四トロ同窓会三次会 2002年4月1日〜17日

書き込み自由です。二次会に飽きた方はどうぞこちらへ\(^o^)
----------------------------------------------------------------------------
「アナキズム」の断片的感想文 投稿者:まっぴょん  投稿日: 4月17日(水)20時52分52秒

noizさんのところに投稿しようと思ったけど「こうじちゅう」みたいです。

ホントは「トロツキー研究」No.37を読み終えてから読もうと思ってたけど、ぱらぱらとめくって面白そうだったので、読み始めてしまいました。まだところどころ読んだだけなので非常に断片的ですが、ちょっと感想を書いておきます。(書評というほどでもないので「感想文」^^;;)

まず、装丁がシンプルな割に、実はさりげに凝っている。表紙の紙…これ「羊皮紙」という名前のけっこう高い紙でしょ? 普通、こういう政治的雑誌には使わないよ。ほのかに茶色っぽい表紙に黒・茶色の2色でデザインしてあって、うら表紙、目次、奥付、英文の奥付など、非常にセンスがいいです。いいなぁ〜。こういうところについ目がいっちゃうのは「職業病」か? また、手にとってページをめくってみてうれしくなりました。よく使われる上質紙のような「真っ白しろ」で無愛想な硬さの紙ではなく、ほのかにクリーム色で目を疲れさせません。また手ざわりがやわらかくて読むひとに安らぎを与えます。「クリキン」か?ページ立ても読みやすくなっていて、見出しなどもちっとも「デザイン」を相手に押しつけることなく、さりげなく趣味の良さを感じさせてくれます。「本のコレクター」なら本の内容にかかわらず持っているべき一冊です。(^^)

…と、ヘンなところから評論を始めてしまいましたが、まだ断片的にボブ・ブラックとnoizさんのACA運動を読んだだけです。「アナーキー・アフター・レフティズム」にちょこっと共感したところがあるので紹介します。ボブ・ブラック氏の主張ははっきりいって「ボリシェビキ」系の思想に属するまっぺんには受け入れがたいものです。しかし、「ぜ〜んぜんだめ!お話にならない」と切ってすてるのは簡単ですが、ただ、この10年ほどの間におそらく彼が感じたであろう「世界的な価値観の変化」に対して別な側面から同意できるものがあったので書いて見ます。ブラック氏は以下のように言っています。(以下引用)

 マルクス主義は、ユーロ・コミュニズムが崩壊した頃にはすでに破産していた。イデオロギーとしてのマルクス主義は、現在、大学キャンパス内のほとんど大学教授界隈での現象にすぎない。そしてそれらの固執者の大部分は、フェミニズムと民族的ナショナリズムに寄生している。マルクス主義の国家制としての残存は、東洋的専制国家(西洋の型としては考えられないそれ)を数えるだけになった。70年もの間通用してきたアナキストの「抗弁」は、突如として調子外れのものになってしまったのだ。(引用ここまで)

この文章がいうように「マルクス主義が破産した」などとは私はぜんぜん思っていません。しかし、この文章の「マルクス主義」を「スターリン主義」に、「アナキスト」を「トロツキスト」に置き換えると、かなり通用しそうな気がします。世界の「公式マルクス主義」の地位を独占してきたスターリン主義が、その「現実的根拠」たるソ連の崩壊とともに、各国で民族主義的な分断と衰退にむかっている中で、「ほんとうの共産主義はオレたちなんだぁ〜」と、異議申し立てを続けてきたトロツキストにとって、もはやそういう対抗的なスタンスでの宣伝・主張は意味を失った、といえると思います。もちろんトロツキストばかりじゃなく、「スターリン主義に対抗する」運動としての「ニューレフト」運動はスターリン主義の崩壊とともに意味がなくなり、自らの思想・運動の再検討、そして今後のあたらしい戦略がとわれているのだな? という意味で、新しい運動が模索されなければならない。

そういえば、第四インターの第15回世界大会がちっとも開かれませんが、本来5年ごとに開催されると規約できまっているのに、95年の第14回大会から7年目になるのにまだ開かれない。これも、この「まったく新しい世界」のはじまりに対しての対応をめぐって戦略的結論が出せないからなのかもしれません。アタックやポルトアレグレなどへの影響力によって現実の運動にそれなりの関わりをもっているにもかかわらず第四インターがこのような状況であるのは、われわれが経験してきた20世紀までの「党派指導による労働者の闘争の時代」から、階級史観を否定するのではないけど「市民を巻き込んだ民衆の時代」へと運動のスタイルがかわっていることにも関係しているのかもしれません。現在はまだ「階級的自覚のない階級闘争」の発展というべきなのでしょうか?

とゆーことで、まとまりがつきませんが、また気が向いたら感想かきます。noizさんの論文、非常によくまとまっていて資料も豊富です。\(^o^)/

----------------------------------------------------------------------------
発行者ではありませんが… 投稿者:黒パン  投稿日: 4月17日(水)17時33分21秒

 ≪「有事法制」に反対しましょう≫リーフが出来ていますね。
ゴルフ棒でショットするブッシュは鬼気迫る。
 
 今日は地元でも有事法制反対のミニ集会。どちらに行くか迷う。

----------------------------------------------------------------------------
パレスチナ支援のための提案 投稿者:まっぴょん  投稿日: 4月13日(土)10時09分36秒

イスラエル軍が侵攻したヨルダン川西岸の都市ラマラで、パレスチナ文化の発展や子どもたちの教育活動を行ってきたカルキ・サカキニ・カルチャーセンターのアディラ・ライディ所長からの報告の中から、具体的な支援要請の部分を「かけはし」から転載します。
*********

以下は九つの控えめな、あるいは理想論的な提案と要請です。

1、これは長期にわたる包囲攻撃です。どうか私たちの声が聞き届けられ、継続的に行動が取られるよう圧力をかけつづけてください。

2、センターの管理・財政担当のマナル・イッサさんがまわりの子どもたち十人から、包囲下での生活についての証言と、図画を集めました。この証言(アラビア語)は彼女から直接に入手することができます(issamanal@yahoo.com に連絡してください)。私は明日、これを英語に翻訳して配布します。このメールを直接または転送によって受け取った方は、ぜひこの証言を入手して、できる限り広く知らせてください。

3、国際社会と政府に対して、私たちへの包囲攻撃を止めさせるために圧力をかけるよう要請してください。米国の大統領・副大統領に毎日数万通のメールを送ることが必要です。宛先は president@whitehouse.gov(ブッシュ大統領)とvice.president@whitehouse.gov (副大統領)です。

4、それができない場合は、米国の大手メディアに、この包囲攻撃について投書してください。

5、毎日、イスラエル大使館前でデモを行うことが必要です。

6、アラブのアーチストから欧米のアーチストへ、政府に包囲攻撃の中止を求めるためのコンサート、デモ、よびかけを要請することが必要です。

7、欧米のアーチストが、私たちへの包囲攻撃の中止を呼びかけるイベントに参加することが必要です。

8、報道・出版関係の仕事をしている方は、毎日または毎週のニュースの中に、この包囲攻撃についてのニュース、弾圧と包囲攻撃に関する証言、子どもたちの証言、病院の状況の報告のための欄を続けてください。

9、医療の悲惨な状況は、ラマラー病院に電話をして、院長のアタリ博士か、同病院に常駐している保健副大臣のムンテル・シャリフ博士と話すことで、つぶさにおわかりになるでしょう(972 2 2 298 2220)。

10、あなた方から、行動の提案を送ってください。あなた方の行動をより効果的なものにするために私たちにできることがあれば知らせてください。マハラク・クラブ、バーレーンTV、ドバイの Nadwat alThaqafa がすでに私たちから取材してくれました。感謝します。すべてのみなさんに感謝します。みなさんからのメッセージを待っています。アディラ・ライディ

http://www.jrcl.net/web/frame0415k.html

----------------------------------------------------------------------------
鬼薔薇さま> 投稿者:臨夏  投稿日: 4月 7日(日)20時19分39秒

こんばんは(^^)、
わたしは至極元気にやっております。
呼び掛へのお答え、ご苦労様でした。

わたしも最近、レーニンに興味が湧いてきたとこなので、
大変参考になりました。
とりあえず、いま読んでるトロ翁自伝を読み終えます。
つぎは、わたしはやはりトロ好き(笑)なので、
トロツキー著のレーニン伝を読んでみたいです。

石堂清倫先生の『わが異端の昭和史』上下、平凡社ライブラリー、
も、ものすごく面白いです。

----------------------------------------------------------------------------
「民主主義」について・7:見失われた「階級」(2) 投稿者:鬼薔薇  投稿日: 4月 7日(日)02時09分38秒

 社会にある「差別」を否とし、その不当性を「告発」するだけなら、市民(ブルジョア)的「平等」観念や正義感をもってしてもできることで、特に「マルクス主義」や左翼思想を必要とはいたしません。ただしその場合、差別のよってきたるゆえんを解き明かすことむつかしく、「理由なき差別」という非科学的な把え方に避けがたく陥ってまいります。
 
 マルクス主義の観点からすれば、諸「差別」は市民社会の産物にほかなりません。「民主的」政体をなす政治国家は諸「被差別」集団のあいだの政治均衡をはかり、「同化」による差別解消の展望を示そうといたします(例:同対法)。けれども国家―市民社会関係が安定を失い再編成を不可避とするとき、この均衡関係は破れて「差別」が社会の表層に噴出いたします。60年代後半の日本社会はまさしくそのような歴史局面にございました。「沖縄返還」は、戦後日本の<国家・市民社会>ブロック全体を総括する国民国家の枠組みの外的形態が変わる動きとして、時代状況の焦点をなしたのでございます。

 このとき左翼政治思想が必要としたのは、さまざまな「差別」現象を戦後的な国家―市民社会均衡関係の動揺と再編の総過程のうちに捉え返し、それら諸「差別」の社会的な根拠を階級関係の内に明らかにしてそこを撃つ視点、言葉の真の意味での「階級的視点」でございました。逆に、この視点を欠くなら諸「差別」問題は、実体論的「労資対立」に切り縮められた「階級対立」の視点から「非/没階級的」なものと低位に位置付けられるか、あるいは前近代的遺制としてブルジョア民主主義的に解決しうる/すべきものとされるか、いずれも実践的には視野の外に置かれるほかなくなりましょう。粗く言うなら、革マル派は前者を、共産党・民青は後者を、それぞれ代表したと申せましょう。

 これらに対して新左翼諸派は、眼前に噴出する「差別」問題に個々の「差別現象」のレベルで対応しようといたしました。ふたつ理由があったかと存じます。ひとつは、それらが時代状況を反映した現実の課題であるとの正当な直観、もうひとつは、階級的な「敵」を見失ったなかでの何らかの「闘争課題」の希求。前者の含む積極的モメントを階級的視点へ高めるだけの理論的・思想的営みを欠いた結果、差別問題への取り組みは「差別告発」の過激化へ進むほかなくなりました。それはマルクス主義の稀薄化であり、過激市民主義へと方向付けられていくことになります。
 
 この時期の新左翼「差別」論の大きな特徴は、「ユダヤ人」問題の完全な欠落でございました。「ユダヤ人」差別が社会差別の最たるもの、かつ世界大の問題であること、「知識」としては広く普及しておりました。また、若きマルクスの出発点に「ユダヤ人問題」があったことも、ロシア革命ではレーニンが「ユダヤ人ブンド」へのあくなき批判を書きつけていたことも、左翼にとって初歩的知識に属します。折りしもパレスチナ革命が武装闘争をもって「シオニズム」の現実(差別されたる者が恐るべき差別者・抑圧者に転化する現実)を全世界に伝えており、日本からは赤軍派がそこへコマンドを送り出しました。そのユダヤ人問題をマルクス主義の立場から解明しようとしたアブラム・レオンの遺作も、親トロツキーの湯浅赳夫さん他により訳出・紹介されておりました。
 これだけの条件が揃っていながらなお、70年代新左翼はその「差別」問題の取り組みのなかで「ユダヤ人」問題をまったく視野の外に置き、「差別」のマルクス主義的解明を棚上げして、個々の反差別運動の“過激化”に終始したのでございました。この新左翼の政治思想は、マルクス主義の水割りからジャコバン的急進市民主義「永久革命」論への後退として特徴付けられようかと存じます。各派にみられた「軍事主義」はその帰結と申せましょう。

 この差別告発の過激化と「内ゲバ」とは、時期的に並行していただけでなく、心理機制の面でもある対応関係がございました。それは先に(1)で指摘しましたように、「内なる差別」という言葉が示す自閉的=自虐的心理機制にほかなりません。「差別」がもっぱら「差別“意識”」の問題とされたのはその結果でございましょう。現実の差別の根拠を市民社会のうちに(言い換えれば資本制の社会編成そのもののうちに)見出すことができず、単純に「政治」レベルの問題として捉えてしまいたがる思考の結果でもあったのではないでしょうか。

----------------------------------------------------------------------------
パレスチナの血叫びのなかで 投稿者:鬼薔薇  投稿日: 4月 6日(土)18時58分26秒

>臨夏さま お元気でいらっしゃいますか?

>たしか鬼薔薇さまがレーニン好きやったはずなので、
>鬼薔薇さまのコメントも欲しいところですね。

 ご指名ですので2次会のほうへ少し書かせていただきました。

----
 
 このところ年度替わりでひどく多忙なのに加え、パレスチナ情勢がすさまじいことになっていて、ほとんどそちらに注意と関心をとられております。「民主主義」シリーズも、書きかけのファイルをHDに置いたままでございます。
 
 「国際的な反テロ戦争の一環」とうそぶくシャロンの行動は、2次会でご紹介のあったノーム・チョムスキー『9.11』の予言そのものですね。わたし、ネット上で「実践」的な発言をするつもりはなかったのですけど、それにしてもあまりな状況。
 
  殺人鬼シャロンに死を!
  シオニスト・イスラエル解体!
  パレスチナ解放革命勝利!!
  
と叫ばずにはおれません。

 こうしている間にも、パレスチナでは殺戮が続いております。

----------------------------------------------------------------------------
瑞希さま> 投稿者:臨夏  投稿日: 4月 6日(土)02時27分46秒

中沢新一『はじまりのレーニン』は読みましたか?

なんか、2次会で、アンチレーニンみたいな感じがおこってますが、それはよしとして、
たしか鬼薔薇さまがレーニン好きやったはずなので、
鬼薔薇さまのコメントも欲しいところですね。

//
なんでこっちに書いたかというと、わたしの機械からは、2次会には投稿できないからです。
まっぺんさんを毎回わずらわすのもどうかと思い、こっちに書いてみました。
他意はないです。あしからずご了承願います。

----------------------------------------------------------------------------
瑞希さんへ 投稿者:黒目  投稿日: 4月 5日(金)15時15分32秒

2次会の方でいきなり収集つかなくなっていますが、
学校のどういう授業のレポートか、とか、先生の使ってるテキストとか著書とかをあげてもらうと、もうちょっと役に立つ話が出きるのではないかと思いますが。
その先生の趣味にあうようなレポートでなければ、塩梅悪いのではないでせふか。

----------------------------------------------------------------------------
レーーーーーニン!! 投稿者:瑞希  投稿日: 4月 5日(金)06時38分06秒

始めまして。瑞希といいます。
学校でレーニンについてレポートを書かないといけないんですが、とにか
く、レーニンさんの事ならなんでも!教えていただけませんか?
とにかく情報が少ないんです。
ヨロシクお願いします。

----------------------------------------------------------------------------