戸田−まっぺん論争で、いったい何が獲得されたのか? 黒目 07/2/7(水) 20:41

議論の軸足を、宮崎スパイ問題におくつもりでしたが、議論そのものがこのような奇怪な展開を遂げた今、この議論の展開の仕方そのものに言及しないわけにもいきますまい。
私は戸田さんが7年前に行った、革命的な至高のネットウヨ退治とやらを目撃しておりませんが、今回の正月から始まった展開は、たまたま4トロ二次会を見ておりましたので、最初から見ることができました。
最も大きな謎についてから、考えたいと思います。
この議論を始めるにあたって、「戸田さんの獲得目標はなんだったのか?」ということです。いや、それは正確ではありませんね。戸田さんに獲得目標があったと仮定すると、それはどのように達成されたのか、あるいは達成される予定だったのか?という事です。
私が見るに、現在のこの状況は、戸田さんの一方的敗走であるわけです。当然ですね。
誰かに議論を吹っかけた場合、当然、反論されるのであり、その反論に反論できなければ、その時点で負けは確定です。
しかしまた奇妙なことに、この一方的敗北は、戸田さんがわざわざそういう方向へと持っていった結果である。
ここで疑問なのは、「戸田さんはいったいなにがやりたかったのか?」ということです。
いい年をした、責任のある立場にある政治家が、思いつきで論争ごっこをやってみるなどということは原理的にありえないわけであって、そうであれば、なぜこのような奇妙な「論争ごっこ」にしかみえない議論をおはじめになったのか、その謎を解き明かしていただきたいと思います。

ああ、もちろんこれは、戸田さんの「サイバーアクションについてのお考え」をもう一度書けといっているのではありませんよ。
途中で投げ出すような(あるいはそのようにしか見えないような)、負けが最初から見えているようなことを、なぜおやりになったのか?
ということを私は問うています。

私がこのようなことを質問するのは、この一連の展開が、「政治的不信感を醸成すること」としての役割を大きく果たしているということが、大変に気になるからです。かつ、この展開の政治的意味がさっぱりわからないからです。
奇妙な現象は解明しておく必要があると考えているのです。