しかし、「党内民主主義」の問題についていえば中国はむしろスターリンよりもスターリニズムであり、反対派の粛清が行われてきたし、天安門事件にみるように、人民への暴力的な敵対行動は今でも躊躇なくやります。党の権威を人民に押しつけているところはまったくスターリン主義そのものです。

毛沢東思想とトロツキズムの似ている点は、革命戦略だといえるかもしれません。
ソ連指導部の一国社会主義路線と、それにもとずく平和共存路線に対して中国指導部ははげしく抵抗し、積極的に革命を輸出する路線を打ち出しました。この路線は世界中の青年たちをひきつけ、50〜70年代初期まではマオ派の運動は国際的にいきおいがあったと思います。またスターリンの「二段階革命論」にたいして「二段階断続革命」と言っていましたが、これもトロツキー「永続革命論」に似ているそうです。ただ、中国では、この方針を極左的に運用したために、具体的な経済政策において失敗したようですね。

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うっかりしてた 投稿者:赤い山女魚@静共闘  投稿日: 5月20日(月)20時33分59秒

>左右の定義の話
と書いてしまいましたが、「天皇制云々」は左右の定義であるとは考えていませんので念のため。

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石井さんの天皇制打倒 投稿者:Giya  投稿日: 5月20日(月)18時39分47秒

いずみさんのご指摘への答えです。
情報操作というより、ちょっと説明不足でした。

石井さんの天皇制打倒は、おおむね次のような内容だと思います。(飲んでいる時の話なので間違っているかもしれないので、その場合は、いずみさんご指摘ください)
1.今の天皇は西欧かぶれで、日本の伝統に反している。
2.そもそも明治維新前には、日本の民衆は天皇など知らなかった。
3.天皇家は京都に帰って、静かに暮らせばいい。
 2の内容は、社会学者の網野さんを始めここ10年くらいの間言われ出してきたことですが、左右とも天皇の存在が日本人に絶大な影響力を持っていることを前提にぶつかり合ってきたわけですから、右翼の石井さんがそう言うのはとても興味深いものがあります。
 石井さんの行動形態についていけるとも思えないので、私も一緒に運動をやろうとは思いません。でも、話は聞いてみたいです。

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中ソ論争 投稿者:黒目  投稿日: 5月20日(月)18時28分43秒

ってのは、まさに世界革命方針をめぐるもんだったと認識してるのですが。インドネシア革命の指導をめぐるアレですよね。
んで、中国はスターリン万歳というのですが、中国派の人の認識では、それは方便であって、まさに世界革命路線を裏切ったもの、トロツキズムではスターリン主義と認識されているもの、に対する闘いとして、毛沢東主義というのがあった、という位置づけであったうようです。
まあ、実態的に、単に中国が好き、とかそういうのがアレだったとしても、です。

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中国とスターリン 投稿者:せみまる  投稿日: 5月20日(月)18時11分38秒

「反帝反修」は「反スタ」の概念とはちがいます。
むしろ「もっと徹底的にスターリン主義を強化するべきなのにそれを修正した!」という意味だと思ったけど。

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スターリン主義 投稿者:黒目  投稿日: 5月20日(月)17時35分38秒

スターリン主義の定義について、話を先にしちゃったほうがいいかもしんないですね。
例えば、トロツキズム潮流の言うところのスターリン主義と、中国派が言うところのスターリン主義は、その指す意味内容がでんでん違ったりするのではないか。
元中国派の人に聞いた話ですが、毛沢東主義者の場合、あれはある種の世界革命路線なんであって、いわゆる一国社会主義路線としてのスターリン主義とは全く対立する。世間で言うところの一国社会主義路線=スターリン主義のことを、毛派は「修正主義」と呼んでいた訳であって。
んで、こういう最小限のところで、用語の混乱があると思うのですが、いかがでしょう。
一般的に「反動的」てな規定は、中国派やスターリン批判以前の左翼についての話になると、わけがわからなくなるのではないでしょうか。

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「内ゲバ主義」なる主義があるのか? 投稿者:黒目  投稿日: 5月20日(月)17時18分53秒

んまあ、一定、他の板に移ることを考えたほうがいいかもしんないですが、実際問題、内ゲバが発生する構造というのは、思想的対立で発生するのではなく、政治力学の問題として発生しているのではないのか?
運動を展開する中で、相手をゲバなり謀略なりで排除する事が、自派の運動にとってプラスに働く、という判断がなされるか、否か、ということの問題であり、また、現実にゲバが回避されたケースというのも、ゲバを行使することがマイナスに作用する、という判断があった上でのことではないのか、と思うのです。
例えば「共同行動枠」の、「運動内部の意見の相違を暴力で解決しようとする人たちとは一緒にやらない」という規定は、内ゲバ党派排除ということだけではなく、その運動内部において、ゲバを行使することがマイナスに作用するための前提を作る、という意味において、おおいに有意義な「対処療法」であったと思うわけですが。

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追伸 投稿者:赤い山女魚@静共闘  投稿日: 5月20日(月)17時12分06秒

>私個人は「勘弁」をという文言をまじめに受けるているので、卑屈としか読めません。

そういうこと言い出すと、「ありがとう」=「めったにないこと」、とかキリがなくないですか?「例外もあるかもしれないけど、まあそのへんは大目に見てね」、程度の意味が卑屈なんでしょうか?

>アナキストと言われた人物が区長になり、「天皇を村長」≪現時点で発言の原テキストは
>見つけられていませんが≫にという発言をしたことも含めて「勘弁」をと言っているとも
>受け止められます。

私の「勘弁」をそういうふうに受け止める人って、誰かいますか?

>匿名さんが通りすがリで過去ログも見ていなければ、赤い山女魚@静共闘 さんはアナキズム
>に造詣が深くて、その人でも匿名さんの発言で指摘した問題を「例外」としてくれたので「事
>実」として捉えてもらえたのだと「錯覚」しかねません。

匿名希望さんがそういう錯覚をしますかね?もちろん錯覚しないという保障はないですが、私の書き込みを見て、「アナキズムに造詣が深い」と判断する人はほとんどいないと思いますが。

>日本の場合、天皇制に対する態度がほぼ、左右の判断基準となるのでは。

これが、>大そうに「基準」を並べる 事になるのですか?、

>≪何ごともたくさんの例外もあります。私が経験している「日本」だけの分類です≫と最初の書き込みで注釈をつけてから

「日本の場合」、「ほぼ」、と書いてますが。もちろん私がこれまで経験した中での考えですが、それはいちいち言わなくてもわかると思いますが。「日本」もいちいち言わないけど「現代の日本」という意味です。

あと私の、
>「個々の問題」ってのが、具体的に何をさしてるのかわからないのですが。
との質問についても、よろしければ回答お願いします。

 正直に言わせていただくと、黒パンさんは他人の文章を、意図的に「誤
読」しようとしてるのでは?という気がするのですが。「こう言う解釈出来る」と言われても、「普通そうは解釈しないんじゃないの」と思えるし、「誤読」を避けるために「正確に」書こうとしたら、かえって煩雑でわかりにくい文章になると思うのですが。
 「いつでもお越しください」って言われて、夜中の3時ごろ訪問する人もいないし、そう解釈されるのを避けるために「私が就寝してる時間以外の在宅中の忙しくない時にお越しください」って人もいないでしょ。確かに世の中色んな人がいるからひょっとしたらいるかもしれないじゃないか、とかっていうのはガキの喧嘩であって、「いない」ってのは「一人として絶対にいない」っていう意味ではなく、「通常めったにいない」って意味です。

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日本新左翼運動の系譜としての考察 投稿者:せみまる  投稿日: 5月20日(月)16時41分35秒

「スターリニズムVSトロツキズム」「スターリニズムVS正しいマルクス・レーニン主義」というように、スターリニズムを対比的に位置づけて解釈しようとするのはまちがいではないでしょうか?
スターリニズムは、共産主義諸潮流の中の、もっとも反動的な部分、という風に言っていいと思います。そしてそれは体系化されているがゆえに「スターリニズム」と呼ばれる。

なお、「マルクス主義ではない運動」ももちろんありますが、われわれの最初の命題は「日本新左翼運動はなぜ内ゲバ主義におちいったのか?」というものだったはずです。高島論文は、一般論ではなく「日本新左翼」を「ヨーロッパ新左翼」と比較して論じています。だから、新左翼運動の「主流」であり、もっともおおきな比重を占める部分である「左翼(共産主義)潮流の内ゲバ」について考察しなければ、その本質を捉えられないと思います。一般論で語るなら、右翼から左翼まで、宗教から、軍隊、政府や民間諸団体にいたるまで、「暴力」一般の問題としてとり上げることはできますが、そのような観点からの「内ゲバ」批判では、問題が拡散され、結局「対症療法」的なものにしかならないと思います。

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>黒パンさん 投稿者:赤い山女魚@静共闘  投稿日: 5月20日(月)16時26分39秒

私も黒パンさんのおっしゃりたいことがよくわかりません。

 真偽の検証の責任は私にはないと思うし、わたしはただ匿名希望さんの書きこみを疑う理由もないから、アナキストが天皇制の強化を主張するとしたら、確かに真意はわからないという程度の意味で書きましたが。なんであれで、私が匿名希望さんの書いたことを「事実」と確証したことになるのでしょうか?

 更にすでに書いたけど、社会現象などについての命題は例外は多々あるわけで、例外の数が多ければその命題を再検討しなくてはならないかもしれませんが、一人のアナキストとされる人が天皇制強化を主張したというだけなら、例外ということで構わないと思いました。
 例えば「三里塚闘争を支援してるのが左翼」といって「日本共産党や革マルは違う」と反論されたら、「例外」で済ますわけにも行かないとは思いますが。

>貴重な問題の提起だと私は思います。

 黒パンさんがそうお考えになるのは構わないのですが、左右の定義の話の中では上記の通り、「例外」として構わないのではないでしょうか?「天皇主義アナキズム」という思想潮流や政治運動が存在しているのなら話は別ですが。また左右の定義の話は、転向の話とは別のことです。

 それから、昨日忙しくて疲れていたので、Giyaさんの書きこみはうっかり見落としてました。申し訳ありません。この件に関しては私はわかりません。

 で、要は私の匿名希望さんへのレスが、黒パンさんが腹立たしく思うほどそんな大げさな話なのか?「運動をステレタイプに捉えたり、運動の事象を浅いところでしか見なくて、ご自身の物差しで書き込むから」とまで言われなくてはならないことなのか?、っとことです。

>基準問題から発展させる可能性を、そこで閉じてしまうのですか?

誰でも発展させるために書きこめるのだから、私が可能性を閉じたことにはならないと思います。もちろん私が発展させる義務もないですが。

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内ゲバ主義=スターリン主義問題、再び(苦笑 投稿者:黒目  投稿日: 5月20日(月)15時41分40秒

まあ、なんつーか、前も書きましたが、マルクス主義の運動ではないところの運動においてでも、内ゲバと類似の現象は一般的に発生しているのであって、そういうところに入り込む過程というのは、新左翼の内ゲバとほとんど区別がつかないと思います。
んで、それを「スターリニズム」と整理することが果たして正しいのか?これは「スターリニズム」という用語の使われ方、つまり、どこかに「正しいマルクス・レーニン主義」が存在し、そこから逸脱して「おかしなことになったもん」の総称として、安易に「スターリニズム」という語が使われているに過ぎないのではないでしょうか。
例えば第4インター派は、中核派・革マル派を、スターリニズムが半分混ざった「中間派」と呼んできたと。では、この半分混ざっている「スターリン主義」の中身は一体なにか?一国社会主義か?一国一共産党主義か?あるいは「雰囲気的」な問題か?
あるいは、世の中の左翼は「スターリニズム」「トロツキズム」の2つに分かれていて、純然たるトロツキズム以外はスターリニズムが混ざっている、というような規定なのか?
その辺のぞんざいな「スターリン主義」の乱用が、「内ゲバもスターリン主義」というようなややこしい話を生んでいるのではないか、と思うのです。
さすがにスターリンも、そんないろんなもんの世話は見られへんのとちゃうか、と

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すみませんが、黒パンさんがナニを逝っているのか、全く理解できません 投稿者:黒目  投稿日: 5月20日(月)15時27分18秒

何をややこしいことをいってはるのか?
赤い山女魚@静共闘 さんの最初の分を、
>運動をステレタイプに捉えたり、運動の事象を浅いところでしか見なくて、ご自身の物
>差しで書き込むから
と断じて居られますが、どの辺が「ステレタイプに捉えたり」で、「運動の事象を浅いところでしか見なく」てなのか、全く理解できません。石川三四郎の天皇の話、これは、事実として、現在、運動史的には忘れ去られているような類であり、この石川三四郎の立場に責任が持てるなんて奴は、今現在、存在しているのか?私は「石川三四郎主義者」なんてもんに会ったことがありません。
また、この件について話を拡げたければ、黒パンさんが勝手に展開すればよいだけのことではないですか?
私は不勉強でこのへんの大杉が死んで以降のアナキストの思想動向などを全く知りませんが、その辺のアナキズムの運動展開として、天皇の存在を容認するようなものがあったのか、アナキストの転向者運動とかがあったのか、という話であれば、面白いかと思いますが。
人のカキコを「運動をステレタイプに捉えたり、運動の事象を浅いところでしか見なくて、ご自身の物差しで書き込むから」とまで言われるのであれば、それなりにそのような思想が発生した前提まで含めて解説してもらえるものと期待していたのですが。

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参考資料 投稿者:せみまる  投稿日: 5月20日(月)12時10分48秒

三次会のほうに参考資料として、「革共同両派への提言」と、中核派による第四インター派へのテロを批判した1984年の「声明」を掲載しました。比較・検討してください。
http://www60.tcup.com/6038/mappen.html

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補足 投稿者:せみまる  投稿日: 5月20日(月)10時49分06秒

そういえば、最近思うところがあって、「革共同両派への提言」について、分析・整理してみました。1975年に中核派と革マル派に対して知識人がおこなった「内ゲバ停止勧告」です。この内容はまさに内ゲバについての分析が表面的で、その提言内容は「対症療法」でしかないものでした。

「内ゲバ戦術」を批判し、「その戦術を採用するな!」という批判では決定的に不足です。党派が内ゲバを採用しそれを恒常化した時点で、もはやその党派そのものが「内ゲバ体質」=スターリン主義に変質している事を批判しなければならないと思います。

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やっぱりそこが黒目さんと僕とを分けるところなのかなー? 投稿者:せみまる  投稿日: 5月20日(月)10時38分18秒

>その、個別の事情みたいな、どこで内ゲバ方針が採択されるに至ったのか、てなところが
>アレなんじゃないかと思うのです。

つまり、「内ゲバ」というものを組織にとって「外在的なもの」ととらえ、組織がそれを「採用したか、しなかったか」という分析の仕方をしていては、内ゲバと共産主義運動との関係の「戦術」的レベル・「現象」的レベルでの解釈にしかならないんじゃないでしょうか? そうすると内ゲバに対する「対症療法」的な総括・提案しかできないと思う。対症療法はそれ自体として否定はしませんが、それでは不十分だと思います。

内ゲバの元凶である「スターリン主義」の本質は官僚主義であり、人間不信の体系でもあります。これは将来の「解放された社会」を形成してゆくための思想とは成り得ない。そうした思想的本質を暴き出し、こうした思想傾向を排除することが内ゲバの排除につながると私は思ってます。つまり「内ゲバ体質」とは組織の中に「スターリン主義体質」がはびこっている状態のことをさしているわけです。

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「間違ったかそうではないか」ではなく応答の回路としての異議、あるいは感想の範囲です。 投稿者:黒パン  投稿日: 5月20日(月)08時57分15秒

 「何ごとも例外、ご勘弁」が、「赤い山女魚@静共闘」さんが記した全ての基準に対応する「文言」なのか、「天皇制」だけを突っ込まれたから、その部分にのみ対処する文言なのかが、私にとっては不明。
 匿名さんの提言はチャチャであろうが、かなりまじめな意図であろうが、貴重な問題の提起だと私は思います。
 それに対して「知らなかった」ならば知らないと素直に書けばいいのではないかというのが私の感想・評価。検索したプロセスがあったらしいが、その時点では記していません。それを「例外ご勘弁」と書いたことで応答を私は「釈然」としないばかりか私の感情としては腹がたっています。
 基準問題から発展させる可能性を、そこで閉じてしまうのですか?という事と「匿名」さんの曖昧な記憶の課題を「検証」なしに受け入れてしまうのですか?
 「匿名」さんのは、複数の「アナキスト」の発言を以前に聞いていて混同していたと思いますが問題提起としては十分な書き込みでした。

註 新居<にいと読む>≪にいいではありません≫格の立場を1940年代の時点でアナキストと捉えるかはアナキズムに関心が深い人たちでも異論があるかもしれませんが、彼のトータルな1910年代からの活動を含めて、広い意味でアナキズムの流れで語られるべきだということを前提にして。
狭義の意味でアナキズムからは新居は1945年の時点で「離れて」はいたと思います。

 アナキズムに関連した事ならば、この板では、それぞれの立場も違うし、個性的な人たちが「常連的」「たまに」も含めて5名以上、10人以下は書き込んでいるわけですから、赤い山女魚@静共闘さんが、そこで、自分は知らないから誰か「教えて」とか丸投げしてしまえばいいわけでしょう。匿名さんが「常連」かどうかしりませんが、通りすがりの書き込みに対して即対応で「例外勘弁」と閉じてしまうことは、基準に関してはどういう側面から突っ込まれても、「例外勘弁」と対応する可能性があると私は判断して「底が浅い」と感想・評価を書いたわけです。
 その後の私の書き込みでの主題はアナキズムの流れの中で生起してきた「転向」・天皇主義の問題です。
 私個人は「勘弁」をという文言をまじめに受けるているので、卑屈としか読めません。
アナキストと言われた人物が区長になり、「天皇を村長」≪現時点で発言の原テキストは見つけられていませんが≫にという発言をしたことも含めて「勘弁」をと言っているとも受け止められます。
 匿名さんが通りすがリで過去ログも見ていなければ、赤い山女魚@静共闘 さんはアナキズムに造詣が深くて、その人でも匿名さんの発言で指摘した問題を「例外」としてくれたので「事実」として捉えてもらえたのだと「錯覚」しかねません。
 
 イヤミで書けば臨夏さんの指摘には引用までして応答していますがGiyaさんの書き込み指摘には直接的に対応していません。「護国団の石井一昌さん」の立場も「例外勘弁」なのですか?恣意的に対応するならば、大そうに「基準」を並べるよりも、≪何ごともたくさんの例外もあります。私が経験している「日本」だけの分類です≫と最初の書き込みで注釈をつけてから「基準」を発表すればよかったのではないですか。

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Giyaさん、それはちょっと情報操作気味では。 投稿者:いずみ  投稿日: 5月20日(月)08時28分56秒

 石井さんは人間としてはとても大きな人物で尊敬できるところも多々あると思いますが、しかし、石井さんの言う「天皇制打倒」はまさに天皇*制*の打倒なのであって、いわゆる左派が言う天皇制否定の論理とはまったく異質・別物であるだけでなく、感覚としてつながるところもほとんどないと思いますけども。

 正直、一般的な場では、石井さんとの何らかの交歓が成り立つとは思えません。いずみもそういうのを一般的にすることはムリです。

#だからこそ、プラスワンでまず討論、ということになるのだ、と理解しているわけです。

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