反論8 それは井上氏の意見だろうか? まっぺん

 戸田さんは、石原への抗議メール呼びかけについての井上氏の論評にも不満があるようである。戸田さんは、ここでも、井上氏を勝手に「抗議メール呼びかけ反対派」として描き出す。しかも

>これでは「運動圏」の中に潜んだ悪質な「裏切り投降主義分子」でしかないではないか!

とまで井上氏を歪めて攻撃するのである。しかし井上氏の文章をよく読めば、若竹さんの提案に対して「スパムとして非難される事が多い」という声とともに「メールを送った方がいい」という事実も紹介しているのであって、彼自身が「どちらがいいか」を決断しているのではない事がわかるはずである。もちろん、「多い」という言葉は留意するべきだろう。しかし、これを「旧来の文化と新しい文化の衝突」とまとめているのはなぜなのか、戸田さんはわからないのだろうか? 「旧来の運動=電話・ファックス、新しい運動=メール」などという薄っぺらい解釈しかできない頭の悪さではどうしようもない。「新しい世代がどう考えているのか」意見をもっと聞け、と言っているのではないのか?
 戸田さんは到底、こうした理解に到達できない。一方的に自分の意見を書きなぐり、「オレ様の意見に異論があるヤツは裏切り投降分子だ」などと決めつける。独裁者の態度である。戸田さんは関生や小西さんが否定する「民主的中央集権」を肯定するつもりなのか! 反対意見を「ファシスト」「裏切り分子」などと決めつけるのは新左翼時代の悪しき風習である。そんな「旧世代」の感性がまだ通用すると思っているのか!
 またこれは「戦術」の問題である。戦術には様々あり、どの戦術がいいかは冷静に考えてゆく必要がある。ところが戸田さんは、「戦術的異論を持つものは裏切り投降分子」とまで相手を罵倒する。尋常な神経の持ち主とは思えない。なお、その戦術の面についてであるが、参考までに当時の戸田さんの掲示板に書かれた意見を引用しておこう。これについて賛同すべきかどうかは私には判断できない。具体的状況を把握していないからである。しかしこんな事を書く「まちだとおる」氏も、戸田さんから見たら「裏切り投降分子」という事になるのだろうか? 相手を罵倒する前に、多くの意見にも広く耳を傾けてみるのが市民の立場にたった公僕のするべき事ではないのだろうか。結論をだすのはそれからでもいいはずである。
http://www.hige-toda.com/bbs1/tmp/00/keijiban4.htm
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支持するからこそあえて問いたい!
まちだ とおる 投稿日:2000年4月18日<火>01時09分

 はじめまして、若竹さんの主張に賛成する一人ですが、今回の件に関して起こしているアクションに対して、疑問に思っていることを述べさせていただきます。
 まず、自身の主張をネットで展開することは良いとして、みんなで抗議の電話や、FAXを呼びかけるとは一体どういう了見なのでしょうか。そのために対応せざるを得ない都の職員も当然、そのための業務に追われるし、予定外の業務ということで追加のコストが当然のように発生するわけです。
 都の財政再建が叫ばれている今日、若竹議員の行動は、知事の発言の是非を考慮せずとも、疑問符を付けざるを得ません。皆が石原発言に怒っているという意思表示をしたいのならば、若竹議員自身が各地を回って署名を集めたり、あるいは若竹議員がネット上で署名を集めて、都庁に持ちこめば済む話ではないのですか。
 抗議の電話で、都職員に精神的に圧力をかけるやり方など、全く前近代的で、若竹議員の人間としてこれまで築き上げた品性や、知能レベルを問われてもしかたがないのではないでしょうか。

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