四トロ同窓会二次会 2006年1月24日〜31日

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三次会から移動しました 投稿者:管理人 投稿日: 1月31日(火)14時06分5秒   引用

定住外国人の参政権について投稿者:まこと投稿日: 1月31日(火)07時32分23秒

四トロ二次会に投稿できないので、こちらにポストします。

>「参政権は日本国籍を取って」として、特別永住者への同化強要と、これからますます増えるであろうそれ以外の永住外国人の参政権をあらかじめ奪うものです。(鍋山さん)

昨今では日本に永住する者については国籍の別に係わりなく国政・地方ともに参政権を認容すべきだという「市民主権」概念が憲法学者の間からも(東北大学の辻村みよ子さんとか)提起されていますよね。

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貴重な情報をありがとうございました 投稿者:まっぺん 投稿日: 1月31日(火)10時23分49秒

韓国民主労総と韓国民主労働党の動向は、日本の労働運動、反戦運動にとっても重要な関わりを持っていると思います。このような大衆的な労働運動と政治運動を築いていく事が日本左翼にも求められています。週刊「かけはし」には毎週「労働者階級の力」又は「ハンギョレ21」からの情報が載せられていますが、少し「時差」があります。韓日連帯さんからの最新情報は読者にとって非常に良い情報です。ありがとうございます。
http://www.jrcl.net/web/frame060130h.html

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Re: 民主労動党の選挙 投稿者:韓日連帯 投稿日: 1月31日(火)09時50分9秒

韓国の民主労働党の最高委員会(党指導部)の選挙結果です。

投票権ある党員。47,400人
投票した党員。33,663人

○ 党代表
記号1 Joo Dae-hwan (社民系、個人的立候補) 2,499人
記号2 Moon Seong-Hyun (右派連合の候補) 15,596人
記号3 Jho Seung-Soo (左派連合の候補) 14,682人
=> 2月 10日, 記号2番と記号3番の決選投票。

○ 事務総長
記号1 Lee Yong-Ghil (左派連合の候補) 15,678人
記号2 Kim Seon-Dong (右派連合の候補) 17,123人 - 当選

○ 政策委員会 議長
記号1 Yoon Young-Sang (社民系、革新ネットワーク) 10,534人
記号2 Kim In-Sik (IS系-イギリスSWP) 5,505人
記号3 Lee Yong-Dae (右派連合の候補) 16,609人 - 当選

○ 一般名簿 (3人選出)
記号1 Kim Gwang-Soo (左派、労動解放実践連帯) 4,705人
記号2 Kim Jeong-Jin (社民系、個人的立候補) 4,239人
記号3 Lee Hae-Sam (右派、NL系) 6,881人 - 当選
記号4 Kim Seong-Jin (右派、NL系) 8,848人 - 当選
記号5 Kim Ki-Soo (左派、平等社会に前進する活動家連帯) 7.943人 - 当選

○ 女性名簿 (4人選出)
記号1 Hong Seung-Ha (社民系、革新ネットワーク) 4,349人 - 当選
記号2 Sim Jae-Ok (左派、平等社会に前進する活動家連帯) 10,177人 - 当選
記号3 Park In-Sook (右派、国民派系) 9.931人 - 当選
記号4 Kim Eun-Jin (右派、NL系) 7,727人 - 当選

○ 労働部門
空席。

○ 農民部門
記号1 Kang Byung-Ki (右派、NL系) 賛30,606人 反1,154人 - 当選

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大阪市の野宿者排除阻止行動に 投稿者:草加耕助 投稿日: 1月31日(火)04時18分49秒   引用

行ってまいりました。とりあえずこうして無事(でもないけど)帰ってこれました。左足をぼこぼこにされました。歩けんです。報告はまた後日ということで、ちょこっとだけ感想。

まず野宿者側に200人もの人が集まっていて驚いた。大方の予想では、ろくに抵抗もできないうちにあっと言う間に排除されるだろうと思われていましたが、蓋をあけてみたら、2回の総攻撃を押し返して、延々と7時間も踏ん張り続けました。市側は600人程度。総勢で800人。

とにかく家族がいるんで、今逮捕されるわけにはいかんなあと。で、「阻止行動」には加われんけれども、大阪市が何をするのか、しっかりと見届ける「監視行動」に徹するつもりでした・・・が。

800人の攻防なんて、もう尋常ではない。その場にいるだけで、否応もなく「阻止行動」の輪に入ってしまう。一度公園の外に排除されてから、別の入り口のバリケードを突破して再突入した時は「あー、これでもう駄目かなあ」と思ったけど(笑)。

感じとしては辺野古の阻止行動みたいなかな。とにかく「非暴力・不服従」が強調されてて、「絶対にこちらから手をださないで」と何回も注意があった。あと、市に雇われたガードマンは盾みたいに使われてて、本当に気の毒だった。僕も、もみくちゃになったガードマンを引っ張り出して助けてあげたくらいで、みんな同情していましたよ。

http://hatahata.mods.jp/

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寄せ場MLより転載 賛同お願いいたします。 投稿者:北@仙台 投稿日: 1月30日(月)19時40分58秒

皆様

                      寄せ場野宿者運動全国懇談会事務局

 当事者・支援者、そして日本全国・世界各地からの排除中止の要求にもかかわらず、
大阪市は2公園の野宿者への排除を強行しました。
 寄せ場野宿者運動全国懇談会では、昨日ぎりぎりの時点で排除中止要求書をとりま
とめ、皆さんの賛同をいただき、大阪市に送付いたしました。ここで改めて、排除へ
の抗議声明をとりまとめましたので、是非ご賛同をお願いします。

 ご賛同いただける場合には、団体名又は個人名(その場合には所属団体・肩書きなど
をお願いします)を下記のとりまとめ先にお知らせください。

賛同集約先  神戸の冬を支える会 <kobe-fuyu@nifty.com>

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                        2006年1月30日
大阪市長 関 淳一様
               代表連絡先 神戸の冬を支える会
大阪城公園及び靱公園内テントの強制撤去に対する抗議声明
 貴市が、当事者及び全国各地からの中止の要望にも関わらず、1月30日、大阪城公園及び靭公園内で野宿生活する人々のテントを強制的に撤去したことに対して抗議します。
 どこにも住む場所がなく、公園で野宿生活を余儀なくされていた人々が、自らのいのちを守るために懸命の工夫をして住居として建てたテントを、無情にも押しつぶし、撤去することは、彼らのいのちを奪うに等しい暴挙であり、また人間としての尊厳を傷つけるものであって、決して許すことができません。
 1月27日、大阪地裁は、野宿者がテントを張って住んでいる公園を住所として認める判決を出しました。大阪市北区は公園のテントは不法占拠で排除の対象となるから不安定で住所として認められないと主張しましたが、裁判所はそのような主張を退け、公園のテントは野宿者のいのちを守るためだけでなく、市民生活を送る上で欠かせない生活の拠点であることを認めました。にもかかわらず、貴市は、バラ会議開催を名目に、野宿者のいのちと生活を守るための拠点たる住居としてのテントを撤去したのです。バラを観賞することは一つの文化として尊重されるべきものでしょうが、多くの人のいのちを犠牲にまでして行わねばならないものではありません。
 また、本件行政代執行手続を進める以前に、貴市は、野宿者に対して、代替措置としてシェルター入所のみを提示し、居宅における生活保護などの選択肢を提示せず、十分な説明責任を果たしませんでした。また、当事者の話合いの要求にも応じようとしませんでした。これは、ホームレス自立支援法11条が定める要件に違反し、憲法13条及び25条、生活保護法30条居宅保護の原則、社会権規約11条に反する重大な違法行為であると言わざるを得ません。
 先に忠告したように、本件行政代執行手続に関しては、日本国内のみならず世界的に注目を浴びており、本年6月提出予定の社会権規約に関する日本政府報告書審査の際にも、今回の貴市の強引な退去強制が議論の焦点とならざるを得ません。これまで日本政府及び各地方公共団体がとってきたホームレス自立支援策の成果も、貴市の無情な行為により消し飛んでしまうことになるでしょう。
 貴市が大阪城公園及び靱公園内の野宿者の住居であるテントを違法にも撤去し、野宿者の市民権の基盤としての生活の本拠を奪い、彼らの生命を危機に陥れ、その人間としての尊厳をおとしめたことに対して、改めて、厳重に抗議します。
 また、野宿者の野宿場所を「住所」として認め、野宿者の市民権回復を可能とした大阪地裁判決に対する控訴を取り下げることを強く求めます。                                以上
賛同団体・賛同者

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  笹沼 弘志
野宿者のための静岡パトロール事務局
ebhsasa@ipc.shizuoka.ac.jp
http://www.ipc.shizuoka.ac.jp/~ebhsasa/home.html
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やはり、それは違うでしょう 投稿者:鍋山 投稿日: 1月30日(月)00時22分38秒

在日の生きかたは多様化しているし、
「希望する特別永住者(旧植民地出身者と子孫)は、無条件で日本国籍を取得できる」ということだけならいいのですが。

>在日の選挙権問題では私は概ねこの団体の主張するところに近い考えを持っています
と三浦さんも書いているように〜

客観的に「外国籍のままの参政権」運動への対抗として出てきたものと言うほかない。
「参政権は日本国籍を取って」として、特別永住者への同化強要と、
これからますます増えるであろうそれ以外の永住外国人の参政権をあらかじめ奪うものです。

ちょっと議論の時間が取れないので(汗)〜
「アフガン板」で、三浦さんとも少し議論したもの〜
http://afghan2004.hp.infoseek.co.jp/kakolog36.htm
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「国籍法改正案」について 2. 投稿者:鍋山  投稿日: 2月25日(水)21時18分16秒
【少し見えてきたので、ちょっとだけ意見】

坂中英徳氏の持論「放っておけば在日コリアンは消滅する」は、言い換えると「北で
も南でもなく在日として生きて行く」というのは、確かに、年月とともに趨勢になっ
ています。
「祖国が統一されたら帰国する」方針の総連の人たちは、1981年に「特例永住
権」を申請した。「在日本大韓民国居留民団」も、1994年、「居留」の文字を削
除した。

しかしながら、日本政府は戦後一貫して、「在日コリアン」を治安対象と見てきた。
それは、民団であろうと、韓国籍であろうと。
その場合、二つの道があり、一つは、徹底して排除選別する方法です。
坂中英徳氏のソフトな言葉で語られるのが、「同化」する方法です。「コリア系日本
人として生きれば良い」と言いますけれども、「日本国籍」を取ったあとに、「コリ
ア系」として生きて行ける保障はどこにもないわけで、昨今の日本の情況を考えると、
それは、極めて厳しいと思います。

【いくつかの意見】

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『在日コリアン権利宣言』 2002.4 岩波ブックレット?566
   あとがき   田中 宏

 2001年春、「永住外国人地方選挙権付与法案」の採決・成立の可能性が高まる
なかで、その代案として、政府与党による「特別永住者の国籍取得特例法案」の策定
が進められた。この法案に対する評価は、さまざまである。しかし、そこには、経済
のグローバル化が極限にまで推し進められ、「国民国家」の枠組みが弛緩していくな
かで、「同質の文化」「同質の国民」による国民国家を再構築しようとする強固な意
志が働いていることは明白である。
(以下略)

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『むくげ通信』186号(2001年5月27日)
飛田 雄一
在日の残された課題、「参政権」vs「戦後補償」= 無関係
http://www.ksyc.jp/mukuge/186/hida.htm

 外国人の選挙権に関する法案が国会に提出されている。この法案は公明党が連立与
党を組むための条件としていたもので、公明党にとっては審議もしないで廃案という
ことになれば連立に加わった体面を失う。ところが自民党内では反対意見が多く、小
泉首相自身もこの法案には否定的な発言をおこなっている。また民主党内部でも議員
の3分の1は反対意見があるといわれている。「永住外国人に対する地方公共団体の
議会の議員及び長の選挙権の付与に関する法律案」と題するこの法案は前政権で政党
の組み合わせが現在と異なる時に民主・保守両党が提出したものだが、字句が一字一
句違わない同名の法案を後日公明党も提出している。連立の条件かつ民主・保守両党
提出ということを考えればすぐに成立してもおかしくない法案であるが、そのとおり
にならないのは日本社会がまだまだ排外的な考え方に染まっていることの表れであ
る。
 一方、特別永住者の帰化要件を緩和する法案が自民党より提出され、この法案を成
立させて選挙権法案を葬り去ろうという動きもでている(次頁条文参照、産経新聞2
0015.9,略)。この帰化の法案はすぐに成立して参政権法案は廃案になって
しまうという見方や公明党の面子もあるので両法案を審議した上で両法案とも廃案な
いしは継続審議にするという見方もでているが、よく分からない。
(以下略)
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日朝国交正常化問題 投稿者:パルタック星人 投稿日: 1月29日(日)23時49分17秒

拉致問題解決で、相手を最初から悪と断定した付き合いでは何も解決しないだろう。国の恥である国家犯罪までゲロった奴をこれ以上いじめるなら、日本はサディスト国家といえるでしょう。朝鮮人の命も日本人の命と同じように尊重してこそ事態は動くのではないか。アメリカ人や日本人だけが尊くて、朝鮮やハイチやアフガンの人はどうでもいいというのでは様々な問題は解決できないだろう。
2ちゃんねる、帝国電網省、韋駄天、日本平和神軍、チャンネル桜・・・。もし、あの時西郷が全権大使として派遣されていたら、その後の朝鮮人差別はなかったかも知れない。

西郷が朝鮮に行けば必ず殺されてしまうとの論を大久保らが展開することに西郷が反発↓
(西郷隆盛の生涯)西郷の遣韓論
http://www.page.sannet.ne.jp/ytsubu/syougai11.htm
政変は誰のために
http://www.asahi-net.or.jp/~BH3H-SMJY/rekisi/mei6.htm
右よりサイトではあるが西郷のコメントに注目↓
韓国の歴史歪曲検証:日朝修好条約(江華島条約)から始まる朝鮮の夜明け
http://members.at.infoseek.co.jp/konrot/rekisi07.htm
やはりここでも
●征韓論 せいかんろん
http://www.tabiken.com/history/doc/K/K032L100.HTM
征韓論と西郷隆盛(1827-1877)
http://www.platon.co.jp/~kei/korea/hito/jp/saigo.html
JOG(212) 無私の激突、征韓論〜西郷 対 大久保
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h13/jog212.html

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宣伝ですみませんが 投稿者:三浦小太郎 投稿日: 1月29日(日)08時32分41秒

この2月5日は、守る会も食糧会館で集会を行うので、そっちに是非行って欲しいんですが自分の運動だけ紹介してそれなりに共感している別団体を無視というのも失礼かと思い、在日コリアンの日本国籍取得に向けて活動している人達の集会を紹介します。在日の選挙権問題では私は概ねこの団体の主張するところに近い考えを持っています

『在日コリアンに権利としての日本国籍を―
   永住外国人から主権者へ』2・5全国集会

  ●とき  2006年2月5日(日)
          午後1時〜5時(午後12時30分開場)

  ●ところ 在日韓国YMCA会館

        地図は http://www.ymcajapan.org/ayc/jp/
         JR水道橋駅徒歩6分、御茶ノ水駅徒歩9分、
          地下鉄神保町駅徒歩7分
            東京都千代田区猿楽町2-5-5
            TEL:03-3233-0611

  ●資料代 500円(高校生以下無料)

  チラシはこちらからダウンロードできます。
  http://tsudoi0720.at.infoseek.co.jp/060205outline.pdf

 在日コリアンとよばれる人々には参政権など一切の公民権が保障されていません。
 世界的に見ても異常な事態を打開するため、与党三党が2001年に「特別永住者等の国籍取得の特例に関する法律(案)」を作成しましたが、今なお国会に上程されていません。
 私たちは「届け出によって国籍を取得できる」「従前の氏名をそのまま使うことができる」などのこの法案の趣旨に賛同します。
 各界の人々が民族や党派をこえ、在日コリアンの人権を確立し、日本の民主主義の基礎をより強固にするために協力されることを心から期待します。

【集会内容】
1.主催者挨拶 李敬宰(い・きょんじぇ。確立協会長)
2.記念講演
  「国籍・参政権/わたしの朝鮮」 韓昌祐さん
   (はん・ちゃんう。?マルハン会長)

  「日本国籍取得の機は熟した」  坂中英徳さん
   (外国人政策研究所長・前東京入国管理局長・確立協顧問)

http://members.jcom.home.ne.jp/j-citizenship/

まあ、でもやっぱり守る会の集会に来てくださいね。

2月4日 大阪府立社会福祉会館
  5日 東京 食糧会館 共に午後1時開場、1時半開会、参加費1000円
http://homepage1.nifty.com/northkorea/karu68.htm

ゆうとさんへ
これは私の偏見かもしれませんが、その人が「文学が分かるかどうか」というのは、私は政治思想家・運動家の一つの判定基準にしてもいいんじゃないかと考えています。別に小説を沢山読んでいるかどうかじゃなくて、文学というのは(まあ音楽も絵画もそうかもしれないけど)たとえ作者に仮に何らかの政治思想があってそれを表現しようとしたとしても、少なくとも優れた文学であるならば、基本的には決して国家とか権力とか革命「組織」とかに譲り渡すことのできない豊かな個人の世界を描いているわけですよね。左右いずれであれ、そういう政治や組織から全く遠い所にある精神の存在を認めない、あるいは軽んずる運動家や組織は、必ず個を無慈悲に抹殺する可能性を秘めているのだと思います

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久しぶりに書き込みます 投稿者:野次馬の視線 投稿日: 1月29日(日)08時29分37秒

この三ヶ月ほどMIXIの方でばかり遊んでいました。
tu-taさんの引用に関連して読んだばかりの本の内容を転写します。
自衛隊出身の軍事評論家、小川和久氏の近著『日本の戦争力』。
46ページ「自衛隊のどこが世界トップレベルか?」

「日本の自衛隊の能力で、文句なく世界最高水準であるといえるのは、海上自衛隊の対潜水艦戦能力と掃海能力です。」(中略)「同盟国の日本に対して帝国海軍の復活を絶対に認めないアメリカが、旧ソ連の潜水艦部隊を抑え込む対潜水艦戦能力だけを突出させることを求めたからです。」(中略)「1人では自立ですることができないアンバランスな存在なのです。海上自衛隊は、アメリカと組んで初めて完全な能力を発揮するわけです。」

このような調子で、自衛隊という存在が全体としてアメリカ軍の一部をなしているものに過ぎないことをかなりのところまで具体的に書いています。潮匡人など自衛隊の広報担当者はこういった言説については無視をきめこむのでしょうね。

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(無題) 投稿者:ゆうと 投稿日: 1月29日(日)00時25分53秒

>DKさん
そうなのですねー、経済学は近代経済学ですら経済思想しか知らないので、
「もし経済学的なことを知らないとダメならどうしよう。。」と思っていました(苦笑)
あ、そうですね、岩波文庫でも出ていますし・・・それになによりも、トロツキーを
学ぶには、「裏切られた革命」はぜひ一度は呼んでみたいと思います。
トロツキー著作集は・・・当時のロシアやヨーロッパのことを論じているのなら、
僕には難しいかもしれません。。なるほど、マンデルさんの本があるのですね、
タイトル的にはちょうど読みたい内容かもしれません、古本屋さんか・・・
amazonからヤフーオークションまで、ちょっと探してみますね。

 あっ、武力泣き予言者の段階では路線が違うのですね、ドイッチャーさんの本は
当時のスターリン独裁までの流れを生々しく描いていて、とても分かりやすかったです。
フォービギナーズは内容的には量は少ないですが、やはり「トロツキー」という
タイトルに惹かれてしまいました(苦笑)

 はい、申し訳ありません、僕の場合は居直れるほどすら知識も度胸もありませんけれど、
注意して自分が居直らないように、論理的に自己陶酔に陥っていないように気をつけたい
と思います、ありがとうございます。

>セクトNo7@前世がマル青同さん

 あはは、そうですね、卒論どころか論文なんて書けませんし、ちょっと僕には
系統立てて読むには、もう少しそれ以前の理論や哲学を学ばないと厳しいです(汗)

 そうですね、2,3次会に書き込ませて頂いてしまいましたが、どちらかの方で、
ある程度自分で勉強した上で投稿させて頂ければ、ご意見いただくことで
勉強になりますし、投稿すること自体でも頭の整理という意味で大切だと
思います。あっ、すみません、セクトNo7さんの書き込みのせいではなく、
単に議論をさせていただくには、自分がまだ不勉強だなあと痛感した感じです(汗)
ありがとうございます、これから勉強していって、もしそれでも分からないことが
ありましたら、ご質問させていただければと思います。

 ありがとうございます、あはは、トロツキーは歴史上のことしか知らないので、
それでイメージ的に「好き」ですが、勉強してみて、「ここは違うんじゃないかなあ」とか
思うことが出るかもしれませんね、ちょっと頑張って勉強してみますね、
お優しい言葉をかけていただいて嬉しいです。

>三浦小太郎さん
 「文学と革命」ですかー、確か書店で以前に見かけた覚えがありますが、
まだあればいいのですけれど・・・。なるほどー、そうなんですね、
文学論というと僕には新鮮なので、書店でちょっと探してみたいと思います。
モスクワ裁判という見せしめ裁判とその後の「陰謀論」に基づく恐怖政治に対して、
それを実証的に否定し反論していったのは確かに冷静である意味トロツキーらしいと
思います。それでは書店で見かけたらちょっと見てみますね、ありがとうございます。

http://www.geocities.jp/utopian20c/

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終戦後のアメリカの政策と9条をめぐる戦略 投稿者:tu-ta 投稿日: 1月28日(土)12時12分9秒

「本日はモーツアルトの誕生日\(^o^)/」のレスポンスとして

終戦後のアメリカの政策については内田樹の研究室のGHQと小番頭はんhttp://blog.tatsuru.com/archives/001475.php
に書かれている記事が面白かったです。
以下のように書かれています。
===
憲法九条と自衛隊はいずれもGHQが日本におしつけたものである。
この二つが同時に制度化されたということは、彼らにはそれが二つながら「日本を効果的に占領する」ための政策の合理的な帰結だと思われたからである。
日本人から見ると「矛盾」であり「ねじれ」であり「整合性がない」と言われるこの二つの政治制度は、占領軍から見ればきわめて合理的でコヒーレントな「日本占領政策」である。
九条は「日本を軍事的に無害化すること」を目指している。
直近の戦争で30万人の死者を出した後にアメリカがまず日本を弱体化することを最優先したことは当然である。
自衛隊はその後、いったん武装解除した日本をもう一度限定的な軍事目的のために「従属的に」頤使するために再建された。
ソ連中国との臨戦態勢にあったアメリカにとっては当然の選択である。
日本が「もう無害」になったと判定されたので、「限定的な軍備を限定的に利用すること」が許可されたのである。
この二つはどう考えても「ワンセット」である。
もし、アメリカ軍の後方支援のみという自衛の「限定」をはずした「軍事的なフリーハンド」「軍事的な独立」をアメリカが日本に許す日が来るとしたら、それは「日本がアメリカにとって100%無害な国」、アメリカに決して逆らうことのない「精神の属国」になったということを証明してみせたときか、日米安保条約を廃棄して「ありうべき対米戦争」の準備を始める決意を日本国民がかためたときか、いずれかしかない。
そして、今日「九条の廃棄」を呼号している人々が選ぼうとしているのは、「属国化」による「のれん分け」の道なのである。
私は「番頭であること」それ自体は恥じるべきことではないと思う。
貧乏育ちなんだから仕方がない。
ただ、丁稚手代とこつこつつとめあげて、ご褒美に「のれん分け」してもらって小商いを始めた「小番頭はん」が昔から大店の旦那だったような顔をして桜宮あたりに屋形船を出したり浄瑠璃をうなったりしたがるのはとても恥ずかしいと思うのである。
想像的に「旦那」の身になって「番頭」の行状を眺めてみると、ものすごく「恥ずかしい」のである。
===

これに関連することは、以前ここに紹介した記事へのトチローさんからコメントにひっかけて、ぼくも自分のブログに書いたので、興味のある人は読んでください。http://tu-ta.at.webry.info/200601/article_12.html

http://tu-ta.at.webry.info/

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1月30日(月)早朝です 投稿者:まっぺん 投稿日: 1月28日(土)10時48分25秒

靱・大阪城の強制排除阻止行動の日付訂正です。
排除は1月30日(月)早朝です。
大坂方面のみなさん、よろしくおねがいします。

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山内裁判 勝訴! 投稿者:北@仙台 投稿日: 1月28日(土)08時26分30秒   引用

釜パト/失業と野宿を考える実行委員会の金津です。

(以下、転載歓迎です)

扇町公園での住民登録を求める山内さん裁判の判決がきのう、大阪
地裁で下されました。

全面勝訴です!

以下、ご報告と、引き続きの支援の呼びかけです。

<当日レポート>

1月27日、朝10時から靱公園現地で行われた靱・大阪城公園の
テント強制排除に反対する集会と対市庁デモを大阪・東京・名古屋
の仲間たちとともにやり抜き、そのまま大阪地裁10階1007号
法廷へと傍聴に押しかけた。30席程度の傍聴席はすぐ満杯になり、
他の仲間は廊下で待ち受けるかたちとなった。山内さんは、最前列
に座る。

昨年3月の提訴からほぼ1年、発端となった2004年2月の大阪
府警による釜パト不当弾圧(仕事探し、年金受給などのために住所
が必要な野宿の仲間に自宅アパートの住所の名義を貸していたメン
バーがいきなり逮捕され、山内さんを含めた仲間数名も長時間の取
り調べを強要された。のち、不起訴)から2年。思いもよらぬ、長
丁場の取り組みとなった。

正直、「あまり期待はできないけど、いい負け方ができれば」など
と思っていた。
昨今の情勢にくわえ、靱・大阪城の行政代執行手続きの中止を求め
る要請が地裁に却下されたばかりという状況で、とにかく裁判所の
判断はあてにできない、という思いが染み付いていたのだと思う。

着席してから、外の仲間に裁判報告を伝えるための手書きの紙(ド
ラマとかでよく見るやつ)をつくるのを忘れてたな、と思い、すこ
し横に座っていたMに声をかける。
「あの『無罪!』とかいうやつ、つくるの忘れてた」「あー、そう
だ」と、書きはじめてくれた。
山内さんは、「無罪はちがうだろ!」と笑っている。
見ていると赤マジックででかでかと「不当判決」という書き出しだ。
(やっぱ、負けると思ってるのかよ)と苦笑。そのあと「勝訴」と
いうバージョンもでき、なぜか私に手渡される。

そうこうしているうちに、裁判官3名が入廷し、判決がはじまる。

主文
1.被告が原告に対し平成16年4月20日付けでした住民票転居
届不受理処分を取り消す。
2.訴訟費用は被告の負担とする。

主文の朗読がはじまると、すかさず永嶋弁護士が「勝った、勝った、
勝った!」と小声でつぶやく。
文章をぜんぶ読み終わらないうちに、傍聴席は「やった!」「すご
い!」とのどよめきで包まれ、みな立ち上がり拍手の嵐となった。
私は、いまだに何が起こっているのか信じられない。

みずからの手で野宿者追い出しを繰り返し、数多くの仲間を路上死
に追い込んでおきながら、裁判では「テントはいつでも強制撤去で
きるのだから、住所としては認められない」という主張を繰り返し
てきた大阪市の担当職員・弁護士に対し、「ざまーみろ!大阪市!」
の野次を飛ばしつつ、「勝訴!」の紙を持ってみなで廊下へなだれ
こむ。
「どうなったの?」「勝った!」あとは、ひたすら拍手と歓声。
こんなの、ほんと久しぶりだ!

<判決内容について>

今回の判決では、「一定の場所がある者の住所であるか否かは、客
観的に生活の本拠たる実体を具備しているか否かにより決すべきも
のと解される」としたうえで、山内さんが扇町公園のテント村を
「起居の場として日常生活を営んでいる」ことを認め、全国から寄
せられた裁判支援のハガキ・手紙を含む多数の郵便物を受け取って
いることも証拠として取り上げられました。

そして山内さんのテントを「占有権限を有するものとは認められな
いとしても、同所在地は、客観的にみて、原告の生活に最も関係の
深い一般的生活、全生活の中心として、生活の本拠たる実体を具備
している」と認め、「法にいう住所とは、生活の本拠を指すもので
あるから、転居届に住所として記載された場所が客観的に当該届出
をする者の生活の本拠たる実態を具備していると認められる限り、
市町村長は、当該転居届を受理しなければならない」としました。

さらに踏み込んでいるのは、テントなどの「種類、構造、規模」な
どは客観的な生活実態を判断するための一資料にすぎず、「設置や
撤去が容易な簡易工作物であるからといって、その一事をもって直
ちに当該場所が生活の本拠たる実体を欠くことになるものではない」
としているところです。
そのうえで山内さんのテントはさまざまな構造物を組み合わせて設
置されており、地面に固定されているわけで、「その構造等に照ら
しても、本件テントの所在地を原告の生活の本拠と認定する妨げと
なるものではない」としています。

つまり、山内さんのテントはもとより、もっと簡素な住処でも、そ
こで実際に生活しているかぎり、住民登録が可能であると読み込め
ると思います。これは、今後の運動の幅を大きく広げるものです。

占有権限についても、「当該場所について占有権限を有するか否か
は、客観的事実としての生活の本拠たる実態の具備とは本来無関係
というべき」とし、大阪市の「不法占拠だからダメ」という主張を
両断しています。

そしてさいごに、「以上のとおり、本件テントの所在地は法にいう
住所と認められるから、被告は同所在地を住所とする本件転居届を
受理すべきであり、本件不受理処分は違法といわざるを得ない」と
結びます。

振り返ってみると、大阪市が繰り返してきた「テントは客観的居住
の事実として認められない」という主張にはやはり無理があったと
いうことでしょう。山内さんが実際にそこで居住していることは、
誰の目にも明らかであるわけですから(実際、裁判に先立つ審査請
求の際には、大阪市職員が直接文書を山内さんのテントに持ってき
ていたりもしました)。

そのうえで、山内さんと私たちが重ねて主張してきたのは、野宿者
が住民として認められないことにより、さまざまな権利を奪われて
いるということです。これは、たんなる不利益にとどまりません。
大阪市は野宿者を「住民・市民」として認めず、むしろ積極的に路
上・公園から排除し、劣悪な環境の施設と路上を往還させながら徐
々に死に追いやっていっているのであり、このようないわば殺人行
政の問題性を撃ち、また失業者・野宿者を不断に生み出しつづける
と同時に「自己責任=自業自得」「怠け者」のレッテルを貼り、排
除しつづけるこの社会のあり方を糾弾していくたたかいこそ、山内
さん裁判の本質なのだと考えます(すべての野宿者が形式的に住民
登録を一斉に行えば、野宿者問題が解決するわけではありません)。

こうした私たちの問題意識が判決に反映されなかったのはいささか
残念ではありますが、今後の取り組みのなかでさらに形にしていけ
ればと考えています。

27日、山内さんの判決を受け、傍聴に来ていた大阪城の仲間2人
と靱公園の仲間7人が、ただちに中央区役所・西区役所に向かい、
住民登録の申請を行いました(区役所は届けを受け取り、あとは結
果待ち)。テントが住所=家であると認められたことにより、仲間
のテント・小屋を「ゴミ・モノ」のごとく叩き潰し排除しようとす
る行政代執行の不当性も、より明らかになったと考えます。
31日早朝の強制排除まで、本当に時間がありませんが、代執行の
中止と山内裁判の控訴断念を求め、大阪市への働きかけをお願いし
たいと思います。

さいごに、このかん、裁判を支えてくださった方々、激励の手紙や
ハガキ、エールを送ってくださった方々に、心からの感謝を送りま
す。ありがとうございました!

<支援要請>

1.大阪市へ、山内さん裁判の控訴断念をもとめる要請を送ってく
ださい。
(控訴期限は27日より2週間以内です。このあいだが勝負です)

大阪市長 關 淳一(市長室秘書部秘書課宛)
TEL: 06-6208-7231 FAX: 06-6202-6950
〒530-8201 大阪市北区中之島1-3-20

市長室への意見フォーム
http://www.city.osaka.jp/shichoshitsu/iken/index.html

2.靱・大阪城の強制排除阻止行動

1月31日の早朝より、数百人の職員・ガードマン・警察を動員し
ての排除がおこなわれる見込みです。当日、両公園への結集を呼び
かけます。早朝より公園を完全にフェンスで囲い、密室にしてから
職員の大部隊がテントを襲い、一軒ずつ潰していく形になることが
予想されます。テント防衛に参加していただける方は、できれば前
夜(もしくは始発電車で)から現地に集まってください。
また当日、大阪市の行為をできるだけ多くの人々に監視していただ
きたいと思います。
朝に間に合わない方や、現場の攻防に参加できない方も、公園周囲
に集まっていただければと思います。

3.強制排除が開始されたら、大阪市の各部署に「排除を中止しろ!」
と抗議を集中してください。

大阪市長 關 淳一(市長室秘書部秘書課宛)
TEL: 06-6208-7231 FAX: 06-6202-6950
http://www.city.osaka.jp/shichoshitsu/iken/index.html

西部方面公園事務所
TEL: 06-6441-6748 FAX: 06-6441-6797

東部方面公園事務所
TEL: 06-6941-1144 FAX: 06-6943-6877

ゆとりとみどり振興局総務部管理課
TEL:06-6615-0643
http://www.city.osaka.jp/yutoritomidori/request/index.html

大阪市市民局
http://www.city.osaka.jp/shimin/opinion/01/index.html

世界バラ会議大阪大会実行委
http://www.worldrose-osaka2006.jp/jp/form/index.html
office@worldrose-osaka2006.jp
FAX: 06-6631-8741

第23回全国都市緑化おおさかフェア実行委員会事務局
TEL: 06-6920-5941 FAX: 06-6920-5971

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書記長!いいの? 投稿者:セクトNo7@前世がマル青同 投稿日: 1月27日(金)23時34分52秒

もしもし!書記長、いいんすか?ばらしても?
結構知らん人がいるのに、(実は私も)えー!と言っとく。

共同体ね?地方ではもう壊れているのに、まだあるように言われているのは?

まことさん
社民党が「やじろべえ」みたいになりながらも、共産党と自民党護憲派=加藤さんまでの干渉材になれれば、それはそれで存在した意義は歴史上あるわけですから期待したいのです。が

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MELTもナカナカ・・・ 投稿者:まっぺん 投稿日: 1月27日(金)21時04分22秒

著者の寺岡さんと、編集の江藤さんは二人ともMELTなんですが、この「共同体」志向は三里塚などにも見られます。実践の面ではMELTさんもがんばってるんじゃないかな。

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それこそ呉越同舟? 投稿者:イレギュラーず 投稿日: 1月27日(金)20時31分6秒

>アジア共同体の中
手元に、岩波新書の「東アジア共同体」という本があり、今読んでますが、萬晩報のような右派から諸左派まで、「海を隔てる」より「大陸との関わり重視」ということでは一見同じ展望のようですが、結構、この辺りは「かけはし」よりは「労力」の方がずっと分析しつつ実戦してきたように思います。

ちなみに
「北方領土の日」にちなんで、小樽、札幌の中高生が道東に住む旧島民や「北方領土」のロシア住民に取材した作品を作ったという記事をラジオで聞いた。そういえば、李恢成さんの一家はサハリンから「非合法」で北海道に渡ってきたが、親戚はカザフ含めてアジアに跨るという。それは、日本帝国主義によって強制されたのだが。

私達は、一体何者なのか…がとわれるなあ。

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本日はモーツアルトの誕生日\(^o^)/ 投稿者:まっぺん 投稿日: 1月27日(金)20時11分15秒

タイトルには何の関係もありませんが。(^◇^)

いま寺岡衛『戦後左翼はなぜ解体したのか』というのを読んでいます。なかなか面白い。その中で「改憲vs護憲」という単純な見方ではなくもっと違った分析の仕方をしていますね。

終戦後のアメリカの政策は日本から軍事力を取り上げて平和主義に固定しようとした。しかし47年頃から顕著となる冷戦にあたって日本をアメリカの軍事支配下に再度武装させようとした。言い換えると日本の「護憲派」と「改憲派」とはアメリカの「前期占領政策」と「後期占領政策」とをそれぞれ反映している、というのです。なるほどぉ〜。そういう見方もあるか。そして、後期占領政策路線たる再武装路線は戦争の生々しい記憶をもつ当時の平和勢力によって粉砕され、現在まで改憲は阻止されてきた。

もうひとつ印象に残った分析として、今後の日本にはどのような展望があるかについて。選択肢としてはふたつしかない、と寺岡氏は述べています。まず、これまでの護憲・平和路線は「海外へ侵略しない」という路線を海外との関わりを拒否する「国内平和主義」として表現する事で辛うじて維持してきたが、それは海外の民衆の運動との連帯の絆を結ぶ事ができず、彼らの闘いに応えるものとなってこなかった。その事が戦後革新運動を凋落させてきた。もうひとつ、鳩山によって構想された独立自衛の国民国家として進む展望は、今日の経済的国際情勢の中では消失してしまっている。戦後の国家は多かれ少なかれ「半国家」である。したがっては現在の冷戦後の世界においてはアメリカの軍事的政治的経済的路線の傘下に展望を求めるのか、またはアジア民衆の闘いに合流し、アジア共同体の中に合流していくのか、そのふたつの展望しかあり得ない。
http://www.doujidaisya.co.jp/

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政治力学では呉越同舟は当然だが 投稿者:三浦小太郎 投稿日: 1月26日(木)06時59分21秒

政治力学では呉越同舟はやむおえないでしょうが、改憲派も護憲派も、本当はもっと思想的な議論を重ねなくちゃいけないんですよね。自民党であれ私のような人間であれ、改憲を言うのならばその哲学をもっと語り、改憲派内部の違いもきちんと議論しないと。私たち国民の責任も大きいのですが、どうも戦後日本は「なし崩し護憲」(自民党も改憲を言うのが票に響きそうな時はいわないでひたすら経済成長路線と一国平和主義。一国平和主義を最も強く主張したのがある時期までの自民党です)から冷戦終了後の「なし崩し改憲」(まあやっぱり自衛隊は軍隊だから9条とは矛盾しますね、国際社会はまだまだ軍事でしか解決できない問題があるんですよねという、そんなことは1950年の朝鮮戦争勃発で分かってるだろうがといういまさら議論)という、どちらも時代に引きずられているだけかもしれません

改憲論ももっと緻密に、政治思想論として展開した保守が以前はかなりいたように思います。特にむしろ知識人界で左派・進歩派が強かった時の、保守派、右派の論客って今より遥かに緊張感に満ちた議論をしてます。その様な先達の本を読み直そうと思っています。

共産党、社民党連立については、むしろまことさんやこの板の左派の方々のほうが私より遥かに問題点を感じているでしょうから、外から今色々難癖をつけるのは止めておきます。

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共産党と社民党が「改憲阻止」で共闘 投稿者:まこと@休憩ちゅう 投稿日: 1月24日(火)12時05分9秒

少し前に新社会党との共闘を拒絶した共産党ですが、その共産党が社民党に「改憲阻止」での共闘を申し入れ、社民党側もこれを受け容れ、近く共産党の志位和夫委員長と社民党の福島瑞穂党首が会談を行い、近く正式合意する運びになるとのことです。

以下、1月24日付け「しんぶん赤旗」記事より。

 「日本共産党の市田忠義書記局長は二十三日、国会内で社会民主党の又市征治幹事長を訪ね、社会民主党の福島瑞穂党首にあてた、日本共産党・志位和夫委員長の申し入れ文書を手渡し、憲法問題での両党の共闘について、会談をおこなうことを申し入れました。

 市田書記局長が参院の社民党控室を訪ねると、又市幹事長は握手で迎えました。市田氏は、申し入れの趣旨を説明しました。これに対し、又市氏は「申し入れを歓迎します。両党間協議には賛成です。党首に伝え、党として検討して返答したい」とのべました。」

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-01-24/2006012401_02_0.html

報道によると志井委員長の側から社民党側に共闘を申し入れてきたとのこと。憲法問題での「社共共闘」という枠組が構築されること自体は大筋として歓迎されるべきことだと私も思っています。
ただ、

「社民党の福島党首は「共産党だけではなく、民主党内の護憲派や、自民、公明両党の改憲慎重派とも連携していく。昔の単純な『社共共闘』とは違う」としている。」(1/24「中国新聞」より一部引用)

http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2006012301003425_Politics.html

「又市氏は共闘について記者団に「私自身は賛成だ。ただ、両党だけで成果は難しい。(改憲阻止の)幅広い共闘の一環だ」と述べ、ほかの政治勢力にも同調を呼び掛けたい意向を示した。」(1/24「東京新聞」より一部引用)

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20060124/mng_____sei_____001.shtml

↑の記事にもあるように、社民党側は「民主党内の護憲派や、自民、公明両党の改憲慎重」も含む改憲阻止共闘を築きたいとの意向を持っているのに対して、この社民党の意向に対する共産党側の認識が今のところ見えていないのが少し気掛かりです。幅広の共闘関係となると共産党と新社会党との連携をどうするかという問題も浮上するでしょうしね。

こうした微妙な温度差が、折角の共闘気運に水を差すような結果に繋がらなければ良いのですが・・・。

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「文学と革命」 投稿者:三浦小太郎 投稿日: 1月24日(火)10時03分58秒

トロッキーでしたら、個人的には「文学と革命」(岩波文庫)をおすすめしますが、今絶版かな?私はトロッキーという人物にも思想にもほとんど共感できないのですが、この本だけはそういう人間にも興味深く読めました。ということは大変普遍性がある著作といえるでしょう。特にエセーニン論とブローク論は大変素晴らしい。

トロッキーの功績で誰も否定できないのは、モスクワ裁判に抗して、思想的には全く異なる学者、ジャーナリストと共に公正な委員会を結成、スターリンのでっち上げ「トロツキズム陰謀論」を否定したことでしょうね。それもイデオロギー闘争ではなく、モスクワ裁判の判決証拠を一つ一つ実証的に反論しつくした。これは中々できないことで、わたしも敬意を払わざるを得ません。

金敬得先生は、サハリンの韓国人帰還のためにも地道な努力をされておりました。先日サハリン問題で活動された方とお会いした時に、金先生の死を伝えましたら、しばらく呆然とされていました。まだ若いのに・・

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おーい!ゆうとさんやーい! 投稿者:セクトNo7@前世がマル青同 投稿日: 1月24日(火)09時09分50秒

>というか資本論すら読んでいないのですが・・・資本論も読んでいない状態で、まだトロツキーの著書を読むには早いでしょうか・

この板に資本論完全読破した馬鹿者がいるのか?あれは、カッコつけと枕代わりにするものであって、オメメを使う代物ではないと確信している。卒業論文書くわけじゃないんだったら、そんな系統づけて読むことないし、気分で読んでいけばいいんじゃないの。

それと、二次会・三次会と忙しく投稿するよりは、どちらかに腰を落ち着けてROM専じゃ無く投稿することをすすめます。投稿することで自分の考えの整理にはなるし、それなりに勉強にはなると思います。

三次会の私の書き込みでROM専の宣言が出たんじゃ、常連各位から私が「フクロ」にされかねませんよ。たぶん、若い人が参加するのを常連の「つわもの」の方々は、大変喜んでいると思います。だから、ROM専とかじゃなく質問なり意見を投稿すれば、この板の常連はやさしく答えてくれますよ。

三次会の彼の氏については、書記長=まっぺんさんのレスがついたんで書き込んだしだい、あなたが原因じゃないから気にしなさんな。
昔は、改憲派君が登場するとバトルの血の雨が降ったんだけれど、話だけは噛み合っていたように思います。ところが、彼の氏は?誰か噛み合った話をしたことあるっけかな?そんな人ですよ。

トロツキーについては「嫌いなんで」答えるすべがありません。こう言っておくと、読まなくてもいい口実になる。(大汗

久我山同志
友部さんのアルバム紹介ありがとうございます。「乾杯」はもう歌ってないのかと思ったら、93年のアルバムに入ってましたね。なんかあの時代の歌を歌うことすら「タブー」みたいな雰囲気で、そんなに時代が変わったのかと思っていたのですが安心しました。
そういや、しばらくなんも聞いていなかった。反省

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何が良いのだろう・・・ 投稿者:dk 投稿日: 1月24日(火)09時00分46秒

トロツキーの場合、『資本論』は読んでいなくても読めます(w
一般的に「経済に弱い」とトロツキーは評価されている<これは、事実かも知れないし、単に経済関係の著作が余り紹介さていないため、少ないというだけかもしれません>ので、問題ありません。
※トロツキーは別に経済に弱くは無く、単に向き不向きで、経済関係の執筆を余
※り好まなかったのだろうというだけだと思われますが。

手に入りやすいものとしては、やはり『裏切られた革命』でしょうか。
トロツキー著作集は薦められないですね。ちょっとマニアックで、日本では情況が良くわからない論文が多いです。

一応、入門書としては、マンデルの『現代マルクス主義入門――社会的不平等から階級社会へ』がありますが、手にはいるかなぁ・・・

フォービギナーズとドイッチャーを読まれているのなら、ドイッチャーとつきあわせながら(武力無き予言者段階では、ドイッチャーとトロツキーは路線が違うので、若干さっ引く必要があると思いますが)読んでいけば、どの著作でも問題ないかと思います。

あと、この掲示板は不勉強を批判されることはありません。
不勉強を居直り、めちゃくちゃなロジックを展開されると怒りを買います。(居直りが強調点です)

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すみません、ROMする前に一つだけ質問させてください(汗) 投稿者:ゆうと 投稿日: 1月24日(火)07時31分32秒

実はトロツキズムについて非常に興味があるのですが、
僕は「武力なき予言者・トロツキー」(アイザック・ドイッチャー)と、
現代書館の「トロツキー」しか読んだことがなく、歴史的なことばかりで
恥ずかしながら肝心のトロツキーの著書をまだ読んでいません(汗)
というか資本論すら読んでいないのですが・・・資本論も読んでいない状態で、
まだトロツキーの著書を読むには早いでしょうか・・・?もし、読んでも差し支え
ありませんでしたら、トロツキーの数多くの著書の中では、どれから読むのが
いいでしょうか・・・?掲示板をお目汚しさせてしまってすみません、もし
ご教授、ご助言いただければ嬉しいです。
(ちなみに、共産党にいずれ入ろうかなあと思ってたりもするのですが、
もしもトロツキーの著書を読んでいるだけで排除されたりしたら・・・あんまりよくない
政党ってことでしょうか。。。)

http://www.geocities.jp/utopian20c/

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まっぺんさん、ありがとうございますー 投稿者:ゆうと 投稿日: 1月24日(火)03時56分19秒   引用

>まっぺんさん
 まっぺんさん、ありがとうございますー、僕は不勉強すぎるので、お恥ずかしいです。。
まっぺんさんの解説くださっているのを読んでみて、勉強してみますね。
ちょっとそれまでは発言するのに幼稚すぎるかと思いますので、ちゃんと勉強が
終わるまでROMだけさせていただきますね、ご配慮ありがとうございますー(^^)

http://www.geocities.jp/utopian20c/

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「アメリカは生きることの職人さ。あんた一人にかまっちゃいられなかったのさ」♪(友部正人) 投稿者:久我山村民@ほろ酔 投稿日: 1月24日(火)01時05分14秒

「会社が沈む前に、抜け出したい。みんな自分と同じように、『どこかの企業が、部署ごと買い取ってくれないだろうか』と考えているはずだ」

 広島6区の人の心を読めなかったピエロがパクられた晩も、ヤンキーハゲタカは、日本
のどこかで金と人と資源をを漁っていく・・

 標題は→http://www5a.biglobe.ne.jp/~hanao/001-tomobe/catalog.html
     の「TM3」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060123-00000114-yom-soci

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