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共産趣味ってなあに?
赤色土竜新聞第2号 2000.1.1

共産趣味の世界へようこそ!

君は知るだろうか、
ぼくらが血と炎の「赤い世界」からやってきた事を?
ぼくらのたたかいが激しい緊張と変化に満ちていたことを?
そして情熱と希望に燃えた時間の連続であったことを?

ぼくらは、ひとりひとりが怒れる火の玉となって
職場から、学園から、街頭から、権力に立ち向かっていった
鉛色に光るジュラルミンの壁にむかって
みずからを一個の弾丸と化して、突進していった

ぼくらは皆それぞれ、思い思いの集団に身を投じ
そしてそれぞれの集団が、おおきな赤い隊列を築いていった
たたかう軍団のゆくところ、権力機動隊はなぎ倒され、
警察車両は火だるまとなった

ぼくらは何万人もの隊列をもって国会を包囲し突入した
裁判所を占拠し、不当な差別判決に抗議した
道路にすわりこみ、戦場へむかう戦車を阻止した
空港に突入し、管制塔をめちゃくちゃにした

世界中の青年が、ぼくらとともにあった
外国では労働者がゼネストに決起し、農民は企業を告発した
侵略戦争に荷担する世界中の基地は赤旗で包囲され
侵略国家の大使館が次々と占拠された

かつてともに隊列の中にあった諸君、現実世界に絶望するな
われらが仮想空間において君たちのたたかいは続いている
そこでは、ぼくらは今も君たちとともに
世界の変革のためのたたかいを続けている

そしてまだ見ぬ若き友よ! そのほとばしる情熱を胸に
冒険を求める革命の戦士たちよ
われらが世界へ来たれ! 世界はきみたちのものである
共産趣味世界は、きみたちを待っている


■「共産主義」で遊ぼう

 「共産趣味世界」へようこそ。
 ここは電脳「左翼空間」であり仮想「革命空間」です。ここには「共産趣味」を持つ多くの人々が出没します。「共産趣味ってなんだろう?」「共産主義とは違うの?」との疑問を持つ方も多いと思います。まずおことわりしておかなければならないのは、ここはあくまでも「趣味」の空間だということです。ですからここに参加される方は必ずしも共産主義を信じている人ばかりとは限らないことをご承知おきください。
 「共産趣味」を理解していただくには「ミリタリー趣味」を想像していただくと分かりやすいかもしれません。「戦艦大和」「零戦」「F15」などのプラモデルやナチス・ドイツの戦闘服などのファッションを趣味とする人はたくさんいます。でもそれらの人々は必ずしもナチス思想や軍国主義思想の持ち主とはかぎりません。ただそれらのおもちゃで遊んでいるだけという人も多いことでしょう。
 同じように「共産趣味」も「共産主義」に関わる思想や運動、ファッションを趣味とする人たちの世界なのです。ひとくちに「共産主義」といっても、その思想・実践はひとつではなくいろいろあります。マルクスからはじまってエンゲルス、カウツキー、レーニン、トロツキー、ローザ・ルクセンブルグ、スターリン、ジョルジュ・ルカーチ、グラムシ、毛沢東、金日成、ゲバラ、カストロ、ホーチミンその他たくさんの思想家、革命家によってそれぞれの国で実践された様々な共産主義があります。また今日では主流派となったマルクス以外の「共産主義」思想もあります。たとえばプルードンやバクーニンなどの「無政府主義思想」(アナーキズム又は「絶対自由共産主義」とも呼ばれる)も広義には「共産主義」といってもいいでしょう。ここに来る人々は、まじめな人も「ふぁにい」な人も「共産主義」で遊んでいます。さあ、いっしょに「共産主義」であそびましょう。

■「共産趣味」は混沌世界

 「共産趣味」の世界は非常に広く、混沌としています。この世界には多くの趣味者が参加し、思い思いのホームページをひらき、あるいはそこに参加し、お互いに交流しています。でも「これは共産趣味でこれは共産趣味じゃない」というような、はっきり区別できる基準はありません。各趣味者によっても基準は違っているのです。だから「共産趣味世界」へのかかわり方も、人によってたいへんちがいます。それぞれのホームページでの交流基準もたいへんちがっています。この事は充分に注意しないといけません。
 あるサイトでは、「共産主義思想」や「活動・運動」について「議論」を禁止し、お互いに「情報の交換」だけに限定しています。また、別のサイトでは特定の「思想的基準」を設定し、それに反するような書き込みはできません。またあるサイトはどんな思想・立場の人も受け入れ、議論を奨励します。「共産趣味者世界」とは、それぞれのサイト管理者が思い思いの基準でサイトを作り、そこにいろいろな人が参加し情報交換や議論などをおこなっている世界なのです。

■「革命的警戒心」を!

 ひとくちに「趣味者」といっても「活動歴」を基準にすると、みっつに分ける事ができるでしょう。つまり
(1)今も活動している現役の活動家
(2)かつて活動家だったが今は引退している人
(3)まったく活動経験の無い人・・・という風に。
 また思想的に分類すれば
(A)特定の思想・運動の宣伝や活動のよびかけ
(B)共産主義思想に好意的であり、話題を楽しむ
(C)思想や運動の欠点や奇妙さ・おかしさを楽しむ
・・・となるでしょう。
 つまり、現役の活動家も一部「趣味者世界」にいるのです。
 「共産趣味」世界では他の趣味世界とちがって注意しなくてはならないことがあります。それは私たちが趣味の対象としている「共産主義」の思想・運動は決して「過ぎ去ったむかし」のことばかりではなく、現在も進行中であり、数のうえではかつてのように多くはないけれど、現役のさまざまな党派の活動家が今も存在し活動している内容を対象にしている、という事です。そればかりでなく、現役またはそれに近い立場の人々も「趣味者」のサイトに出入りし、お互いに交流しています。したがって、それらの運動に敵意を抱いている「国家権力」=警察・公安はわれわれ「共産趣味者」に対しても「共産主義者のように危険なもの」と考えています。だから、党派や団体を話題にする時にも、その党派や団体を何らかの危険に陥れるような書き込みを不用意におこなうことはやめてください。
 たとえば党派の人でないと分からないような「特殊な情報」をたまたま知っても、それをネット上で公開するような行為は絶対にやめてください。それには二重の危険があります。第一には警察によってマークされる事です。盗聴などによって身辺を探られ、場合によってはつまらない理由で逮捕され協力を強要されることになるかもしれません。第二には、情報を流された党派があなたを探しだして脅迫する場合です。党派に不利になる行為は「党派への敵対」とみなされるので、危険も予想されます。ですから「特殊情報」の扱いには気をつけてください。また、それはあなただけではなく、周囲の人たちも危険にさらす事である事を充分に考慮してください。
 また、インターネットはだれでも匿名のまま自由に書き込みができる利点がありますが、それだけにネット上の交流ではマナーが大切です。ネット上でのマナーの多くは現実世界でも通用しているものですから常識的に判断できるでしょう。また掲示板やホームページの管理者が決めたルールは絶対です。かならず守りましょう。ルールを守って、安全で楽しく快適な「共産しゅみライフ」を満喫しましょう。

■「共産主義」を学ぼう

 この世界には社会思想にかんするあらゆる立場、あらゆる考えの人たちがやってきて交流しています。だからそれらの思想や運動について、優れた点も欠点も、あらゆる角度から考察され主張されています。だから「共産主義を遊ぼう」という人ばかりでなく、真面目に観察・研究し考えていくうえでも多いに役に立つホームページがたくさん集まっています。「共産趣味世界」は「共産主義」を学ぶための入口でもあるのです。まじめに「共産主義を勉強したい」と思う諸君! まず各サイトを眺めてください。きっと諸君の学習に役立つものを得られるでしょう。

●参考:
赤色土竜党リンク集

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でも結集してもなんにもないけど