四トロ同窓会二次会 2005年5月14日〜20日

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イラクで捕捉された斎藤氏について 投稿者: まっぺん  投稿日: 5月20日(金)14時22分15秒

もうひとつ。『かけはし』トップ記事から一部抜粋。http://www.jrcl.net/web/frame050523a.html

傭兵・斎藤昭彦氏の政治的選択

 戦争請負業者の中心には、こうした非人道的な独裁体制を支える「特殊任務」に従事していた人物が多数存在することは公然たる事実である。
 現在、イラクにいる戦争請負業者の要員は二万人から三万人に達し、十三万人五千人が駐留している米軍に次いで、九千人の英軍を数倍上回っている。ラムズフェルド米国防長官は二月の米上院軍事委員会で、軍務を民間に外注するメリットに関して「民間人を活用すれば、米軍の定員数は据え置きでも、主要任務に回す軍人の数は確保しやすくなる」と説明している。長期化するイラク占領と、日々死傷者が増大する中で、米軍の新兵徴募は困難化し、米陸軍の四月の入隊達成率は目標の六千人に対し三千八百人と六〇%を切る結果になった。米軍のイラク占領を継続するためにも民間戦争請負業者への依存の必要性はいっそう高まっているのだ。
 こうした、戦争請負業者の残虐行為は、占領下のイラク民衆の憎悪の的となっている。昨年三月三十一日に、米戦争請負業者ブラックウォーター社の傭兵四人の乗った車両がファルージャで襲撃され、その焼死体が橋につり下げられるという事件をきっかけに米軍による第一次ファルージャ大虐殺が行われたことは記憶に新しい。アブグレイブ刑務所に収容されたイラク人への拷問・虐待に直接手を染めたアメリカ人の中には、こうした戦争請負業者の「社員」たちが含まれていた。
 今回、襲撃・拘束された斎藤さんも、陸上自衛隊に入隊し、習志野空挺団にも所属した後、フランス軍外国人部隊に入って二十一年間もの間、チャド、ジブチなどのアフリカ諸国、ボスニア、仏領ポリネシア、同ギアナなど全世界を転戦した「戦争のプロ」であった。彼の経歴は、まさに植民地帝国主義フランスの国益を体現するものであり、その経歴の延長上に、戦争請負企業ハートセキュリティーに入社してイラク占領軍の一端を担うという選択を行ったのである。
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「斎藤さんはガードマンだった」というどこかの方とは対象的な認識ですね。(^◇^) ------------------------------------------------------------------------
内ゲバをめぐる論争 投稿者: まっぺん  投稿日: 5月20日(金)14時15分27秒

久しぶりに内ゲバをめぐる論争が展開されました。戦旗派と新時代社との論争では戦旗派はフィリピン共産党の内ゲバを全面擁護。フィリピン共産党(党首シソン)は「反革命」リストを発表。現地ではそのリストにそって暗殺がおこなわれており、これは国際的にも問題となり、今年の世界社会フォーラムでも抗議声明が発表されています。戦旗派はフィリピン内ゲバ主義者の居直りに同調してはいけない!

http://www.jrcl.net/web/frame050523x.html より一部抜粋
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 しかしながら、このような「戦旗」論文の「かけはし」への断罪は、われわれのCPP批判の核心を素通りしている。つまりCPPによる他の左翼活動家に対する「内ゲバ主義」の極致とも言うべき系統的な暗殺テロ路線への言及がまったくなされていないのである。
 一九九一年から九三年にかけたCPPの全国規模の大分裂の中で、シソン路線の「再確認」を拒否したCPPの多くの元指導的カードルはシソン指導部から「人民の敵」「裏切り者」として「死刑」判決を受けた。その「判決」は決して「脅し」ではなく、実践されたのである。
 とりわけ二〇〇三年一月にケソン・シティーのレストランで元CPP政治局員でNPA(新人民軍)司令官だったロムロ・キンタナールが殺害されて以後、CPP│NPAの暗殺作戦は、従来の地域レベルの地下活動家に対するものから、公然大衆運動部門の活動家をもターゲットにするものへとレベルアップしてきた。
 以下、二〇〇三年一月以後にかぎって幾つかの例を紹介する。
●二〇〇三年二月四日 ケソン州のボンドク半島で、農民リーダーのレイムンド・テテン・テヘノが殺害される。
●二〇〇三年五月六日 ヌエバ・エクイヤでアクバヤンの地域代表で農民運動指導者のリト・バユダンが殺害される。
●二〇〇三年五月二十八日 ジャボンガにおけるアクバヤンの自治体レベルの支部の代表だったフロレンテ・ボーイ・オクメンが殺害される。
●二〇〇三年六月十一日 MLPP/RHB(フィリピン・マルクス・レーニン主義党/革命的人民軍)のオルガナイザー、ドニエ・バレンシアが誘拐の数日後にバターンで殺害される。
●二〇〇三年八月二十二日 RPA―ABB(革命的プロレタリア軍―アレックス・ボンカヤオ旅団:RPM―P〔フィリピン革命的労働者党〕の軍事組織)の指揮官ダニエル・バトイがマカトで射殺され、彼の娘も殺される。
●二〇〇四年九月二十六日 RPM―P/RPA―ABBの議長アルトゥロ・タバラが、メトロ・マニラで殺害される。この時、タバラの娘のボーイフレンドだった十九歳のスティーブン・オンも射殺。
 このようにして、非CPP系の左翼グループすべてに対するCPP―NPAの暗殺路線は、ブッシュのイラク侵略戦争の発動と、米軍・フィリピン国軍一体となったフィリピンでの「対テロ作戦」激化以後、むしろエスカレートしているのであり、CPP―NPAの「暗殺」路線が、帝国主義やアロヨ政権に弾圧の口実を与える結果をもたらしているのである。
 そしてCPP―NPAやNDFは、これらの襲撃・暗殺が「人民の敵」に対する自らの「裁き」であることを決して隠そうとはしていない。

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新刊のごあんない\(^o^)/ 投稿者: まっぺん  投稿日: 5月20日(金)12時00分45秒

●『逃げたい やめたい 自衛隊―現職自衛官のびっくり体験記』
  新装増補版 四六判 248頁  定価(1700円+税) 根津進司/著

 本書の目次・まえがき・表紙の画像は、以下のサイトから
 http://www.alpha-net.ne.jp/users2/shakai/top/shakai.htm
 
★下級隊員が観た、自衛隊の生々しい実情ー隊内から捉えた自衛隊の全貌を描く。イラスト入り。

★不祥事・自殺・脱走・いじめがまん延する営内生活、「海外派遣」に  「ネツレツ 志願」する自衛隊内の実情を風刺。

         〈 本 書 の 内 容 〉
     第1章 シャバから隔離される新兵
     第2章 営内班の中はドブ
     第3章 駐屯地の外はテンゴク
     第4章 演習場の中はドロまみれ
     第5章 駐屯地のウラはヤブ
     第6章 自衛隊の中はヤミ
     補章 自衛隊の常識はシャバの非常識 ------------------------------------------------------------------------
ボリビアのウカマウ集団、新作上映会のご案内 投稿者: 野次馬の視線  投稿日: 5月20日(金)02時08分25秒

友人からのメールを転送します。

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 ボリビアのウカマウ集団の最新作『最後の庭の息子たち』が上映されます。
水資源の民営化と闘うコチャバンバの闘争に大きくインスパイアーされた作品なので、
是非お運び下さい。また、これにあわせて、ウカマウの全作品が上映されます。

■■■上映スケジュール■■■

6月17日(金)

12:45 「人民の勇気」
14:35 「最後の庭の息子たち」
16:25 「ここから出て行け!」
18:15 トーク:太田昌国(シネマテーク・インディアス主宰)
19:15 「最後の庭の息子たち」

6月18日(土)

12:45 「最後の庭の息子たち」
14:35 「ただ一つの拳のごとく」
16:25 「最後の庭の息子たち」
18:15 トーク:酒井隆史(社会思想)×渋谷望(社会学)×平沢剛(映画研究)
19:15 「第一の敵」

7月22日(金)

12:45 「最後の庭の息子たち」
14:35 「鳥の歌」
16:25 「最後の庭の息子たち」
18:30 ライブ 木下尊惇・橋本仁
18:20 「革命」・「ウカマウ」

7月23日(土)

12:20 「地下の民」
14:35 「最後の庭の息子たち」
16:25 「落盤」・「コンドルの血」
18:15 トーク 星野智幸(作家)×太田昌国
19:10 「最後の庭の息子たち」

前売り券:1300円 当日券:1700円 フリーパス券:9000円
入れ替え制

会場:アテネフランセ(お茶の水・水道橋)
http://www.athenee.net/culturalcenter/

連絡先:シネマテークインディアス 
E-mail:gendai at jca.apc.org 

「最後の庭の子どもたち」のあらすじ

 すさまじい貧富の差、政治的腐敗、失業に苦しむ南米のボリビア。未来へ希望
を見いだすことができない都会に住む若者4人は、「世直し」のために、悪徳政
治家の家に押し入り、大金を強奪する。その金を貧困に苦しむ「可哀想な」先住
民族の村に分け与えようとする。ところがその村人は話し合いを行い、盗まれた
金を受け取ることは二重に盗むことだと結論付け、受け取りを拒否する。4人は
都会へ戻ったが、その金を泥棒に盗まれてしまう。4人の若者の内、フェルナン
ドが家に帰ると、その家は銀行が差し押さえている。借金を返そうと元軍人の祖
父は、誇りにしていた勲章を売りに出すが、日本円で500円にしかならない。
妹は家族を助けるために売春を始める。その妹は兄フェルナンドに、家族以外何
が大切なものがあるのか、と責める。貧しい人々を救おうという理想を追いかけ
てきた彼は、自分の最も身近な「共同体」と言える家族に目を向けてこなかった
ことに初めて気付く・・・。

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反戦・反ファシズム連合 よろしくおねがいします 投稿者: 反戦・反ファシズム連合  投稿日: 5月19日(木)23時52分39秒

どうも、みなさまお疲れ様です。
管理人さま、この掲示が不適切であれば、削除されてかまいませんが、ひとこと、アピールさせていただけないでしょうか?

わたしは、反戦・反ファシズム連合掲示板というBBSを主催しているものです。この掲示板は、戦争と戦争翼賛・右翼・ファシズムに反対する人すべての、民衆に開かれた掲示板です。ぜひみなさんも、ここで、書き込みをしてくれれば、私のほうもとても勉強になると同時に、反戦運動のこやしになると思います。また、戦争に反対するひとびとのおおきな、交流のささやかな、拠点になればと思っています。どうか、よろしくおねがいします。http://8918.teacup.com/tanaka/bbs ------------------------------------------------------------------------
課題ですね 投稿者: バッジ  投稿日: 5月16日(月)20時17分44秒

法的諸関係を上部構造とみる唯物論の立場に立つならば、平和のための理論や運動の構築のためにはエンゲルスやマルクスのような軍事理論(及び軍事技術や軍隊の編成を規定する技術論、生産関係論)の研究は不可欠です。それが無いと、観念的な道徳論や「法律学の幻想」に陥りかねない。だから、平和と社会変革の立場に立った軍事の専門家の存在は、運動にとって必要不可欠です。
私は、吉川氏については不勉強でどういう方か知りませんが、今回の湾岸戦争からイラク戦争のような一連の事態になると、平和運動も軍事問題研究者や自衛隊経験者をもっと隊列に組織することの必要が痛感されます。

例え9条やイラク戦争についての評価が若干違っていても、一致できる目標では真面目な自衛隊員とも共同を模索するべきでしょうね。
一般隊員全てが好戦論者とは限らないでしょうから。 ------------------------------------------------------------------------
自衛隊と共同で「有事」研究 投稿者: 伊達 純  投稿日: 5月16日(月)19時20分25秒

を行なおうとして左派から批判された神戸大学法学部の吉川元教授から私は安全保障論の講義を受けたことがある。その際、対アフガニスタン「報復」戦争、対イラク戦争のどこが問題かということを聞いた。アフガニスタンにしろイラクにしろ、複数のエスニック集団を抱えた国家である。複数のエスニック集団を抱えた国家では、むしろアフガニスタンにおけるタリバン政権、イラクにおけるフセイン政権のような独裁政権が、ある意味で重石となって、政情が流動化するのを防いでいたということである。ところがアメリカは、対アフガニスタン「報復」戦争によってタリバン政権を崩壊させてしまった。「アメリカによる占領統治はうまく行く訳がない、泥沼になる」ということを吉川教授は言っていた。そして対イラク戦争は絶対にやるべきじゃないとも言っていた。ところがアメリカは、対イラク戦争を行なって、フセイン政権を崩壊させてしまったのである(吉川元教授の安全保障論の講義を受けたのは2002年前期のことである)。何が言いたいのかと言うと、自衛隊と共同で「有事」研究をしようとして左翼から批判されるような人からも、対イラク戦争、そしてその後のアメリカによる占領統治の危険性は指摘されていたということである。

 ちなみに[aml](オルタナティブ・メーリングリスト)で、吉川教授が自衛隊と共同で「有事研究」を行なおうとして学内や地元の左翼から批判されていることを知った私は、次回の講義の際に、「大変ですねぇ」と言うと、さすがに吉川教授はギョッとして、「どうして知っているんだ?!」と訊き返したということがあった(その時点では、自衛隊と共同で「有事」研究を行なおうとしたことは、まだマスコミで扱われていなかったせいで大問題とはなっていなかった)。メーリングリストで知ったことを伝えると、「インターネットの恐ろしいところは、そこだな。自分では平和主義者のつもりだったんだが…」というようなことをおっしゃっていた(実際に平和学会に所属しているし)。

> 自衛官や日本国民の生命と健康の問題として運動に取り組めない
> ですかね。

 実は「NO DUヒロシマ・プロジェクト」には、もと自衛隊員という人がいて、「有事」立法などの点では考えを異にしているのですが、自衛隊員の生命と安全という点では考えは一致しています。

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傭兵、劣化ウラン弾で思うこと 投稿者: バッジ  投稿日: 5月16日(月)14時27分44秒

劣化ウラン弾問題については、反核団体も小西誠さんが事務局長やっている「米兵・自衛官人権ホットライン」(http://www.jca.apc.org/gi-heisi/)や「反核医師の会」(http://www.ask.ne.jp/~hankaku/)などに呼びかけて自衛官や日本国民の生命と健康の問題として運動に取り組めないですかね。

劣化ウラン弾被害を自衛官・日本国民の生命や健康の安全問題だけに矮小化するつもりは全くありませんが、自衛官やその家族(つまりは日本人の子孫)の問題は、自衛隊派兵をしてしまった以上、日本の運動や組織は避けて通れないと思います。
サマワでも状況はかなり酷いみたいだから、このまま左翼や平和運動が対策を要求しなければ、撤兵をしても隊員の中で被害が広がってしまうのではないでしょうか。ウヨや派兵賛成派の連中は、そういう発想も要求運動の意思ももたないでしょうから。

「傭兵」問題の発生や劣化ウラン弾被害なんて事態が起こってみると、日本でもアメリカの「反戦兵士の会」みたいな退役自衛官による平和団体が必要になって来ているみたいですね。
小西さんやわったんのように公然活動を出来る退役自衛官って少ないんだろうか? ------------------------------------------------------------------------
Re:劣化ウラン弾が 投稿者: 伊達 純  投稿日: 5月16日(月)11時38分1秒

> 軍事(兵器)論上から「核兵器であるか、ないか」なんて、不毛
> な議論が去年「さざ波」でされていましたが、本当に大変な事態
> ですね。

 劣化ウラン弾は核兵器ではないとは私も思うのです。核爆発に伴う高熱、そして爆風による被害がないからです(もちろん劣化ウラン弾が戦車を貫通する際に発生する高熱による乗員の死という問題はあるのですが)。しかし放射線による被害という点で共通しているところがある。「NO DUヒロシマ・プロジェクト」が劣化ウラン弾被害の問題に取り組むようになったのは、「ヒロシマが劣化ウラン弾の問題に取り組まないのは、ヒロシマの核兵器廃絶の訴えを無にすることになる」という声があがったことが大きいと思います。

> 放射能半減期が45億年(地球の寿命に匹敵)だなんていうシロ
> モノを都市部・住宅街にまで撒き散らしていたことにアメリカ人
> の専門家さえ驚き、怒ってましたね。

 確かに怒ってましたねー。ちなみに私は、中学・高校時代は天文部に所属していたのですが、太陽は、寿命が約100億年、誕生から約50億年、残りの寿命が約50億年、スペクトル型がG型、黄味がかかった白色の壮年期の恒星ということでした。太陽が、燃え尽きてしまって(核融合反応をしなくなって)は、地球で生命が生存することはできませんしね。45億年というとんでもなく長い半減期を持つ劣化ウランを環境にまき散らすということが、未来の人間、いや人間だけではなく、地球上に棲む生命に、どれだけの害悪をもたらすのか、そのことの重さを考えているのかと言いたいですね。

 「ピースリンク広島・呉・岩国」世話人の湯浅一郎さんは、広島修道大学で非常勤講師として海洋環境学を教えておられるのですが、地球物理学を修めておられたせいか、講義の一番最初は、太陽系が銀河系の中でどういった場所にあるのか(銀河系の直径が約10万光年で、太陽系は中心部から約3万光年離れた場所にある)、地球が太陽系の中でどのような場所にあるのか(ちょうど水が液体として存在できる類稀な惑星である)といったことから話を始められます。湯浅さんにとって「ピースリンク広島・呉・岩国」の取り組みは、こういった類稀なる水の惑星、地球で、人間は、なぜ自らの生存を脅かすような戦争を、そして環境破壊を行なっているのかという問いかけの一環であるように私には思えます。

> 世界中の反核運動もこの問題を特別の課題として、今後いっそう
> 大きく取り上げていく必要がありますね。

 先だって私は、「ニューヨーク・タイムズに核兵器廃絶の意見広告を!」ということで、ニューヨークで行なわれる核兵器不拡散条約(NPT)再検討会議に合わせてニューヨーク・タイムズに核兵器廃絶を訴える意見広告を掲載するためのカンパのお願いをしましたが、意見広告を行なっている「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)」、そして「NO DUヒロシマ・プロジェクト」からも何人かNPT再検討会議に参加しました。「NO DUヒロシマ・プロジェクト」は、国連で、「劣化ウラン・ワークショップ」を5月3・4日に行ないました。

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劣化ウラン弾が 投稿者: バッジ  投稿日: 5月16日(月)10時13分12秒

軍事(兵器)論上から「核兵器であるか、ないか」なんて、不毛な議論が去年「さざ波」でされていましたが、本当に大変な事態ですね。

政府は、自衛隊は「防御装備をしてます」なんて、バカな答弁をしているようですが、アメリカの受け売りで隊員の尿検査さえしようとしない(もちろんイラク人のことなどツメの先ほども考えていない)。
放射能半減期が45億年(地球の寿命に匹敵)だなんていうシロモノを都市部・住宅街にまで撒き散らしていたことにアメリカ人の専門家さえ驚き、怒ってましたね。

ところで戦争請負会社の傭兵達は、こんなことについても、知る権利や防御の権利を保障されていないんですね。

世界中の反核運動もこの問題を特別の課題として、今後いっそう大きく取り上げていく必要がありますね。 ------------------------------------------------------------------------
Re:スクープ・スペシャル 投稿者: 伊達 純  投稿日: 5月16日(月)09時39分42秒

 「NO DU(劣化ウラン弾禁止)ヒロシマ・プロジェクト」で、森瀧春子さんが、テレビで放映される劣化ウラン弾関係の番組を紹介しておられたので、ビデオ録画しました。アメリカ軍は、劣化ウランの危険性を知っており、危険性を兵士に教育するためのビデオも製作していたこと、それにもかかわらず当時の川口外相は、危険性はないと国会で答弁し、自衛隊のイラク派兵を推し進めたことも描かれていましたね。

 以前、NHK・BS1で「イラク劣化ウラン弾被害調査」というドキュメンタリーが放映されたのですが、イラクで使用された劣化ウラン弾からは、自然界の数千倍のオーダーの放射線、そして自然界に存在しないウラン236が検出されたということが描かれていました。ウラン236は原子炉で発生するということです。つまり、このことは、イラクで使用された劣化ウラン弾には、原子炉の使用済み核燃料を再処理したものが含まれていること、1gで数千万人の致死量と言われているプルトニウムが含有されていた可能性があることを示しているのです。イラクで障害を持って生まれてくる子どもが多いこと、湾岸戦争、コソボ紛争、対イラク戦争の帰還兵に健康障害が出ている人がいること(湾岸戦争症候群、バルカン症候群と呼ばれる)、湾岸戦争、対イラク戦争の帰還兵の子どもにも障害をもって生まれてくる子どもがいることの理由がわかると思います。そのイラクへ、自衛隊は派兵されている訳です。

 NO DUヒロシマ・プロジェクトが発足したのは2003年の対イラク戦争直後でした。発足する際、自衛隊はイラクへ派兵されるだろう、その際、自衛隊員に劣化ウラン被害が出るだろうということを話し合いました。自衛隊員から劣化ウラン被害が出た場合、自衛隊のイラク派兵を推し進めた人間、そして支持した人間の責任も大きいのではないでしょうか。

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話、違いますけれど 投稿者: バッジ  投稿日: 5月16日(月)09時18分10秒

イラクの劣化ウラン弾による放射能汚染、想像していた以上に酷いみたいですね。

昨日14:00からテレ朝でやっていた「スクープスペシャル 警告・・・自衛隊が危ない イラクでマル秘放射能汚染 続出する奇形・白血病の実態」、観た方いますか?

この一事だけをもってしても、「アメリカの犯罪」は確証されていますね。 ------------------------------------------------------------------------
やはり 投稿者: バッジ  投稿日: 5月16日(月)09時04分41秒

「最後の正義の口実」のまやかし、誤りの帰結が今日のイラクの状況ですね。開戦前から多くの人間によって指摘されていましたよ。
フセイン独裁を終結させるために「正義の戦争」を唱えていた論者は、政治責任を負うべきですね。

今日のイラクの事態を打開するためには、アメリカの介入以前に戻しても、フセイン独裁下よりいっそう困難な状況から出発しなければなりません。

善意の立場も含めて、まったく余計な無責任なお節介をしたもんです。
失われた人命への責任は歴史から消し去れませんね。

「米軍のために働く人間」は全て犯罪者である!
ここには、当初の「イラク人のために」という口実さえ失われている事が露呈しています。 ------------------------------------------------------------------------
ソースを言われると困るのですが 投稿者: TAMO2  投稿日: 5月16日(月)08時13分14秒
引用

 雑誌情報ですから。(週刊現代かSPA!)
・多くのイラク民衆は今や反政府武装組織の行為を「ジハードではなくただの人殺しだ」と
 嫌っている。
・とは言え、米軍も横暴も憎んでいる。
・だがさらに、米軍が出て行ったときの無政府状態をもっと恐れているので、ただちに出て
 行けという意見には決して組しない。

 イラク民衆の置かれた現実の困難さにただ唖然とするばかり。
 本当に、「脱出権」というものを国際社会は認めるべきだ。北朝鮮問題についても。 ------------------------------------------------------------------------
>武装勢力の銃口が向かっていた先が、果たして米軍だけだったかどうか 投稿者: 野次馬の視線  投稿日: 5月15日(日)22時06分49秒

現在のイラクの情勢は、かつて中華民国領土内に大日本帝国がでっちあげでつくった「満洲国」とよく似た状況にあると思います。もちろん、大日本帝国にとっては領域そのものが侵略目的であったのに対して、現在のアメリカは石油の確保とイスラエルに敵対する政権の撲滅ということで、目的に違いがありますが。「満洲国」があったときに、馬賊と呼ばれたゲリラ隊が活躍しました。その中には抗日勢力だけではなく、いわゆる匪賊もいたのかもしれません。アメリカの占領目的は、石油の確保とイスラエルに歯向かうイラク国家の解体と思われますから、スンニー、シーアの対立を煽ることがなされている可能性は充分あると思います。アメリカ、イラク、イスラエルについては、さまざまなデータから当方なりに判断した憶測に過ぎません。

マジにアメリカが満州統治を研究しているという説もあるという。

http://www.tkfd.or.jp/publication/reserch/chikara6_8.shtml

ジョン・ダワーによる比較分析もありました。

http://oa145309.awmi2.jp/TUP148.html

一方で、自由主義史観研究会の方の所論もあります。

http://www5b.biglobe.ne.jp/~korea-su/korea-su/jkorea/sonota/0402.html

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斎藤さんの問題、私も今考えながらの投稿ですが 投稿者: 三浦小太郎  投稿日: 5月15日(日)21時41分46秒

皆さんの多くと、斎藤さんに関する私の想いは違うとは思いますし、馴れ合いではなくきちんと議論する事は必要と思います。少しずつ意見を述べたいのですが、今はまだ安否も定かならぬ中、議論ではなく、私なりに結論の出ない問題を少しずつ提起していく形を取りたいと思います

これは議論を荒らそうとするのではなく、これからも深刻な問題になるような気がするのですが、「米軍のために働く者はすべて犯罪者だ」という発想を、そのまま認めるのは難しいと思うんですよ。

今回、イラク人で同行していた方々も多く殺害されていますよね。そして、自爆テロなどで誰よりも多く死んでいるのは、多分当のイラク人です。私はこの問題をただ単に非難しようというのではないのです。もし私がイラクに、しかも敬虔なスンニ派信徒として生まれていたら、果たして今どのような行動をしていたかは自分でもよく分からない所はあります。米軍ではなく、いや米軍以上に、シーア派イラク人全てが敵であるという思想を抱いた可能性もあると思うんですね。

ですから、今回武装勢力が、傷ついたイラク人を殺害した心理を全て否定するつもりはありません。しかし、その価値観は、これからのイラクにとって本当に幸福なものなのでしょうか。もしも、米軍に協力する、もしくは今の臨時政府を受け入れるイラク人を全て敵とする論理を受け入れるならば、逆に斉藤さんのような存在や米軍(米軍に交代して欧州軍やアラブ軍が入ったらそれでこのような事件はやむのでしょうか)の必要性がましてしまうということもありませんか?武装勢力側の武器が、米軍に、また米軍と協力した他国の軍隊に向いているのなら、私はそれを支持するわけではないですが理解はできるんです。しかし、今はむしろシーア派イラク人に向いている気がするんですよ。

それと、これは現状認識が違うかもしれませんが、マスコミを含めて(ネット界すら)斎藤さんの話題はむしろ、高遠さんのときよりも、また香田さんのときよりもむしろ少ない、国民の同情も関心も乏しいというのが私の印象なんですね。それは私は当然のことと思います。ある意味職業人の自ら選択した局面での事態ですからね。しかし、私は自衛隊の方々も、斎藤さんも、主観的にはイラクの平和を全く望んでいないと決め付ける事はできないし、イラク人の中に、高遠さんを評価する人よりは少数かもしれませんが、斎藤さんのような存在の必要性を認めている人もいるんではないでしょうか。勿論それは皆さんには全く受け入れられない姿勢かもしれませんが、今のイラクの新政権をとりあえず支えなくてはならないという立場は、全く否定されるものでもないと思うんです。

確かにゴルゴ13が怪我したら国家は救出しませんね(そもそも報道もされないでしょうね)ただ、それはテロリスト、職業暗殺者だからでしょうね。斎藤さんの行っていたのはそれと同一だとは思えないです。そして、斎藤さんの銃口が武装勢力に向かっていたのは事実ですが、では武装勢力の銃口が向かっていた先が、果たして米軍だけだったかどうかも考えざるを得ない面もあると思います。

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斉藤氏はゴルゴか? 投稿者: 真鯛  投稿日: 5月15日(日)21時39分26秒
引用

> >相手を殺すからには相手に殺される事も充分あり得る。その点で斎藤さんは高遠さんたちとは全くちがう位置にいますよ。
>
>  ↑まっぺん氏の発言(抜粋)
>
>  まぁ、ここで議論する以上、この文意位、正確に読解してほしいんだな(ぼそ)。

文意もクソもありまへん。あるのはただただ矛盾と屁理屈のみ。
そもそも斉藤氏が人を殺したことがあるんか?そんなんゆうてたら、イラク、アフガンがヤラレたのも、北やイランがヤラレたとしても、“しゃーない”っちゅうロジックが成り立つやん。
解らんかなぁ‥‥??

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斎藤氏の置かれた立場についての誤解 投稿者: まっぺん  投稿日: 5月15日(日)21時33分33秒

斎藤氏を「人質」と報道してますが、それは間違いです。斎藤氏は「警備会社社員」という事になっていますが、戦場での護衛任務、すなわち軍事的任務についていたのは明らかです。彼は正規軍ではないので「傭兵」「私兵」という事になります。私兵であっても「軍人同士の戦闘行為」による拘束ですから、状況から考えて「捕虜」と言うのが正しい。民間の旅行者が「人質」となったのとはわけがちがう。

国内法に照らして見た場合、他人に向けて銃撃したような場合には、殺人未遂、殺しちゃった場合には殺人罪が適用される可能性もあります。海外であっても、日本国のパスポートを持っていたという事は「日本政府がその身分を保証する」という事に他ならず、もしもどこかで殺傷行為に関わっていた場合は、逮捕し取り調べる事になる可能性があります。日本の法律は日本国内だけで通用するからといって、外国で犯罪行為に荷担しても免罪されるわけではありません。

そこで斎藤氏が果たして犯罪を犯したかどうか、が問われる事になるでしょう。かれが発砲し誰かを死傷させた経歴があるとすれば、それが「正当防衛」の範囲にあたるかどうかが取り調べられます。その際「兵士として戦闘に従事していた」事は理由になりません。日本国は私的戦争を禁じており、日本国民が戦争に参加できるのは「日本政府が認めた戦争」だけだからです。もしも日本政府が認めていない戦争に参加し、「敵」を殺傷していた場合、斎藤氏は「犯罪者」という事になります。イラク戦争では日本政府は自衛官にさえ「敵との戦闘」を認めず、護衛任務さえ他国に任せていますから、米軍と共に軍事行動に関わっていた斎藤氏の行為は「犯罪」とみなされる可能性が高いと言えます。

つまり日本政府は斎藤氏を「救出する義務」があるのではなく、「犯罪の被疑者」として逮捕するべきなのです。

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誤字修正(苦笑) 投稿者: 総評全国金属久我山鉄工所支部  投稿日: 5月15日(日)21時21分19秒

 × 議論
 ○ 『議論』

 私の文意は皮肉ですよって(笑)。

>意図的に誤読するのが

 了解しておりますよ、もちろん。\(^o^)/

 この種のボウフラがこの板の内外にも大量に湧きましたねぇ、ディベート坊やたち
の群れが。「自己責任」の時でしたっけ。
 意図的な誤読、論点のすり替え、インチキ「証拠」の提示と大量のネット坊やの「動
員」による掲示板破壊活動。現在の運用基準は確かそのときにできたと記憶しておりま
すが。。
 大量でなろうとなかろうと、アラシに関してはいずれ適正に判断がされるでしょう。

 そういえば、そうしたインチキディベートテクニックが「発達」しているのも、彼の
国ですな。つくづく困ったモノでございます。

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> たとえばゴルゴ13が怪我しても普通国家は救出しないわけだが(苦笑) 投稿者: 伊達 純  投稿日: 5月15日(日)21時11分7秒

 言い得て妙。

> 意図的に誤読するのが「荒し」の一番の特徴。議論をしようと
> しているのでないことに留意を。

 全くその通り。

 その上で次のように考える。

 イラクが大量破壊兵器を保有していることを理由として、そして国連安保理の決議無しという国際法に違反するかたちで、アメリカは対イラク戦争を行なった。しかし大量破壊兵器は未だ見つかっていない。しかもアメリカ軍はイラク占領後も、ファルージャなどで女性や子どもなどの一般の人間を含む多くのイラクの人々を虐殺した。そしてアブグレイブ刑務所で、不当に収監された人も含めて、収容者を虐待する等のことを行なってきた。またアメリカ軍は、放射能兵器である劣化ウラン弾をイラクで使用した。斎藤氏は、そのアメリカ軍の基地に勤務する「治安責任者」であり、米国防総省発行の身分証明書、武器携帯許可証も所持していた。斎藤氏が、イラクの人たちに対して加害者の立場にあったことは明白である。イラクの人々からすれば、斎藤氏は、イラクの人々を支援してきた高遠さん、イラク戦争に反対し劣化ウラン弾の危険性を訴えていた今井くんたちとは同列に論じることは到底出来ない。実際、高遠さんや今井くんの解放に尽力したイスラム宗教者委員会のクバイシ氏は、「(今回)武装勢力との仲介をする用意はない」「(その理由として)人質はイラクを占領する米軍のために働いていた」「米軍のために働く者はすべて犯罪者だ」と語ったということである。
 
<邦人拘束>民間軍事会社、斎藤さん安否不明 協会仲介せず
(毎日新聞 5月11日1時18分更新)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050510-00000131-mai-soci

 まあ一般論として犯罪者であろうと生命の尊さに違いはないということは言えると思う。だから野次馬の視線さんが言うように「国際法による捕虜の人道的な処遇を」(投稿日: 5月10日(火)10時45分54秒)くらいは考えるし、あるいは、まっぺんさんが言うように自衛隊の撤退を条件とした斎藤さんの救出ということもアリだとは思う。

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戦争請負会社 投稿者: 野次馬の視線  投稿日: 5月15日(日)19時37分14秒

の著者が、今日夕方のニュースに出ていましたね。現在、こういった近代国際法からして異様な民間人の戦闘参加が公然と行われているのは、アメリカの軍事行動に対して世界中のほとんどの国が動員に応じず兵力不足であることが最大の理由だということです。また国内から補充兵を動員することもままならぬのが実情だとか。前史は長くあるにしても、これほどの本格的な投入は、近代史上初めてのことなので国際社会も対応できていないのが現状だということでした。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140810106/250-7121749-4539407

よみうり新聞オンライン版書評

http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20050221bk05.htm

概要を知るのに便利な個人による書評

http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/

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>この文意位、正確に読解してほしいんだ 投稿者: 野次馬の視線  投稿日: 5月15日(日)19時12分32秒

意図的に誤読するのが「荒し」の一番の特徴。議論をしようとしているのでないことに留意を。

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たとえばゴルゴ13が怪我しても普通国家は救出しないわけだが(苦笑) 投稿者: 総評全国金属久我山鉄工所支部  投稿日: 5月15日(日)18時49分26秒

>斎藤さんのこれまでの経歴から見ても、「戦争」=「殺人も含む業務」の遂行を自らの意
>志で選択したと見ていい。相手を殺すからには相手に殺される事も充分あり得る。その点
>で斎藤さんは高遠さんたちとは全くちがう位置にいますよ。

 ↑まっぺん氏の発言(抜粋)

 まぁ、ここで議論する以上、この文意位、正確に読解してほしいんだな(ぼそ)。

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斉藤氏 投稿者: 真鯛  投稿日: 5月15日(日)18時29分33秒
引用

斉藤氏と、去年の3人質+2人質+殺害された旅行者は変わりなし。全て自己責任と考える。
まっぺんさんは、斉藤氏と3人質+2人質を完全に差別している(旅行者については不明)。同じ命に変わりないと付足しはしているが、読む側からすれば、まるで“殺されてもしょうがない”との印象を受ける。更には、斉藤氏より、犯罪者のイラク人を気遣っている始末。
こうゆう思考はオウムのポアやあまたの粛清とどう違うのか?
こうゆう思考の持ち主が真の平和を語る行為が“寒気”を感じさせるのである。 ------------------------------------------------------------------------
これは原則的にいいニュース 投稿者: 三浦小太郎  投稿日: 5月15日(日)09時31分35秒

<中東和平>日本、イスラム諸国にイスラエル国家承認促す

 政府は14日、イスラエルとパレスチナ独立国家の「2国共存」を目指す新中東和平案(ロードマップ)の実現へ向け、アジアのイスラム諸国にイスラエルの国家承認を働きかけるなど、アジア地域とイスラエルの信頼醸成に乗り出す方針を固めた。16日には小泉純一郎首相がパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談し、中東和平に積極的な役割を果たす考えを表明する予定。その一環として「アジアの日本だからできる独自の貢献策」(外務省幹部)をアピールしたい考えだ。
 中東和平をめぐっては今年2月、イスラエルとパレスチナ自治政府の首脳会談が4年4カ月ぶりに行われ、ロードマップの履行が確認された。しかし、アラブ諸国やアジアのイスラム諸国の多くは依然、イスラエルを承認しておらず、イスラエルとイスラム諸国との信頼醸成を進める必要性が指摘されていた。
 政府は4月にインドネシアで開かれたアジア・アフリカ閣僚会議で、イスラム諸国の反対論を押し切り、「国際社会がロードマップの実施を確保することを要請する」との文言を共同声明に盛り込ませた。これをテコに、アジアでイスラエルと国交のないインドネシア▽マレーシア▽ブルネイ▽パキスタン▽バングラデシュ▽ブータン▽モルディブ――に対イスラエル政策の軟化を働きかけていく方針。イスラエルとの経済関係強化や人材交流促進などに協力することも検討している。
 日本の中東和平貢献策はこれまでパレスチナ自治政府などへの経済支援が中心だったが、和平機運の高まりを受け政治的関与を強める姿勢に転換した。アッバス議長に続きイスラエルのシャロン首相も今月末か来月上旬に来日する方向で調整している(毎日新聞) - 5月15日3時5分更新

どこまで出来るかはわからないし、正直この報道が全てだとすれば少し疑問も残るが、基本的にこれはいいニュース。勿論シャロン首相がこれまで行ってきたことを肯定することも忘れることもパレスチナ側には出来ないかもしれないけれども、今の時点では彼を利用する形で占領地撤退とパレスチナ独立、そしてイスラエルとの平和共存への道を何とか進めなくてはいけない。

本当はガザではなくて、ヨルダン西岸の入植地撤退が最もこの問題の重要な解決に繋がるとは思いますが、やはりこういう問題で一気に解決は難しい。リクード極右は切れまくってるだろうし。ここはアジアのイスラム諸国(中東のイスラムとアジアのイスラムは、宗教としては同じでも環境が大分違うし、妥協は可能なはず)がシャロンを後戻りできなくするためにも出来ることはあるはずだし、ここは日本は頑張り所。中央アジア民主化と中東和平は、日本は国益のためにももっと真剣に取り組まないといけない。

かってのパレスチナ独立運動の歴史や精神から見れば、現在起きている事は現実との妥協にしか見えない人たちは確かにいるでしょう。イスラエルの平和勢力も、結局真の対話と和解ではなく、大国の戦略、圧力、そして情勢の変化に過ぎない平和は理想からかけ離れたものだと思う。しかし、これまで残念ながらいずれの理想も充分な結果を出せなかった以上、ここは現実の妥協を探る中でしか平和は生まれないと思う。

日本はこの一方、アッバス議長を全面的に支援しているという政治的メッセージをもっと出すべきでしょうね。「ガザ同様、ヨルダン西岸からの植民者撤退も、パレスチナ人の生存権と中東秩序のためには重要課題であり、イスラエルに理解を求める」か、せめて「アッバス議長の平和建設への努力を高く評価し、イスラエル、パレスチナ双方の自制を求める」「パレスチナ独立は中東和平のための大前提であって、テロ根絶はそれなくしてありえない」くらいの事はメッセージとして出して欲しい。イスラム諸国の立場もあるわけだから。

イスラエルの作家、アモス・オズは「正義が栄えるところに平和は無く、平和が支配するところに正義は無い。平和を備えた正義はどこにあるのか。それはまさに分かち合うことによって生まれる。」というユダヤの古典タルムードの言葉を引用し、イスラエルとパレスチナの対立を、二つの正義が争う悲劇にたとえました。そして、シェークスピアの悲劇は、多くの登場人物が死に斃れ、その上を不明瞭な「正義」の概念が漂うものとし(「ハムレット」がまさにそうか)チェーホフの悲劇は、登場人物の誰ひとり結末に満足せず、不満を残したまま妥協のうちに終わるが、そこには死は訪れない、この問題はチェーホフのように解決されなければならないのだと述べています。何とかこの方向でパレスチナ問題が解決できるように、日本政府もこれからもっと努力しないといけない。 ------------------------------------------------------------------------
基準に従い削除しました 投稿者: 削除人(遠方から)  投稿日: 5月15日(日)01時36分13秒

 事態の推移を見守っていましたが、改善が見られないばかりか悪化する一方なので、
標記の措置をとりました。
 以降、掲示板の趣旨にしたがい、友好的に議論をお願いいたします。

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Re: 戦争を身近に感じられない 投稿者: フレップ  投稿日: 5月14日(土)21時01分17秒

近年、まれに見る気持ちのよい投稿だと思います。
心底、なるほど、その通りだと共感しましたので、
その感想だけ一言述べさせてもらいました。 ------------------------------------------------------------------------
戦争を身近に感じられない 投稿者: スパルタカス(パルタック星人)  投稿日: 5月14日(土)16時25分5秒

 どうもイラクで何人人が死んでも、涙が出ないのは何故だ。イラクで何人人質にされても、
戦争を身近に感じないのは何故だ?イラクというどっか遠い所で騒ぎが起きてんだなあという
感覚。何人がこの日本で戦争を身近に感じただろう。
 ビンタ制裁の軍国教育から60年たつとはいえ、台湾・韓国・イギリス・スペイン・フランス
・ドイツといった国々に比べても、今の日本の有権者は戦争やファシズムに鈍感になっている
気がする。
 一体、どうすれば、不感症と政治的無関心は治るのだろう。この鈍さはアメリカ以上
である。自民党が強いのではない。反戦闘争がさかんになれば、公明党や自民党左派が左からの
圧力に耐え切れなくなり、小泉内閣は崩壊し、政権交代までいく可能性は高い。
 有権者が鈍いのだ。私自身が鈍いのだ。
 安保が燃えない今の日本。戦争を賛美する人は隣国の人が感じる脅威にあまりにも鈍感だ。
自分の国がかつて占領されたり、爆撃されて、それを当該国が正当化したら、どれほど気味が悪いだろう。
それでは、何回謝っても同じだし、謝らない方が良い。
自分で正しいと思っているなら、何故謝るのか?圧力か?
本心は大東亜戦争は正しいがお前らの圧力で謝っている。それは隣国を馬鹿にした態度だ。
謝った後で正当化を試みるなら、絶対にその場しのぎで謝るべきではない。
徹底的に正しかったと議論すべきだ。何故お前達に謝らねばならないのか?と。
何回謝っても、その都度正当化するなら、最初から彼らの前でも謝罪を拒絶し、
パール判事なり、タイの前首相なりの言葉を引用して正当化すべきだ。
謝罪して、正当化して批判されると、「いつまで謝らせる気だ!」と怒り狂うなら、
最初から謝罪などしない方がいい。それではいつまでたっても和解できないが、
それでも良い。相手をコケにするよりは、カネで解決するよりは、
腹を割って相手に本音を言う方がよほどいい。それが相手を尊重する態度になると思う
からだ。

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めんどくさいけど真鯛さん 投稿者: まっぺん  投稿日: 5月14日(土)10時13分22秒

  削除

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削除要請 投稿者: 伊達 純  投稿日: 5月14日(土)09時46分26秒

  削除

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北方削除人さんへ 投稿者: 野次馬の視線  投稿日: 5月14日(土)08時31分47秒

  削除

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Re: 真鯛というより 投稿者: 真鯛  投稿日: 5月14日(土)04時16分27秒

  削除

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Re: 異論も何も… 投稿者: 真鯛  投稿日: 5月14日(土)04時11分31秒

  削除

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真鯛というより 投稿者: (^O^)  投稿日: 5月14日(土)02時42分29秒

  削除

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異論も何も… 投稿者: イレギュラーず  投稿日: 5月14日(土)01時42分19秒

  削除

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↓削除要請 投稿者: 伊達 純  投稿日: 5月14日(土)01時32分43秒

  削除

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ロイさん、残念ながらそうなんです。 ホンマにおるんですわ。 投稿者: 真鯛  投稿日: 5月14日(土)00時57分4秒

  削除

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