お答え申し上げます まっぺん - 07/1/16(火) 13:14

今回のやりとりについて簡単にご説明申し上げます。なお、これは今後も展開する予定の戸田さんへの私の批判の「輪郭」「論点」をスケッチするものでもあります。「何が論点か」がやはり最大の重要事であると思います。いまは忙しいので直ぐにはかけませんが、いずれ戸田さんには「自分がした事の責任」をきっちりととっていただくつもりですから。

(1)『サイバーアクション』井上はるお氏文章への6年越しの反論

正月早々、戸田さんは社会批評社『サイバーアクション』への賛辞とは別に、その「補章」部分を書いた井上はるお氏への膨大な批判を始めました。井上氏が書いた「補章」の論点は、小金井市議の若竹りょうこさんのネット上でのやりとりとその顛末、そしてそれに若竹さんを支援する立場から介入した門真市議の戸田さんの対応に対する批評です。それに対して戸田さんは正月2日から六日間も書けて長大な反論を書き上げたのでした。『サイバーアクション』出版から6年もたった今ごろに。なぜ? 最初は私にもこの理由がわかりませんでした。

(2)まっぺんと戸田さんの「激情度」の比較

井上氏の文章は両議員のネット対応のまずさへの冷静な批判のように私には見えます。その検証は項を改めるとしましょう。しかし、批判を受けた戸田さんは井上氏に「悪意がある」と判断しています。またほとんど井上氏非難のためだけで31項目も建て、それだけでは足りず、新たに11項目もかけて詳細で執拗な反論を書いています。合計42項目。その戸田さんは私に「激情まっぺんさん」と仰るのですが、私の反論はわずか9項目、そのうち戸田さんに答えたのは7項目です。私を「激情」とおっしゃるなら一週間も時間をかけて42項目も書いた戸田さんは「私の6倍も激情的」という事になるのではないでしょうか。

(3)第一の論点・お互いに「真の論点は宮崎問題である」と思っている

読めば分かるように『サイバーアクション』は宮崎問題を扱ってはいません。しかし戸田さんは、井上氏が社会批評社の『きつね目のスパイ宮崎学』にも書いていることに触れ、スレッドを改めて書いた32項目目には「ウソ書き『補章』のナゾが解けた!」として宮崎問題と関係があるという「推理」を持ち出しています。つまり『サイバーアクション』「補章」は宮崎支持派の戸田の信用失墜を「不純な政治的目的」としたのだというわけです。そこで私は戸田さんに「6年もたった今ごろこんなに騒いでいるのは、逆に戸田さんが宮崎復活を目論んでいるのではないか」と疑ったのです。つまり「真の論点は宮崎問題である」事については戸田さんと私は共通していると言っていいでしょう。

(4)第二の論点・「補章」だけに限定された問題なのか

第二の論点は、この問題が「補章」だけの問題なのか、それとも『サイバーアクション』の全体にかかわる問題なのか、という事です。私が「戸田さんは『サイバーアクション』全体の謀略だと非難している」と申しましたら、戸田さんは「誤読である。自分は補章を書いた井上だけを批判している。まっぺんの批判はデマである」と回答してきました。そうでしょうか? それがデマではない事は、私は証拠をあげ、戸田さんご自身の言葉を証拠として証明しています。すでに書いてあるので読んでください。

(5)第三の論点・井上氏の戸田さんへの批判はウソなのか

戸田さんがまず烈火の如く怒り、ここに長文をぶちまけた最初の理由は「井上氏の文章がウソである」という事からです。もちろん、それがウソかどうかが、そのあとの「井上は宮崎・戸田潰しの陰謀のためにこの文章を書いた」という戸田さんの「推理」の行方を占う材料のひとつでもあります。さて戸田さんは井上氏のいろいろな言葉にいちいちこまかく噛みついていますが、戸田さんのネット対応が結果としてどうだったかの評価は、戸田さんの主観的な「成果」表明では判断する事はできません。それは内ゲバ党派がお互いにダメージを受けながら「勝った勝った」というようなものです。ですからむしろ「結果への評価」よりも、戸田さんのネット上の対応が具体的にどのような問題点を持っているか、それについての井上氏の判断が正しいのかに焦点をあてて論評していきたいと思います。

(6)第四の、そして最大の論点・では「宮崎問題」とは何なのか

宮崎問題は、最近ではあまり問題になっていなかったので、それは横において戸田さんとの共闘も可能だったのですが、戸田さんが、現在われわれの周辺では話題にもなっていなかった問題をあえて持ち出し、「ケンカ」を売って来たからには、無視しておくわけにはいきません。宮崎はいまでも市民運動にとって非常に危険な存在であると私は認識しています。この点について戸田さんとの間に妥協点はないでしょう。さて、以上の四つの論点のうち第一の論点は互いに「合意している」ので、その他の三つの論点にそって今後展開されていく事になるでしょう。これで終わりにはしませんから。